名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)のレビュー・感想・評価
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TWILIGHT!!!
今年も大混雑コナン映画。
今年はより混み具合が増していたような気がします。
長野県警が関わってくる今作、ミステリー要素がしっかりあり、爆発もたくさん、人間やめてる案件もたくさんと最高に楽しませてもらいました。
雪山をメインにするということで、今回も雪崩を起こしてくれるのかな?と思ったらそれすらもジャブだったというのが末恐ろしいところです。
犯人が犯人らしい行動を大っぴらに見せないのもあって、犯人候補は絞られつつも誰か分からない展開は非常にヒリヒリしました。
怪しい行動をしてなさそうな館長はそれはそれで怪しいし、新たに出てきた公安は最初からコナンに接触しているけれど身近すぎて難しいし、猟師たちは武器があるから疑えてしまうしで犯人探しは難航しました。
よくよく考えてみればそういう行動をしていたなと合致するところもあったんですが、ミスリードがうまくて騙されっぱなしで気持ちよかったです。
その地域で起こった事件や事故同士で繋がっていって、序盤の何気ない行動が終盤になって活きてくるというのが熱かったです。
パラボラアンテナを乗せた車で雪道を大爆走する展開は流石に予想できなくて一本取られました。
あれって動かせるんだと観ていたら、銃もバンバン撃ちまくるわ、警察もバンバン撃ちまくるわ、コナンはなんか瓦礫に乗って爆走してるわ、哀ちゃんがワクワクしながらパラボラアンテナで光を操作してうまいことパラボラアンテナカーを仕留めて犯人をとっ捕まえるわで情報量で畳み掛けてくれるのでもうなんかハッピーでした。
コナンが人の懐に入りまくってフィールドを支配しまくっているのが最高でした。
特に風見さんは今回良いように使われまくっていて、風見さんも小言を言いながら手伝ってくれたり、公安を手玉に取っていたりとやりたい放題していました笑
ここまでクソガキムーブが強いコナンは初めてかも?子供であることを割り切ったコナンは強すぎる。
相変わらずスケボーアクションがおかしいことになっており、もう街中をギュインギュイン駆け回るのは当然くらいの勢いですし、バイクとの連携プレーとはいえ木を薙ぎ倒してみたりと大暴れです。
サッカーアクションもこれまたド派手で、ボールを使うならまだしもボンベを超パワーで蹴り上げて、それを銃で撃って音を鳴らして雪崩を起こすという、どう考えたらそんなもの思いつくんだよというパワープレイをやってくれますが、しっかり成功させるもんですからもう降参です。
小五郎のおっちゃんが全編通してしっかりしており、それでいてカッコよかったのがおっちゃん好きとしてはありがたい限りです。
ワニが殺されたという事もあり前のめりに事件解決へ行ってくれますし、コナンを危険な目に合わせないように留めたり(なんやかんやで現場に赴くけれど)、大事な場面でしっかりと銃弾ぶち当てたり、積極的なまでに突き進んでくれて最高でした。
エンドロール前では友の弔いに行っていたりと、序盤酒で潰れていた人とは別人かってくらいの活躍を見せてくれて嬉しかったです。
長野県警の面々がもう優秀すぎて非の打ち所がないくらいでした。
武力面で頼りになる大和警部に、鋭い観察眼を繰り出す高明に、柔軟な対応で場をなごましてくれる上原さんとバランスも良く、皆々様要領が良くて次へのアクションが素早くて恐れ入りました。
上原さんの照れ顔がクリーンヒットでしたありがとうございます。
蘭姉ちゃん?蘭姉ちゃんは相変わらず戦闘狂でしたよ。
来年はまさかまさかのジョリーロジャーのリベンジ?それとも正統派続編?なんにせよ2026年もワクワクさせられそうです。
鑑賞日 4/20
鑑賞時間 14:40〜16:50
座席 A-7
なんというか凡庸な出来
コナン映画全体で見ると中位から下位辺りかな~という。昨年に引き続き28作目も初日鑑賞。これで28年連続劇場で鑑賞していることになる。雪山を舞台にした映画と言えばすぐに「沈黙の15分」が出て来るのだが、アクションの面白さで言えばスノボを駆使していたあちらの方に軍配が上がる。
今作のダメなところとして、せっかく大和敢助や諸伏高明を出したのに、ミステリー要素も薄く、アリバイやトリックなど一切無いというのは大問題だろう。二人の推理力が魅力なのだが、敢助は終始命を狙われ続け、高明も命を落とし掛ける。解決は新一のメールを見た小五郎が、って何だこれは?これだけ小五郎に関連付けた事件なのに、何故そうなる。そこは小五郎に譲ろうよ。証拠の手袋をそのまま身に着けているというのも、さすがに酷い。手袋があれだけ破れたらそこは気づくだろと。あと無駄に多い暗転。そこ必要か?という場所が多々ある。
