名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)のレビュー・感想・評価
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日本アニメのガラパゴス進化
...の典型、ですよね。やっぱり
(長文になってしまいました。すいません
昔から興味はあった、ってことで...)
TVアニメ版も殆ど観たことがなく、というか観ていても途中で飽きてCh変えてしまう経験が何度も...
基本的に、不自然に離れた大きな目とか、デッサン狂いとか、原作のキャラデザインがニガテで
(まぁ、マンガやアニメを芸術(Art)として考えたとき、絵柄の好き・嫌いは決して小さくないファクターですけど)
これまでのところ、ニガテを覆すだけの要素、例えば緻密なプロットとか、独創的なストーリー展開とか、個性的なアクションとか、の魅力が特に見つからなかった感じです
とはいえ、絶大な人気があり、映画版も数多く作られて商業的にも成功しているシリーズなので、映画版を一つも観ないで、印象だけでキライだとか言っているのも失礼だし、ひょっとしたら観ないで損しているかもしれないと思い、意を決して(大袈裟!)劇場に足を運んだ次第です
一作を通して観て思ったのは、
「流石にストーリー展開がご都合主義過ぎるなぁ」
ということで、物語に没入できなかったですね
アニメ(SF?)なので、奇想天外なアイデアや非現実的な世界観を描くのは構わないのですが、"その設定の中でのリアリティ" は必要だと思うんですよね
例えば、コナン君がサッカーボールを蹴って並木を倒し、犯人(?)の逃亡を阻止しようとします。何やらハイテクシューズでキック力をアップしているようなのですが、いくら速度を上げてもサッカーボールの硬度・質量で街路樹をへし折る事は物理法則的に出来ない。もし仮に(音速を遥かに超えるような?)速度でそれが可能だったとして、その場合はコナン君の足の骨や関節がその衝撃に耐えられる筈がありません
そういった、少年マンガ風の荒唐無稽が随所に散りばめられているにも関わらず、ストーリーは大人の社会(殺人事件やら、諜報機関の暗躍やら、世界規模の陰謀とかまで?)をリアルっぽく描こうとしている訳で、とてもバランスが悪い印象です
コナン君が科学的、論理的にアプローチする大人びた"探偵"であることも違和感を増幅します。それらが、トータルで"ご都合主義"感をカタチ作っているように思いますね
また、劇場版らしいCGを使った特殊効果(?)や美しい背景画のクオリティは素晴らしく、(いい意味で)「カネかけてんな〜」って感じです
一方で、キャラクターの少年マンガ然とした絵柄と、映像全体のクオリティの間にギャップがある感じで、この辺のチグハグ感も違和感を醸している気がします
謎解きは、「そうきたか!!」という驚きというより、そういう設定でしたか(ちょっと色々無理はあるけど、伏線はあったね)、くらいの感じです
登場人物がやたらに多いことも印象的です。殆ど原作もアニメも観たことがなくても、TVを見ていると自然とインプットされてくる多くの人気キャラが、本作には登場していない、とわかるんですが、それでも随分と登場人物が多い。
全く説明なしで出てくるのがレギュラーキャラと分かるんですが、これがまず多い
(特に、女性とイケメンの) 顔のバリエーションが少ないせいでちょっと判別がつきにくいんですが、これは少年/少女マンガあるあるですね。
(キャプテン〇の場合は、1試合で敵味方の主要キャラは数人で、ユニフォームも2種類なので判別しやすいですが...)
そして、探偵モノなので得体のしれない人物が複数いないと謎解きにならないためか、明らかに新登場のキャラもいっぱい。1作ごとにこの調子でキャラが増えていった結果が、今の状態なのだと理解できます。
ついには、〇〇情報調査室も登場の気配?
