「正義について考えさせられた…」陪審員2番 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)
正義について考えさせられた…
タイトルからして、「十二人の怒れる男」のイーストウッドなりの映画なのかなと予想したが、似て非なる作品だった。主人公の驚き、怖れ、葛藤などが、ひしひしと伝わってきた。しかも、だんだんわかってくる主人公の別の側面。監督はこの話にどう決着をつけるのだろうかと最後まで目が離せなかった。そして見事なまでの幕切れ。さすがと言わざるを得ない。それにしても、アメリカでも高評価だったというこの作品を最初から配信に回すなんて信じられない。ひどすぎる。配給会社には良心がないのか? あくまでビジネスで人が入らない作品は劇場公開しなくてもいいというのだろうか? 悲しい。私の大好きな「アバウト・ア・ボーイ」で親子として共演した2人がこうして主演として対峙する映画に出ることになるとは感慨深いものがあった。
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