肝心のストーリーに入る。八ヶ岳連峰未宝岳雪崩事故から話は始まるのだが、10ヶ月前というのを観て「え?」と思ってしまう。敢助が隻眼になったのって、そんな最近の話だったのかよ。刑事時代の同僚である鮫谷と会うことになった小五郎だが、会う直前に鮫谷が射殺されてしまう。犯人と追いかけっこするお決まりのスケボーアクションが始まるのだが、今回特に入れる必要は無かったんじゃないかなって。正直園子のシーンも、あれを入れるくらいなら、鮫谷と小五郎の刑事時代のエピソードを入れるとかした方が良かっただろうに。そうしたらもっと小五郎の気持ちに入り込めるのだが、その辺りが無いせいで事件に入れ込む小五郎への感情移入がし難い。
佐藤と高木をアベックと紹介する小五郎。現代のアラフォーはアベックなんて使わない。まぁコナンが始まった1994年から考えると、38歳の小五郎は1956年生まれということになるので、使いそうではあるが。サザエさん時空じゃ無かったら来年70歳である。今作から大人の事情で降谷の声が変わったが特に違和感はなかった。アニメの時はさすがに違和感を感じたのだが、この辺りはさすがベテランの草尾毅氏である。
今回の阿笠博士のクイズだが、28作目にして初めて答えが分かった。まぁ今回はダジャレではなく、犯人をホシと呼ぶことを知っているかという知識系だったが。二度目の襲撃では凍った川に落ちた高明を救うために小五郎が飛び込むのだが、その後なんともなくピンピンしている。さすがにそこは寒がるシーンが要るだろ。そして人工雪崩発生用の音響装置を利用して雪崩を起こして一気に始末して来ようとするのだが、最初からこれをやらない理由は一体。この辺りは瞳の中の暗殺者と通じるものがある。
雪崩は対の装置を起動させたことでギリギリ止めることに成功するのだが、当たり前のようにガスボンベを蹴るコナン。誰かツッコミを入れろ。この際に敢助の銃を使って小五郎が狙撃するのだが、終盤も風見の銃を使って狙撃する。いや、どっちかでいいだろ。小五郎の射撃の腕は凄いし、そこを見せたいのは分かるのだが、2回はしつこくない?
今作の犯人の動機は司法取引で罪が軽くなるのは許せないというもの。しかし正直に言えば、舟久保英三が言っていたように罪が軽過ぎるのが問題じゃないのかなと。強盗致傷罪は無期懲役または6年以上の懲役。司法取引していない御厨でも懲役7年程度。司法取引した鷲頭に至っては執行猶予。そりゃ怪我を苦にした自殺とはいえ、被害者家族はやり切れんだろ。
終盤になり日本政府を脅迫しているという壮大なことが分かるのだが、正直この情報はもっと早い方が良かった。それならば日本政府を脅迫?どうやって、何のために?という要素があるのだが、謎解きがすぐに始まってしまっては考える暇もない。そのまま犯人が捕まる訳もなく犯人逃亡からのアクションシーンが入るが、これも正直逃げる犯人を追い掛けるだけであり微妙だ。捕まった犯人は自身が嫌悪する司法取引を降谷から持ち掛けられ、しかも拒否出来ないような状況にされてしまうという、なかなか皮肉の効いた終わり方をする。正直ここだけは非常に評価できるところだった。
最後は「ただの同僚じゃないって言ったら?」「は?」で終了。お前、アラフォーやろ。さすがに鈍感過ぎんか?正直昨年よりはマシだったが、今作ももう少しよく出来る場所あっただろと思えてしまう。来年は神奈川県警にスポットが当てられるようだが、警察学校組も絡むのでは?と予想されている。ハロウィンの花嫁くらいの面白さは期待したいところだ。
原作ファンとして、嬉しいキャラ達の活躍
近年の映画は新規ファン獲得というか、
原作を読み込んでいなくても楽しめる目立つキャラクターたちメインのお話が多かったように思うけど、長野県警組がメインということで原作ファンには嬉しいキャラ達の活躍でした。
以下は考察のようになりますが、
タイトルの残像(フラッシュバック)というのは、
この事件に関わる人間の、"残された側"の人達の残像を描いているのかなと思います。
小五郎→ワニ(鮫谷)
マキの父親・林・わしず→まき
諸伏高明→弟・諸伏景光
など。
肝心の大和敢助は、事件があったあの日自分が何を見たのか?という部分。
ワニが死んで、あの時何が言いたかった?お前は何で殺された?と事件が始まり、小五郎のおっちゃん大活躍で事件解決して「ワニ、ちゃんと見てたか?」になる。
まきさん関連の人達は一番救われてないとは思うんだけど事件が解決したことによってそれぞれの想いは一件落着する。
高明は景光が死んだことをほぼわかっていたけど、今回自分が死にかけて三途の川で景光に会ったことにより確信に変わった。
それぞれが残像に悩まされ戦っていた日々に幕を閉じました、ってのがこの映画の終着点だったかなというのが個人的な感想です。
そして今回のヒロインだった上原由衣が見た残像。
それは大和敢助が死んだと思ったあの時期のことかなと。
あの時由衣の中では、敢助は一度本当に死んでいたから、警察をやめて結婚までした。
もうこの世にいない敢助になにか報いる方法は無いかと模索して選んだ道だったと思うし、
敢ちゃんへを助けられなかった未練にずっと取り憑かれていたのだと思う。
もし本当に死んでしまっていたとしたら
今度は由衣が御厨に復讐する選択をとっていたかもしれない。
由衣がクライマックスで林の言葉に泣いてしまったのは、大切な人を失い残像に苦しまされた林の気持ちが痛いほど分かるからなのかなと思います。
それぞれの残像と戦ったキャラクターたちの奮闘が描かれたストーリーでした。
そしてなんと言っても小五郎の活躍!
