劇場公開日 2025年4月25日

「意外性はあるが評価は分かれるか」#真相をお話しします yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5意外性はあるが評価は分かれるか

2025年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年116本目(合計1,657本目/今月(2025年5月度)1本目)。

 最近、図書館でミステリー小説を読むのが趣味にシフトして映画の本数が少ないですね。ただこちらはミステリーものかな?

 大きな意味では「真相をお話します」ですが、その「真相をお話します」と一見して無関係な話題が2~3個と、そこから繋がっていく映画のタイトルにある「真相をお話します」につながっていく展開が意外によかったな、といったところです。また、2025年の色々な文化を反映して、いわゆるYoutuberの「投げ銭システム」といったことも扱われてよかったな、といったところです。

 ここでは意外性の良さを評価する意見と、意外性はあってもつながりがないということで中程度の評価とが混ざっているところですが、個人的には良かったな、というところです。いわゆる「真犯人」的なものは最後まで見ないとなかなか当てられないし(何度も見ているのはもちろん除外)、意外性があってよかったです。

 なお、途中「ルージュちゃん」ともう一人強烈なお名前の男性の方(忘れた…)が出て、いわゆる「キラキラネーム」の話も出ますが、現在(2025年)ではこれらの名前は改名が認められやすくなっていますし(かつ、5月25日ごろから戸籍にふりがなを振る制度が始まるので、いわゆるキラキラネームは家裁も改名を認めないとふりがなの振りよう、届けようがない(届け出は市町村か、戸籍のあるところですが、読みようがないものは受理できない)という問題もあるため)、こうした最近の話題に入っている点が良かったです。

 採点は以下まで考慮しています。

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 (減点0.2/心裡留保の第三者対抗要件)

 心裡留保は善意の第三者には対抗できません(無過失であるかは問わない)。

 (減点0.3/事務管理と無権代理)

 事務管理(697条)の管理者にはあらゆる代理権が与えられているのではないので、勝手に第三者と契約を結んでも本人の追認がない限り、表見代理か無権代理の問題にしかなりません(事務管理単独論点は0.2、無権代理がらみは0.3固定幅)。

 (減点0.1/長崎パートにもう少し焦点があってもよかったか)

 途中で長崎パートが出ますが(詳細ネタバレ回避)、もう少し長崎パートに焦点があたってもよかったかな、といったところです(長崎特有の文化、方言などは出ますが、いわゆる観光名所みたいなところは数か所でるような展開でもよかったかな、とは思います)。
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yukispica
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