次作以降も相関図は複雑になる一方の様子です
流行りの"推し活ビジネス"コンテンツには適した構図ですね。これがこのシリーズの人気の秘密、そして商業的に成功している秘訣(=ビジネスモデル)と理解しました
一方で、これだと世界的なジャパニメーション人気(特に欧米や南米、アフリカなどで)の流れに乗るのは難しいとも感じます
手塚、石ノ森、ジブリ、押井、細田、新海...作品(以上、敬称略)などのように普遍的なテーマや価値観を描こうとはしていないし、鬼滅、ドラゴンボール、One Piece、ナルト...のようにコスプレ人気も得られそうにないので。コスプレしたら、ゆるキャラみたいになっちゃいますよね
映画版シリーズが人気ってことで、構図は、〇〇えもんや〇んちゃんに近いんですか。国内とアジア圏のマーケット狙い。まぁ、ガラパゴス的正常進化の王道(王様)ってコトですね
やはりコナンは面白い
今回の映画は長野県を舞台にし、かつ毛利小五郎の元同僚が絡んだり毛利小五郎の警察時代の話が絡んでいただけに興味深かった。また、同一犯がいた場合、仮に2人の同行犯のうち1人が捕まったとして共犯者の情報を警察に渡した場合、その流した情報のもとに罪が軽くなるという刑事訴訟法改正についての話は非常に興味深かった。また、毎回思うがその土地土地での内容が深く掘り下げられており、大変楽しめた作品でした。個人的に長野県の国立野辺山天文台に行きたいとも思いました。そして、青山先生のそうした真意に基づく内容作りも毎回ながら大変素晴らしく感じました。この作品は子供のみならず、大人も楽しめると同時に考えさせられる作品だと私は思います。見に行く価値は大変あると私は思います。
今年もアクション映画ですが面白い
ゼロしこフラッシュバック
推理とは
前作より好き!
他の映画だといつも金曜晩やったら座席の10%ぐらいしかお客さんいないくらいなのに、さすがコナン、ほぼ満席。しかも15分おきくらいに上映されているのでホンマに驚き。
1週間前に見たからあんまり詳しくは覚えてないけど、いきなり重要な人死んだりとかでスタートダッシュが良かったかも。今回は鈴木財閥が久しぶりに関与してなったような気がして新鮮。長野県が舞台やから聖地巡礼とかしやすそう。GW暇やから行ってみよかな。
話がカタイ
小五郎さんがかっこいい
前作が、盛り込み過ぎか私にはイマイチ感があったので、期待半分で鑑賞。
社会問題に切り込みつつ、昭和のおばちゃんにヒットする、愛とか贖罪とか赦すとかが詰まってます。
ラストシーンがすごくいいなぁって思ったのに、その後の次回予告はこのシーンを台無しににした感は否めない。
緋色の弾丸の挫折から実に4(5?)年
緋色の弾丸がなんだったのか、良作を出されるとますます浮き彫りになる。
以前自分でメタ考察したレビューを読んだが、急遽脚本の変更をしたならしたで、
それも料理するのが監督の手腕なので、永岡監督とは全く趣味嗜好、
見せ場や力量など合わないことは分かっている。(五稜郭もテレビスペシャルで
良かったのでは?)
さて、今回の長野県警組、実に素晴らしい映画という舞台で
風呂敷を畳めた感です。本当に素晴らしかった。
青山先生が抱えていた長野組の着地点の構想と現状黒の組織で
巻き起こった事案を絡められた上に幼馴染がやっとくっつく、という
青山劇場必須のコンテンツもあった。
私個人は櫻井さんの脚本なので信頼はしきっていた。
鰐の部分を一切合切カットしたのも良かったと思う。(今回のメインはあくまで長野組)
監督と脚本の相性が本当によかった。
今回良かっただけに、本当になぜ緋色の弾丸があんなことになったのか…。
過去を蒸し返すべきではない、や、今回は今回だけで、と言われる言葉かも
しれないが、30作目前の歴史がある。
今回偶々ヒットした、今回は良かった、の偶然ではない。
緋色の弾丸で大頓挫した過去から、やっと良作を出せたという
制作(公式)の思いだと思う。
私が過去作(特に緋色の弾丸)を矢面に出しているように、制作側にも
緋色の弾丸の苦い部分を噛みしめているはずだ。
次はいい物をだす、という言葉や理想だけでは結果にならない。