拳銃が作中の警察官の中で1番上手いと言われる小五郎が二度も拳銃で窮地を救ってくれたのはとても興奮しました!
眠りの小五郎が眠らない回は神回、今回もまたそうでした^^
ミステリー要素も強く、一回目は推理しながら見たのでストーリーに没頭してみることができ、満足です。
原作ファンとして、敢助と由衣のこと、そして高明の関係が思ったより沢山描かれていて嬉しかったです!
来年の映画のメインは萩原千速と横溝重悟!
こちらも期待大〇
個人的にはそろそろ新一と蘭のラブコメも見たいので再来年に期待です😂
ここ数年で一番共感できるタイプ
レビューというより感想文です。
アクションはいつも通り過剰でしたが、動機から殺人に至るまではここ数年で一番共感できるタイプでした。
いつも通りそれそんなんなる?????という疑問をどうにか飲み込めば良い映画だったと思います。
毎回実在する建造物や機械を使ってリアルの物理法則に則ってこんな芸当をしましたと映画で見せつけられるのですが、それどう考えてもリアルで実現できないだろうって感じがいつもなんとも言えない気分になります。
昔の映画の赤井さんの弾丸でもなんだろこれってなってしまったので、本当に妙なアクション要素は削ってもいいんじゃないんだろうかと思います。
最近、コナンくんが小学1年生だったことを再認識したせいで、小五郎のおっちゃんの行動が高評価です。
6、7歳だもんな、ベイビーだよそんなのな!!
事件に巻き込まず、いの一番に駆け寄って守って、そうよな!!それがあるべき大人だよ!!!!最高だよおっちゃん!!!!
以降、がっつりネタバレです。昔の映画(シンガポール)のネタバレも含みます。
言いたいこと言ってるだけです。
年々、阿笠博士クイズがどんどん雑になっていく。
今回は子供たちが悩む暇すら与えられなかった。
刑務所着いた時、阿笠博士が一番に走っていったからトイレ行きたかったのはお前だったのかよ。ご年齢だもんな頻尿かなと思ってたけど違った。コナンくんの為だった。ごめんな阿笠博士。
もう誰もコナンくんがサッカーボールで分厚い氷を割ろうが、ガスボンベを山の斜面高くまで蹴飛ばそうが突っ込まない。阿笠博士から貰った新しいお靴はその為ですか??いつもより強めに蹴れる靴だよってことですか?
水中で銃撃てるのかぁ。ゴールデンカムイで冬に川に落ちた時の必死さを見たせいか、必死感が足りなかった。
本当はコナンくんのサッカー花火で水中照らすノリかと思ってましたけど、流石に水中じゃ光らんよな!!氷割っただけでした!!
風見さんと安室さん今回ずっとコナンくんの良いように使われてるだけでしたね。最近メインを張りすぎたし、長野県警メインにしたかったのなら仕方ないのかもしれませんね。
電話で聞きたいことさえ聞ければ用済みとばかりに電話切られるし、盗聴器越しだから一方的に命令されて終わりなのがかわいそう。
飲み干されたコーヒーのペットボトルの数々がかわいそう。
今回の犯人の動機はここ数年で一番共感できる感じでしたね。シンガポールの糸目がお父さんの仇かと思いきややっぱ鈴木財閥の金目当てなんか???みたいなのより、断然良かったと思います。
お父さんも良かったし、たかしは良い奴だった。たかしのおかげでかんちゃん2回とも生き残れた。死にかけた大元の原因は2回ともたかしだけどな!!!
たかしを殺そうとして山にいた奴を追いかけて雪崩に遭うわ、雪崩を起こす機械の管理が適当でそこらへんに置いてるから雪崩に遭うわ。それを毎回助けてるたかしはずっと自分の尻を自分で拭ってるだけだな!!!!だけど自分で拭けてるだけで偉い!!!
日本のことみんなこんなに"ニッポン"って言ってたけ。促音便入るとすごい違和感があるけれど、関西の人間だからかもしれない。
電波施設の越智さん、ずっと巻き込まれてるだけ!!!
ただただ謎解きの際にみんなの背景を夜空にしたかったり、分かりやすく証拠写真出したかったからプラネタリウム?内で謎解きしただけですよね。
微妙に関係ないのに謎解きの現場に参加させられて協力させられて、色々施設大破してるんですけど、明日からのお仕事内容大丈夫ですか??始末書ものですよね???かわいそう。
途中からコナンくんが何に乗って滑ってるか分からなかったんですが、あれなんですか???分厚い氷か、ガラス??????
ちょっとアクションシーンが激しくて見落としました。あの場所坂でしたっけ?山だから坂なのか!!プラスして爆風であんだけスピード出てるのか!なるほど!!!やってきたレーザーをコナンくんの足場のそれでいい感じに屈折させたのね!!人にレーザー向けてはいけませんって習いませんでしたか????
犯人はよく失明せずに済んだ上にあんだけ爆発させられて生き残れたなという感想。
長野県警3人もよく生きてるなという感じなので、どっこいどっこいですね。
鳥取県のコナン記念館とかに誘導しようとしてる!?長野県だけでなく、うっすら鳥取県の方にも誘導しようと!?
