「こどものゆらぎ」Playground 校庭 hkr21さんの映画レビュー(感想・評価)
こどものゆらぎ
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ラスト、兄の悔恨の言葉を聞きたかった気もしないでもないが、
あそこでバツっと切ったのは、あれはあれで、
観る側に強い印象を残す終わり方ですね。
曇りの中に、少しだけ光が差したと思いたい。
子どもの世界、それも学校の教室と食堂と校庭が中心だけども、
人間関係の難しさ、人間の心の機微、
良さも悪さも凝縮したような内容に息が詰まりそうになりました。
子どもゆえの純粋さと残酷さの繊細過ぎる心の動きに、終始ヒリヒリしてしんどかったです。
大人になって、図太く生きるということを学んでしまったので余計にね。
このような普遍的な人間社会のコミュティの中で、自分を確立する難しさを、
子どもたちの世界で、ドキュメンタリーの様相で映像化した監督の力と才能に感服いたしました。
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