劇場公開日 2025年8月15日

雪風 YUKIKAZEのレビュー・感想・評価

全281件中、1~20件目を表示

2.5最後で全て台無しとなってしまった

2025年8月17日
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鑑賞方法:映画館

戦後80年の終戦記念日に上映ということもあって、期待値が上がっていた。
だからこそ、すごく良かったとは到底言えない作品だったのが残念でならない。

まず良かった点は2点
①「雪風」という駆逐艦の存在を知れたこと。
②主要キャラクターの俳優陣の演技が良かったこと。
特に主演の竹野内豊さんの、冷静に武士道を貫き責務を全うする姿は素晴らしかった。

しかし、それ以外が残念すぎる。

戦争映画は数字がなかなか出にくいのもあって、製作費の予算が出しにくいのも分かるが、VFXやCGの進化が凄まじい昨今で、このリアリティの無い偽物感溢れる映像を見せられると、没入したくてもできなくなる。吹っ飛んだ腕の作り物感もすごい。カメラワークもワンパターン。見せ場である人命救助シーンが、ほぼ引き上げるために手を伸ばすアングルのみなのも残念すぎた。

そしてセリフも演出もベタすぎる。特にドラマパートがベタすぎて、この状況でそんなこと言うかな?と思うシーンが何度もあった。

極め付けは最後。蛇足とはまさにこのこと。
見ている観客をそんなに信用できないのか?言葉にしなくても監督が言いたいことはわかるのに、あんな風にされたら押し付けがましくて拒否反応が起こってしまう。
大変申し訳ないけれど、過去見てきた映画作品の中で、1番最悪な演出はなんですかと聞かれたら、これですと答えられるぐらい、最悪な演出をラストにやられて激萎えだった。

見る側も予告やあらすじを見て、唯一生き残った駆逐艦というのを知って見るために、撃沈されない安心感もあり、戦争映画が苦手な人も見やすい題材ではあると思うし、豪華な俳優陣が揃っていただけにすごく残念。

同じ戦争を扱う今年の映画作品なら「木の上の軍隊」の方が数億倍良かった。

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AZU

3.5日本で戦争映画を作ることの難しさ

2025年8月16日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

劇中で描かれるミッドウェイ海戦、レイテ沖海戦、戦艦大和の沖縄水上特攻作戦を含む、16回以上の主要な作戦に参加し、僚艦の乗員たちを救助して無事帰還した駆逐艦「雪風」のことを、本作で初めて知った。

日本は第二次世界大戦の敗戦国であり、憲法で戦争を放棄し平和を希求すると宣言しているので、過去に起きた戦争を題材にした映画で戦争自体を肯定的に描いたり、戦闘シーンを勇壮に描いたりすることは道義上できない。戦闘の残酷さ、軍の意思決定のまずさ、空襲や上陸戦で死傷した国民の悲惨さなどの描写を通じて、反戦のメッセージを後世に伝えるという大義名分が必要になる。

そうした前提をふまえると、沈没したり操艦不能になった僚艦から海に飛び込んだ乗員たちを、雪風の艦長と乗員らが救助する姿をヒロイックに描くというのは、よく考えられた切り口だなと感心。海戦場を舞台にしつつ、戦闘は少ししか描かず、メインはあくまでも人命救助なので、“人道的な戦争映画”と呼べるかもしれない。

ただまあ、予算上の制約で仕方ないところもあるのだろうが、海戦のスケール感やダイナミックさ、臨場感といったものがどうにも弱く、CGのクオリティもうーん、まだこのレベルかと嘆息。世界が市場のハリウッド映画と比べても気の毒だが、ローランド・エメリッヒ監督の近作「ミッドウェイ」のスペクタクルな海戦シーンの記憶も残っているし、見劣りするのは否めない。

竹野内豊、玉木宏の演技過多にならない、抑えめの表情や台詞回しがいい。さまざまなタイプの作品に引っ張りだこの奥平大兼が、若い兵らしい楽天的な軽さを表現していて、映画を明るくするのに貢献している。

山田敏久監督は本作が長編デビュー作だろうか。1992年の「あふれる熱い涙」以来じつに30年以上も助監督として現場経験を積み、初監督作で戦後80年の節目に公開される戦争映画というなかなかの大役を担った。映画製作の舞台裏にも興味深い“ドラマ”がありそうだ。