最後のお部屋はなんですか???おしゃれ部屋ですよね??前に首輪ついた安室さんもそこの黒電話でおしゃべりしてましたね???問題ある人間はあのおしゃれエレベーターのある部屋に入れられるの?
爆弾ついてたからあんな丸見え部屋に入れられてるんか思ってたけど、あれは公認の公安のおしおき部屋なんですか??
最後の長野県警3人で暗転して終わるの最高ですね!!!!
今作も面白かった。
だいぶ落ち着いている
言わずと知れたコナン。
今回もっとおっちゃん活躍すると思ったわー
が1番思ったこと。
長野県警の方々の活躍と恋愛も渋くていいが、おっちゃんの活躍が見たいのよ。
そう言う意味では残念であるが、いろんな場面で起こる銃撃戦は見応えあったし、上原さんコナンの登場人物らしくて良かった。
犯人が元太に噛まれた手袋ずっとしてる愚行が三流ミステリだったけれど、、、
例年より地味だがたまには良い。楽しめました。
諸伏高明の孫子スベりにウンザリ
作品の内容としては、近年振り切っているアクションテイストに比べると、推理要素も含まれていたので、まずまずだったかなと。ただ、名作「水平線上のストラテジー」には明らかに及ばず。
とにかく余計だったのは、諸伏高明が出てくる度に、したり顔で孫子の言葉を引用する回りくどい表現をしていたこと。邪魔でしかなかったと感じたのは私だけでしょうか。
また、ここ数年にわたって毛利蘭の扱い方に苦労している印象が強い。工藤新一=コナンの真相を知らない分、灰原哀に比べて明らかに使い勝手が悪く、空手くらいでしか活躍の場を見出せず。
今回に至っては、諸伏高明の孫子スベりの解説要員として扱われる始末。一応ヒロインの位置付けである以上、登場させないと仕方がないので、今後も監督や脚本家の悩みの種になるんだろうなと感じた次第です。
小五郎大活躍!
硬派なサスペンス!櫻井武晴脚本の1つの到達点にして集大成!
《Dolby Atmosにて鑑賞》
【イントロダクション】
劇場版『名探偵コナン』シリーズ、第28弾。
10ヶ月前に、長野県・八ヶ岳連峰未宝岳(やつがたけれんぽうみたからだけ)で起こった雪崩事故から生還した大和敢助警部の記憶に隠された真相を追う。
監督は、演出家、アニメーターの重原克也。脚本は、コナンシリーズでは『絶海の探偵(プライベート・アイ)』(2013)以降、『ゼロの執行人』(2018)、『緋色の弾丸』(2021)、『黒鉄の魚影(サブマリン)』(2023)等を担当した、『相棒』シリーズの櫻井武晴。
【ストーリー】
10ヶ月前。長野県警の大和敢助警部は、八ヶ岳連峰未宝岳の白雪の中、仮出所後に逃亡していた男を追っていた。しかし、逃亡中の男とは別に、山中で怪しげな人物を目撃。その人物は、持っていたカバー付きのライフル銃と思われる武器で大和警部を射撃。大和警部は負傷し、突如発生した雪崩に巻き込まれて、半年間行方不明になってしまう。雪崩の際、左目に十字傷を負い隻眼となる。
10ヶ月後。国立天文台野辺山宇宙電波観測所の職員、円井まどかが夜間に侵入者を発見し、逃走する犯人との接触で意識を失ってしまう。倒れた彼女を発見し、警察に通報したのは、天文台教授で阿笠博士の後輩である越智豊だった。現場に駆け付けた大和警部と上原由衣刑事だが、まどかはフードを被った犯人の素顔は見ておらず、大和警部は天文台のパラボラアンテナを目にした途端、突如左眼の傷が激しく疼き苦しんでしまう。
その頃、東京では毛利小五郎に一本の電話が入る。その相手は、小五郎が刑事時代に親しくしていた同僚の鮫谷浩二(通称:ワニ)だった。彼は10ヶ月前の「八ヶ岳連峰未宝岳雪崩事件」を調査しており、大和警部と知り合いの小五郎に聞きたい事があるという。小五郎は鮫谷と会う約束をした。
翌週の月曜日、日比谷公園で小五郎に会いに来た鮫谷は、突如背後から狙撃され殺害されてしまう。犯人を目撃し、後を追うコナンだったが、間一髪のところで逃げられてしまう。
盟友の死を悲しむ小五郎は、彼の弔い合戦として、警視庁の高木・佐藤刑事らと長野県に向かう。犯人を目撃した事から同行を打診したコナンだったが、小五郎に却下され、蘭と共に別行動で長野に向かう事にする。コナンは警視庁のロビーで、2階からこちらの様子を伺い、誰かと連絡を取る公安警察の風見警部補を目撃し、公安絡みの事件なのかと疑う。
一方、野辺山観測所には越智教授の招待で、阿笠博士と少年探偵団の面々が訪れていた。彼らと合流しようと長野に着いたコナン達に、ある人物が盗聴器を仕掛ける。それは、風見の指示でコナンを監視するよう命じられていた、隠れ公安である山梨県警の林警部補だった。コナンは盗聴器の存在に気付き、東京に居る安室透に連絡を取る。風見の独断による盗聴行為を咎める安室だったが、風見は過去の事件で安室がコナンに協力を仰いだのと同じだと言う。コナンもまた、盗聴器を外さない方が風見や安室と情報共有が出来ると踏み、取り外さないで行動することにした。
