「カラー×サンライズによる仮想戦記Gundam」機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
カラー×サンライズによる仮想戦記Gundam
U.C.0079 1年戦争において、
ジオン公国が勝利した世界線でのストーリーになっていて、
正直驚いたとともに、冒頭からワクワクしました。
1年戦争パートは、シャアを中心に据え、
シャアがガンダムを盗み、ガンダムがジオンのものになっていく様は、
歴史if的な見せ方で、ガンダムファンには概ね刺さるのではないかと思います。
特に赤いガンダムの登場には目を見張るものがあり、というか釘付けになり、
ガンダム同士の戦いにグッときましたし、
この映画、1年戦争だけで終わるんじゃないかな!?という勢いでしたね。
このパートの脚本は庵野秀明さんとのことで、納得の出来でした。
その後、U.C.0085になって、ようやく“今“のガンダムストーリーが描かれます。
ここはBeginingなだけあって、各キャラクターたちの出会いが中心に描かれますが、
GQuuuuuuXと赤いガンダムの共闘が最大の見せ場で、もう素晴らしいの一言です。
やはりスタジオカラーが手がけると
コロニーやメカデザイン&動きがエヴァっぽいと言いましょうか、よく練られているなと思いましたし、
U.C.0079は1年戦争ガンダムのキャラクターデザインを踏襲していて、
古くからのファンの方にも懐かしさとともに
受け入れられやすい導入になっているのではと感じました。
※地球防衛軍のホワイトベースやガンダムが、ジオンに接収されているのは衝撃的です
音楽も1年戦争当時のものを使っていたり、U.C.0085になると今っぽくなったり(エヴァっぽいと思います)
で、うまく過去と未来が融合した”今“ならではの作品に昇華していると感じましたね。
私、そんなにガンダムを追っているわけではなく、大ファンでもありませんが、
こういう新しい切り口で見せてもらえると、本当に楽しいですし、ワクワクできます。
TVシリーズの放映が楽しみです。