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高森 郁哉

5.0新しい時代の戦争映画

2025年8月28日
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鑑賞方法:映画館

悲劇性、壮絶さ、感傷を殊更に強調せず、煽らない、
それでいて人間性がしっかり滲み出てくる描き方。

加えて、俯瞰とクローズアップの多い構図から
戦地の船上の雰囲気、臨場感が伝わってくる。
酒を呑みながら、好きな映画について語り合うシーンは印象的。

俳優陣の竹野内さん、玉木さん、奥平さんはじめ、
みなさんの与えられた使命を全うしようという強い気持ちが、
軍隊の抑制気味の表情からもしっかり伝わってきた。

悲しさではなくて、なんて表現したらよいのか分からないが
軍隊のラッパの音にこれほど心揺さぶられるとは。

国を守ろうと命を懸けてくれた先人に恥じぬように、
彼らの思いを繋いでいけるように生きないといけないと改めて思わされた。

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HK

4.5若者へのメッセージなんだと思う。

2025年8月27日
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鑑賞方法:映画館

映画の出来としては、もっとリアルさを出して欲しい感じはあったが、ヒューマンドラマがあり、戦争映画の中ではとても見やすい、若者にも見やすいようにしているのかなと感じる。30歳になりこれを見てが、考えさせられる映画。

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るいるい

5.0映画で泣くことがない私が泣いてしまった

2025年8月27日
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鑑賞方法:映画館

まず、戦争映画に興味が無い、戦争を知らない世代そんな方に向けた映画であると思います。マニアは見ないでくださいm(_ _)m家族3人で中学生の息子が雪風観ると言ったので、全く期待しないで、半ばハズレだろうけど、付き合ってあげるかと、雪風を観ることに・・・
なんと、家族もいたし、泣くものかと我慢してましたが、ラストに向かうころに、つーーーっと涙を拭ってました(T_T)
この映画は、必死に命をつないで来た先人達が、頑張れよーとスクリーン越しに
、私たちに手を振って励ましてくれるのです。世知辛い世の中、人間関係も難しいし、ハラスメントを盾にいじめ合う、そんな日々に疲れる毎日。戦争のない世の中で、みんな生きている、それが幸せなのだと、この映画から、私の心に届きました。戦争映画を観たことがない方に観て欲しいです。

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りんりん

4.5いい映画でした。

2025年8月27日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

先任伍長、泣けました。感動しました。
雪風を知ることができてよかったです。
運がいいだけでは生きて帰って来ることはできない・・・

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CS

2.0悪くはなかったけど

2025年8月27日
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難しい

悪くはなかったが、観てる人は時系列や背景を知った上で観ないと分かりづらいのではないか?

ナレーターを立て、ナレーションがあるだけでも随分と違うんだけど。そのナレーションはまず必要だと思った。

とにかく説明不足に感じたね。

あえてナレーションを無く作ったのだろうけど。

あと、もっと編集でどうにかできると思った。

大和との出航時も、大和に集中してグラマンが襲いかかったはず。
その辺の見せ方も出来てなくて物足りなさ、
監督の力量不足を感じてしまった。

俳優の演技や、素材がいいだけに、かなり惜しいのである。
残念!

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わいつー

1.0感動的美談

2025年8月27日
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鑑賞方法:映画館

大本営協賛 もっとリアルな戦争話見たかった みんな坊主になれ

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Ksy

5.0駆逐艦「雪風」の役割りや存在さえもしらず予備知識無しで鑑賞。 意見...

2025年8月27日
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鑑賞方法:映画館

駆逐艦「雪風」の役割りや存在さえもしらず予備知識無しで鑑賞。
意見が分かれる作品でしようか。
私は感動しました。
武士道とは自ら死ぬのではなく明日死ぬかもしれないと思って今を大事に生きること。
最後の万博以降の場面で今の日本はどうなっているのかの問い掛けに作者のメッセージが感じられました。

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alextm

4.0時間が過ぎるのが早かった

2025年8月27日
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鑑賞方法:映画館

いい映画だった。とても。
史実が軸にあってドラマ化で肉付けされているので
どこまでが史実なのかというのが難しいですが
この映画で雪風という戦艦を初めて知ったので
またいろいろ読んでみたいと思います。