その夜、大和警部は上原刑事と共に、雪崩事故に巻き込まれた場所へ現場検証に訪れる。しかし、突如何者かからの襲撃を受ける。駆け付けた元太、光彦、蘭の活躍もあって犯人は逃走するが、大和警部は自身の左眼に隠された記憶が事件の鍵を握っている事を確信する。
「俺は…、何を見たんだ…!?」
【櫻井脚本の1つの到達点にして集大成】
本作は、コナンにおける櫻井脚本の1つの到達点・集大成と言ってよいだろう。
『絶海』のように大人達が頼もしい硬派な刑事モノで進行しつつ、『ゼロ執』で大人向けになり過ぎた事に対する反省を踏まえてか、事件の全容は比較的分かりやすい。そして、『緋色』で赤井ファミリーそれぞれに見せ場を与えるという無理難題を経験したからこそ、本作では数多くの登場人物にそれぞれの見せ場を与えつつも纏りがある。
“司法取引制度”や“証人保護プログラム”と、それによって生じる諸問題に対する現実的な問いかけを織り交ぜつつ、長野県の雪原や観測所というロケーションを最大限に活かした荒唐無稽なアクションは、「『相棒』では出来ないが、『コナン』なら出来る」という絶妙な塩梅だった。
ポストクレジットで、公安が犯人に迫る冷たい選択も、後味のスパイスとして効いていた。
また、興味深かったのは、本作の脚本を担当された櫻井武晴さんのインタビュー。それによると、劇場版シリーズは公開の1年半前には脚本を書き上げて製作が始まるそうで、となると、本作は2023年の秋頃には脚本が上がっていたという事になる。因みに、櫻井さんが担当した『緋色の弾丸』(2021)は、東京オリンピックを題材としていたが、新型コロナウィルスの世界的流行によって公開が1年延期され、ようやく公開されたかと思えば、緊急事態宣言によって映画館が軒並み休館してしまいという不幸に見舞われた。その経験から、時事ネタとリンクした作品作りは避けようと学んだそうな。
【感想】
大和警部をはじめ、長野県警のメンバーにとって重要な事実を、今後の原作に大幅な影響を与えそうなレベルで今回の劇場版で補完しており、その攻めた姿勢も非常に好感が持てる。もしかすると、原作者の青山剛昌先生は、長野県警の面々の過去の掘り下げを原作で語られていた以上にするつもりはなく、だからこそ本作のような踏み込んだ内容を描けたのかもしれないが。
また、現職の刑事且つ公安警察が、殺人、それも同業者を殺害するというタブーを犯す点も評価したい。特に、少年漫画であるコナンにおいて、正義の象徴である警察官が殺人を犯すというのは、非常に攻めた作りである。恐らく、原作では今後も無いであろう展開なので、そうした劇場版ならではの特別感も推したい。
やっている事は、殺人罪を超えた国家転覆罪に該当するのだが。
伏線の張り方と回収の仕方も丁寧で高評価。
分かりやすいミスリード含め、全ての要素を過不足なく回収して着地させてみせるのは、流石ベテランの脚本家と言う他ない。
刑事達大人組だけでなく、灰原や少年探偵団ら子供達の活躍が描かれていたのもポイント。特に、光彦の機転を効かせた命懸けのハッタリは痺れた。灰原はもう何でも出来るね(笑)
今やシリーズの目玉となり、インフレし続けている荒唐無稽なアクションは、本作では控えめ(控えめ?)である。
左右の山の片方からの雪崩を、もう片方の山からの雪崩で止めるという展開は、「雪崩を止める」という目的が『沈黙の15分(クォーター)』を彷彿とさせる為か、本作では中盤の見せ場になっている。また、今回は全員無事に避難し、“生死を分ける15分”を的確に回避しているのも面白い。
ところで、もう誰もコナンのキック力増強シューズや花火型サッカーボールには疑問すら抱かないんだね(笑)
また、レーザーを反射させる都合上、クライマックスの追跡アクションでコナンが乗るのがパラボナアンテナの破片というのは理解出来るのだが、単なる破片に乗ったに過ぎないはずなのに、平面で一切勢いを失わずに追い続けることが出来るのは凄いね(笑)
せっかく冒頭でお馴染みのスケボーが破損したんだから、博士に直してもらおうと持ってきていたスケボーのエンジンパーツを使って、即席のターボエンジン・スノーボードにでもしてくれたら面白かったのだが。
ゲスト声優の山下美月と山田孝之は、特に山下美月の演技が素晴らしく、「コナンのゲスト声優における女性キャストにハズレなし」に新たな1ページを刻んだ。演技力があっただけに、演じた円井まどかの出番が冒頭のみというのは残念だった。対する山田孝之は、割と本人まんまである。
草尾毅による2代目安室透は、序盤こそ技術云々ではなく、純粋に声が「違う」と認識していたが、気付けばポストクレジットの時には、すっかり新しい安室さんの声が私の中に馴染んでいた。
