「C.イーストウッドらしい直球勝負」陪審員2番 エリセさんの映画レビュー(感想・評価)
C.イーストウッドらしい直球勝負
脚本、演出・演技がお互いを補い合って本当に素晴らしい。例えば国選弁護人役。裁判ではまったく活躍しないが、最後の検事の決断に重要な役割を果たす。物語の都合上存在するある意味人工的な役割だが、最低限のショットとセリフ、的確な演技で見事に存在の肉付けがなされていて、映画全体の芯になっていた。
絵作り的には非常にシンプルで、「雑に早撮りしてるなあ」と思える箇所もある。予算の都合もあるのだろうけど。
音楽もシンプルで的確。見終わった後、どんな音楽がついていたのかまったく覚えていない感じ。
トニ・コレットがとてもよかった。ニコラス・ホルトも難しい役を見事やってのけていた。
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