混乱を招いた箇所はなかったとは言わないですが
最後のシーンではやはり、うっ…ときました。

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うめ

3.0エンドロール含め、

2025年8月27日
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鑑賞方法:映画館

鑑賞中いろいろ気になるところがありましたが、
作品に流れるメッセージだけは伝わってきました。

 ミッドウェイ海戦以降、悲壮感を滲ませながらも進軍(しなければならない)
する各船の人間模様が印象的。
諦めずに命を繋いでいくこと、、
最後の帽フレは直接的な表現でしたが、こみ上げるものがありました。
ご苦労さまでした。

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asa

4.5雪風の奇跡

2025年8月27日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

駆逐艦の裏側が描写され、興味深い。人間同志の個々の戦争体験が良く写されている。武勲艦になったのは、まさに奇跡的だった。

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としリンWin

3.0歴史感なく、美談すぎ!

2025年8月27日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

とても期待していましが、私の知ってる帝国海軍ではなかった。雪風の史実は正しとしてその艦上であのような上官と伍長との会話はなかったと思います。美談としてドラマにしすぎて白けてしまいました。ラストの終わり方も、え!って感じもう少し雪風の戦後の紹介があっても良かったと思います。最後まで生き残った駆逐艦雪風にスポットをあててもよかったかな?最高のキャスト、素晴らしい演技なのに涙一つ出なかった。

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ヒデ君、

3.0雪風、こんな駆逐艦があったんですね💚

2025年8月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

前評判が賛否両論分かれてる作品、幸福艦 雪風の物語💜
確かにエンディングは蛇足だったのかも、でも製作者の伝えたい気持ち分からいでも無いし…🙂
間違いないのは、戦争はNOと言う事🙏

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タモン

4.0武士道とは死ぬことと見つけたり

2025年8月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

斬新

マニアと言う言葉は不遜かもしれませんが、大和や雪風など詳しい方々が大勢いる題材を映画化するのは製作者にとって難しく、又、勇気が要る作業だったと思います。挑戦してくれた事に最大限の敬意を抱きます。

見る方としては、どうしても自身の思い入れがありますが「駆逐艦雪風」を映画化してくれた事自体に感謝です。

今後、このような連合艦隊を描いた様々な作品が後に続くことを期待しています。
何でも有りの平成の時代と内外共に混迷を深める令和の時代にあって、私にとって変わらぬ「男の生き方」を再確認する作品でした。

映画を見終わった後、映画館で雪風のTシャツを購入しました。

ありがとう!

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bluecafe

3.5普通がいいなぁ・・・

2025年8月26日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

太平洋戦争下、数々の激戦を最前線で戦い抜き、
ほぼ無傷で終戦を迎えた駆逐艦「雪風」。
軽量で機動性に優れていることから、艦隊の先陣を切って
魚雷戦を仕掛け、対空戦闘によって戦艦や空母といった
主力艦を護衛するのが駆逐艦の役目であり、
「雪風」は任務を果たしながら、幾多の戦場を生き抜いていく。
そして、最後まで戦場に留まり、沈没する僚艦から海に投げ出された
仲間たちを救助して帰還することも多く、時には敵兵にも手を差し伸べた。
「雪風」は戦うために出撃しながらも、最後は必ず人を救って戻ってくることから、
「幸運艦」「不沈艦」と称された。

といったあらすじ。

今年は戦後80年、本作も太平洋戦争中に実在した
駆逐艦「雪風」の史実をもとに作られたそうです。

私の歴史好きは、ほぼ戦国時代限定であり、
太平洋戦争については無知な状態。
そんな私でも戦艦大和や武蔵という名前ぐらいは聞いたことがあったが、
どこから劣勢に回り、如何に戦艦が沈んでいったのか、そして日本の敗戦を
改めて学ぶことができた。

それよりもこの「雪風」という駆逐艦の存在を知れたのは良かった。
あの速度でも空からの攻撃、魚雷による攻撃を避けられるものなのか、
あっさり沈められそうなのに、とか思っていたけど、まさに「幸福艦」。
ちゃんと帰ってくる。素敵です。

10年後、20年後、日本がどうなっていてほしいか、と早瀬に問われた
艦長のセリフ「普通がいいなぁ・・・」がとてもよかった。
この手の軍隊モノの作品では、厳しい統制下、あいさつも発言も行動も
すべてきちんとしていないものだと思ったが、本作は人間味もあふれ、
当時もこういう側面があったのかな、とか思った。
やっぱり、普通が一番だよね。