残念なのは、恒例となりつつある趣向を凝らしたオープニング映像が、本作では割とシンプルで控えめだった事。この点に関しては、前作『100万ドルの五稜星(みちしるべ)』に大幅に劣っていた。
ところで、私は『ハロウィンの花嫁』(2022)以降、風見祐也のファンであり、彼の苦労人としての奔走ぶりが好きである。今回も『ハロ嫁』に引き続き、上司やコナンに良いように振り回されっぱなしである。監視の為に車内に増えていくブラックコーヒーの空き缶やペットボトルが泣ける。あと、警視庁で電話する際、待ち受けが大ファンの沖野ヨーコだったり、努力も虚しく寝落ちしていた所をコナンからの連絡で起こされるのが可愛い。いつか報われてほしいものである。
【司法取引制度への問い】
本作の犯人である林警部補は、大友隆(鷲巣隆)と御厨貞邦の事件により、恋人である舟久保真希が自殺した経緯から、日本の司法制度への激しい怒りを抱いており、観測所の移動観測車を使って国家機密を傍受し、法改正を行おうとしている日本政府に脅迫を仕掛けていた。
鷲巣と御厨を許そうと葛藤しつつ、司法制度と法改正に激しい怒りを抱くというのは些か理解に苦しむ(普通、2人を殺害した上で、それでも怒りが収まらずに法改正を食い止めようとするものだろう)が、動機自体は理解出来る。
この辺りの動機設定を弱いと指摘する人も居る様子だが、個人的にはラブコメが主ジャンルであるコナンにおいて、恋人の死がキッカケであり、『相棒』らしい法制度への問いかけも盛り込んだ林の動機設定は、コナンの犯人の動機の中でも出色の出来だったと思う。
出来れば、証人保護プログラムによって名前を変えていた大友はともかく、御厨だけは殺害してくれていた方が、その後更なる凶行に走る感情のプロセスとして納得出来たのだが、流石にそれは難易度が高過ぎるので仕方ない。
もしくは、『14番目の標的(ターゲット)』の犯人のように、正体が暴かれた事で激昂し、「やはり大友も殺す!」となった上で逃走し、それをコナン達が食い止めようとするという構図でも良かったかもしれない。
ところで、私は「人間性を変えてしまう程の喪失」を経験していない人間が、復讐や自暴自棄に陥った相手を諭すという展開は、単なる綺麗事にしか感じられず大嫌いである。
だから、本作において林に警察官としての心得を説く役が佐藤&高木ペアだったのは頂けない。彼らは相思相愛のカップルである為、愛する人を喪った林警部補に警察官としての心得を説くというのには違和感があった。
今回の場合、林に説教するに足る立場にあるのは、弟という家族を喪った高明なので、彼が咎めておくだけで良かったはずだ。
「喪っても怒りに囚われず、耐えろ」と。
もしくは、鮫谷というかつての同僚を喪った小五郎が、
「お前のその信念は、お前だけを犠牲にして貫くべきだった。その為にワニを、そして大和警部達を犠牲にしていいなんて事は断じてない。一線を越えた以上、お前はただの犯罪者だ」
と、真っ向から否定しても良かったかもしれない。
余談だが、私はXにてアカウント名で本作の犯人をネタバレされるという悲劇に見舞われたのだが、犯人の情報を事前に頭に入れた上で鑑賞するというのは、その人物の動向を俯瞰した位置から見ることが出来、また違った楽しみ方があった。
また、佐久平駅に着いたコナン達の背後の公衆電話ボックスに居る林を見つけられたり、本作はトリックより動機や目的に比重が置かれていたので、大した損失ではなく済んだのは喜ばしい。
【総評】
コナンシリーズの御約束をこなしつつ、現実への鋭い問い、作品のトーンを硬派でシリアスなサスペンスに仕上げた櫻井武晴さんの脚本力に拍手。今後もシリーズに携わるであろう櫻井さん含め、当分は本作を上回る作品は出てこないと思われる。
King Gnuの主題歌『TWILIGHT‼︎!』も最高だった。
前作でいよいよ興行収入が150億円台にまで届いたコナンシリーズだが、本作が果たしてどこまで興行収入を積み上げるのか、今後の動向に大いに期待したい。
可もなく不可もなく。 正統です。
ある意味、正統的コナン映画でした。
コナン映画は、その長所として、魅力的なキャラクターが多数いる事であり、その短所として、キャラクターを活かそうとしすぎると、ストーリーがまとまらないを抱えていると思う。
また、お約束も多い為、尚更、ストーリー展開が難しい。
その中で、この映画は頑張っているとは思うけど、流石にストーリーに無理がありすぎる。
なんか惜しさを感じる映画だったと思う。
もう少しストーリーを練り込めば、名作になった感じがあった。
ただ映像は素晴らしいので、映画館で見る価値はあります。
まあ、現状、競合作も無いしみても良いかも、
昨年よりはぜんぜんいい感じ
総論
珍しく(?)SF部分が少ない作品。SF部分が少ないので、探偵コナンを前面に押し出している。自分的にはこちらの方が好きなのだが、それだと興行的に厳しいのかな!?
余談だが、執行猶予者 及び 今回の犯人はわりと初期からわかりやすい。
【余計なコメント】
①初期のコナンはほんの数秒だが「爆弾が盗まれるパート」をキチンと入れていて、犯人が凶器・爆弾を持っている理由をそれとなく出していたが、最近は全くなかったような気がする。それが、公安を出すことによって、それとなく犯人が凶器を持っている理由を表現できている。そのためか、最近はなぜか公安がでることが多いような気がする。
②それとも、大人の都合で「安室透」を出すためなのかな? 同様に「灰原哀」の出演パートが増え、「毛利蘭」がどんどん弱体化しているような気がした。初期の「毛利蘭」なら、ライフル持った相手にもやられはしないだろうに。。。
③今回すごい気になったのですが、「証人保護プログラム・司法取引」で犯人が、共犯者の人相・場所特定だけで、かなりの差が付いたのは、ストーリー上のためとはいえ、ちょいとやり過ぎのような気がします。レベル感がちょいとあいませんでした。
【終わりに】
まぁー自分的には、今回の映画は、無理やりのこね回しが少なかった気がして、キチンと鑑賞することができた。前回と比べるとシナリオがキチンとしている。今 確認したら、昨年のコナン映画と監督、脚本が変わっているんですね。納得しました。
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
メインテーマが良かった
GWの風物詩、みんな待ってた名探偵コナン新作😗コナンファンなら当たり前に知られてる事だが、名探偵コナンの劇場版のメインテーマは作品事にアレンジが違う。和が色濃いストーリーならメインテーマにも、日本独特な楽器が使われていたり、元々サックスのメロディが特徴的な曲だが時にはよりジャジーな雰囲気に仕上がっていたり聴き比べると全然違う。今回はどんなアレンジかな?と楽しみにしてる人も少なくないだろう。本作はある見せ場からの流れでかなりこちら側を煽るようなかなり盛り上がるイントロだったので、とても良かった😗期待値高まるでだし。冒頭の小五郎の電話の内容からちょっと考えられないような会話のやり取りや説明セリフのオンパレードはあったものの、それもコナン印‼️我慢しよう‼️本作も公安が出てきたり、過去の因縁やらでとてもややこしくて、わかりづらい。説明セリフが多いのに、何故かわかりづらい。だかそれもいつもの事って言えばいつもの事なのでそこまで気にならない。ただ、出来ることなら子供でもわかるように分かりやすい話にして欲しい。あえて言おう。もっと説明セリフをなくてし、せっかくアニメなのだから、映像表現でちゃんとアニメでこその物語の伝え方を目指して欲しい。その為にはややこしいストーリーよりはもう少しシンプルなシナリオにしてもいいのでは!?とは言うものの、とりあえずは楽しく見れたのでまた次回作も楽しみに待ちます。
かなりお粗末
冒頭で犯人を逃す(まだ分かる 掴みとしてはいい(いつもの事だけど
推理色濃いめな小五郎さんメインなのに色恋沙汰を絡ませる(久々の小五郎さんメインで長野県警の色恋沙汰を絡ませるのはあまり宜しくない
犯人は即解る(会話ですぐ分かっちゃう
ただその犯人が冒頭でスピーディーにコナンから逃げてるのになんで最後その行動とるねんって突っ込んでしまった(疲れてる訳でもないのに
長野を舞台にしたくてしたくてたまらなかったんだろうなずさんな重機の扱い方(哀ちゃんの見せどころがそこなんだけど、いくら科学者だろうが無理があった(そういう使い方しない物を雑に扱い、レーザーを曲げて犯人に放つのは意味がわからなかった(他にもやり方はあるだろうに何故そうさせたのかが理解不能
今までのコナン映画要素を詰めに詰めた実に杜撰な脚本
(見に行けば分かる
杜撰過ぎて泣けてくる作品
ハロウィンが駄作過ぎたけど、それに匹敵するくらいの駄作
(小五郎のおっちゃんがかっこよかったり長野県警の見せ場もあっていいっちゃいいんだけど映画バリアのせいでハラハラしない(危機には襲われるけどどうせ助かるんやろ?が見えてて
来年の方がまだ楽しめそうなのが強い。
ミステリー路線はいいのですが・・・
今年はここ数年のコナン映画の「ド派手なアクション!恋愛!いっけー!真実は一つ!」から脱却を目指したのかミステリー路線で小五郎が活躍する脱劇場版テンプレコナンな作風は評価するのですが、やっぱりしがらみを断ち切れてない印象を受けました
まず伝えたいテーマがあってそれに沿ってコナン風に肉付けしていくといった工程でストーリーが作れてるのでなく
・小五郎の銃による活躍
・敢助と由衣の恋愛要素
・衛星アンテナを使ったド派手なアクション
・安室さんを絡めた公安の絡み
・犯人は警察官
・最後は警察官としての志でどや
・次回作以降の伏線であろう高明の弟と安室さんの関係
などなど最初からストーリーに組み込まないといけない部品が決まっていてそれらの点を無理やり線で繋ぎましたってのがこの映画な気がしました
そしてミステリー路線なのはいいのですが謎解き要素が後付けが多く関連性も希薄なため「実は犯人はこの人でした意外でしたか?」と言いたいだけのストーリーで推理に参加できません
「ワニ」に反応しなかったというのが犯人特定のポイントだと思うのですが、ちょっと安易すぎるしストーリー理解してなくてもここだけ気づけば犯人わかっちゃのは推理とは違う気がします
あとここ数年毎年言ってますが、犯人の殺人動機が軽いというか納得できないです
恋人を殺されて復讐心を抑えきれないならわかるのですが、強盗犯の2人を素っ飛ばして司法取引改正が許せないってちょっと共感できないですね
あと自殺した娘も父親に結婚を報告しようとするぐらいの恋人が居たにも関わらず足を怪我して選手生命絶たれて自殺ってのもうーんって感じです
足を怪我した後父親に結婚の話する機会はあったんじゃないですかね
恋人の警官も彼女を支えること出来なかったなら責めるべきは司法取引改正ではなく自分では
敢えて強盗殺人ではなく間を空けてからの自殺という設定にした意味はなんなのかと
犯人の警察官も街中でぶっ放したり他に目撃者が多数いるなか殺害しようとしたり計画性無さ過ぎて無法過ぎるでしょ
あと強盗犯が自殺した娘の墓に花供えるってのも私には理解できませんでした
そんな繊細な人が強盗する?