艦長を演じた竹野内豊さん、いつまでも若くてカッコいい。
あの落ち着いた口調、こんな上司がほしいわ。

早瀬先任伍長を演じた玉木宏さん、こちらも負けじとカッコいい。
言うべきところはきちんと発言する、普段は細かく仕事を確認する、
素敵な方でした。

映像(VFX、CG)はいまいちでしたが、よい作品でした。

ただ、最後のシーンは余計だったかな笑

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よっしぃ

戦争教訓映画としておすすめ、迫力を求める映画ではない

2025年8月26日
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 この映画は雪風が主に行った人命救助を基に、平和を伝える事をテーマにしている映画だと思う。所々の海戦の描写や戦後の日本に関する場面を入れている事からそのことがわかる。(撮影協力に自衛隊もいる。)
 個人的には戦争を描写する迫力ある系の作品だと(勝手に)思った為、若干戦闘場面の入れ方や所々の雰囲気に違和感を覚えた。(がそれはお門違いであった)
 CGや戦闘は映像としては(戦争映画としての忠実さを求める人は)少し物足りないかもしれないが俳優陣の演技がとても雰囲気ある。

結論:映像としては文句ある人もいるかもしれないが作品そのもののテーマを含めたストーリーはとても良いと思った。

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10代Zのキッズ

3.0顔芸を楽しむしかない

2025年8月26日
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セリフ劇ではなく延々と海軍用語、面舵いっぱ~い!とか叫ぶ一言の短いセリフが続く。どうしても大声で怒鳴るセリフが多いのでどの役者も演技は単調になりがち。
そんな中でも竹野内豊、玉木宏、中井貴一の抑えめな言葉、演技が光っているのはよくわかる。中井貴一の目を瞑る顔芸もアップで楽しもう。
早瀬に2度も助けられた井上が、海に葬られた早瀬を見送る時、泣いてはいるんだが半笑いに見える。基本的にニコニコ顔なのだろう。井上はやがて人を助ける立場になるところは王道。
せめて早瀬の顔を見せて欲しかった。演じているのが玉木宏なんだからうつ伏せのまま死ぬのはない。
でもまあ、竹野内豊が三角定規を使うのも絵的に面白いし、片道しか燃料を貰えないとかあまりに命令が酷すぎて、戦争の理不尽さはじんじん伝わって、そんな中でどう主張して仲間を守るのか選択の厳しさを自分に置き換えて考えさせられてうるっときた。
4歳だった娘が成長して有村架純となって出てきて、あの時の花のピン留めをつけて人命救助をしてちるところはちょっといい演出だろ?っていうところが逆に鼻につく。コミックなら許せるが実写だと白々しい。花ピン留め、あの歳でつけてないよー。
そしてベタな曲かかった!うげー!と思ったが、エンドロールは波の音と船の汽笛。歌なくていいよ。ない方が断然いい。
歌が流れる頃には席を立つ人が出てきて波の音の頃には話しながら歩き退場する人も出てきて波の音をゆっくり聞けずざわついていた劇場の空気が残念。
CGがちゃちいと前評判を聞いていたので、そんなに酷いとは思わなかった。別にドラマが良ければそこにリアリティは求めないが、全体的にドラマのまとまりが微妙な感じだったので俳優たちの顔芸を楽しんだ感じだ。
同じ夏に公開された戦争ものの映画でも、木の上の軍隊は井上ひさしの戯曲なので、大掛かりなCGなんかも必要ないが、戦時中を生きた人間ドラマがきちんと描けているので完成度が高い。
比べては行けないが、これだけたくさんいいキャストを揃えたのだから期待値が高かったのかもしれない。

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momo

5.0俳優陣の演技がよかった

2025年8月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

酷評のレビューを見かけて不安だったが、予想以上にいい作品だった。

特に主演の竹野内豊が渋くてよかった。

この作品で雪風の存在をしれて良かった。

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JON

4.0期待していなかっただけに。

2025年8月26日
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鑑賞方法:映画館

辛辣なご意見が多いようですが、ストーリーは結構良かったと思います。
さほど期待していなかったけど、相方が観たいというので一緒に行きました。相方は「よーそろー」が気に入ったみたいです(笑)

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ぼかん。
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