てっきり恋人が花を供えに来てるかと思っていました
犯人をすぐ特定されないよう複雑にしてるのかもしれませんが筋が通ってない継ぎ接ぎだらけのストーリーに感じました
謎解きに関しても敢助がフラッシュバックして犯人を思い出してそれを聞いたコナン君が小五郎のおっちゃんにメールして解決
サブタイトルの隻眼のフラッシュバックってまんまそういうこと?!
「真実は聞いてメール!」
流石に雑すぎるやろ・・・
あと気になってるのがここ数年コナン君の名探偵っぷりを感じられません
正直今回の内容であれば元太君でもいけちゃいますよね
安室さんに電話しまくってヒントもらうのもなんだかなーと
今回であればサブタイトルは眠らない小五郎にして
ストーリーは小五郎の警官時代をじっくり掘り下げワニと捜査した未解決事件だったりをメインテーマにして、コナン君が名推理で真相に迫るもあと一歩解決できなかったりピンチになったりを小五郎が過去の経験や事件の記憶を元にカッコよく解き明かすみたいに小五郎も決める時はバシっと決める的なストーリーでよかったのでは
やっぱり色々欲張って結局全部中途半端になってる気がします
そういった映画ならではの特別感や登場人物の過去や知られぜる真実みたいなのが今回無かったのも物足りなさを感じた理由のひとつです
それと周りの登場人物がもうコナン君を子供扱いしてないのも違和感を感じます
「見た目は子供、頭脳は大人」は内緒の設定だから意外性があって面白いですよね
コナン君自身も今回全然隠す気ないですしね
最後の犯人追い詰めるシーンの壮大な衛星アンテナの目くらましも、とりあえず衛星アンテナ使って派手なアクションぶち込んどけ的な無理やり感が
コナン君のスケボーといっけーを毎回無理やりねじ込むのではなく、ドラえもんじゃないですが阿笠博士の新しい発明品を使ってコナン君が活躍した方が観てる側は楽しめる気がします
といった感じで変化というかミステリー路線回帰は感じたのですが上手くかみ合ってない印象でした
やはりド派手なアクションを期待されている方、登場人物たちの恋愛模様を期待してる方、本格的なミステリーを期待されてる方
それら全員が満足できる内容というのは難しいと思いますが、もうちょっと頑張ってほしいところです
次回作も期待しています!
とても良いサスペンス
期待通り
大人向け作品でストーリーが素晴らしい出来だったと思います。アクションシーンを抑えていたのが良かったと思う。シリーズのファンはそれぞれ思うところがあると思うので、正直今ひとつとか物足りない又は全然駄目とか言うファンもいるとは思いますが、毎年この時期に公開されるのを楽しみにしているファンもたくさんいると思います。
期待通り面白い作品に仕上がっています。
近年では、黒鉄のサブマリンと同等位良かったと思います。個人的には人気キャラクターよりサブキャラクターが活躍する作品の方が人間描写を深く掘り下げることができると思う。来年の映画も超サブキャラクターがメインの様なのでどういう作品になるのか今から非常に楽しみで仕方ありません。
たまには、こういう作品があっても良いと思います。
おっちゃんが格好良い回
おっちゃんが格好良い回
今回のおっちゃんファインプレー連発で小五郎さん好きにはいい
ワニとおっちゃんの飲んだくれてる写真で最後うるっときてしまった
長野県警の恋愛模様いい…エピローグのあの引きはもうちょっと続き見せてほしいくらい良かった
今回は小五郎さんメインっぽかったからストラテジー以来の推理パートあるかと思ったら、新一からのメールでいやそこは外すのかと残念だった
本気になった回は小五郎さんに花を持たせて欲しかった
■イマイチ読み取れなかった点
婚約者の自殺→そこまで追い込んだ犯人が憎い→司法取引で罪軽くなるのはわからん、まではわかるが、婚約者が自殺した背景の描写が薄く感じ、なんで自殺したんだっけっとなった。
時系列がバラバラに描写されるため、うまく整理できていないかもしれないが、親の頼み→そのまま自殺?の流れで合ってる?
親との会話含めて前後の文脈で、自殺する感じに見えないから混乱してしまった
あと、刑務所に残ってる仲間問題放り投げられた?
出所したら殺されるやん
せっかくの感動場面がその問題解決できずにいたからもやもやした
■好きなシーン
酸素ボンベをあの距離まで蹴り上げるコナンとシューズの性能やべぇよ
高木刑事が当たり前のようにボンベ補充してる姿に笑った
蘭姉ちゃんの格闘シーン、対銃器に対する戦い方がガチっぽい(グ◯ザイアを思い出した)
高明さん落下スピード速すぎません?
ワニィーー!大和警部ゥーーー!!
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