今回の映画が良かったのは、制作側がしっかり苦い経験だと認識して
くれたお陰ともいえる。
あと3年。原作は既にネタ切れのようなので青山先生も映画に注力している
と思う。
最後、コナンが新一に戻るのが漫画なのか、映画なのか、というほど
近年のコナン映画での原作置き換えの比重は強い。
青山先生にはいろいろな風当たりもあったと思う。
お体に気を付けて、最後まで頑張ってほしい。
歴代最低レベル
原作ファンのため、長野県警絡みのエピソードも当然知ったうえでの鑑賞
この作品を高く評価している人の気が知れない
歴代のコナン映画の中でも群を抜いて面白くなかった
特に中盤から終盤にかけ中途半端な緊張感が続き、抑揚が無くかなり退屈に感じた。
大和勘助が犯人に何度も襲撃され、その度に本人や周りが窮地に陥る描写があるがあまりの学習能力の無さにイライラが止まらない。
また、ピンチに陥る度に何かしらの手段で解決するといった描写を繰り返し体験するため、終盤の「死んだと思っていた大和勘助が実は生きていた」という本来熱いであろう展開に意外性が無く、盛り上がりに欠ける。
主要キャラが映画の中で死亡するはずがないのは重々承知しているが、だとしても見せ方があまりにもお粗末ではないだろうか。
今作の一番の魅力は「小五郎が眠らずに推理を披露する」というところだと思うが、伏線の張り方が露骨すぎて犯人が序盤で分かってしまうため、肝心の謎解き要素が弱く非常に残念。
隠れ公安として登場した犯人であるが、ストーリー進行の都合上とても公安と思えないほど頭が悪く描かれているところも不満である。
まだ核心を掴んだわけでもないワニを「これ以上捜査されると不都合である」という理由のみで殺害するのも動機として無理がある。
捜査員ひとりが殺されようとも代わりに別の公安の人間が捜査を担当するだろうし、根本的解決になり得ないことくらい当然想像がつくと思うが。
また、犯行を裏付ける証拠が身に着けていた手袋なのも安直すぎて落胆した。処分しろよ。
ここまでつらつらと不満を述べてきたが、結局のところゼロの執行人のようにクライマックスでずば抜けて熱い演出があればいちコナンファンとしては満足なのだが。。。
ギャグとしか思えない瓦礫でのスノボ、キャラ崩壊気味の哀ちゃん、レーザー光線での目つぶし、どう考えても犯人が死ぬレベルの爆発など、ツッコミどころの多すぎる怒涛の展開の連続で辟易とした。
挙げればキリがないが、子供向けの作品ということを差し引いても減点せざるを得ない要素しかなく、加点要素も限りなく少なかったため歴代のコナン映画の中では最低レベルの作品だと個人的には感じた。
眠気を忘れた
コナン映画眠くなる病が発症して、だいぶ序盤から話が入ってこなかったのだけれど、これまた早くからお手洗いに行きたくて眠気を感じる余裕がなくなり、いつの間にか集中して楽しめていた(お手洗いも最後まで我慢できた)。
雪山やパラボラの映像美、迫力のある銃撃戦はとても魅力的で、アニメーションの良さが存分に表れていたと思う。特に雪崩のシーンはドキドキした。
今回も登場人物が多く、昔のコナンしか知らない私は長野県警のくだりについていくのが大変だったけれど、なんとかストーリーも把握して、謎解きも楽しむことが出来た。
ただ真犯人の動機がちょっと八つ当たりじゃない?気の毒ではあるけれど、彼女直接的には怪我させられてないし殺されてもないからそれでそこまでするかと。
小五郎さん今回かっこよかった。
コナン君は今回も異次元なアクションしてた。
小五郎以外は微妙
コナンの連載開始と共に生まれて、コナンと生きてきました!笑
面白かったけど、2024〜2022年の3作が良かったこともありそれと比べると見劣りするかな。
あとエンディング曲は申し訳ないけど過去イチ微妙。なんの権利が絡んでるか知らないけどエンディングも楽しみの一つなのでちゃんと決めてほしい。
安室さんの声ですが好意的な意見が多いように感じますが、個人的には違和感しかなかったです。
声優って声だけの出演ですし不倫で引退しなくても、、と鑑賞中に意識が逸れてしまいました。
とはいえ小五郎がかっこいい話が大好きなのでそこは楽しめました(とりわけ射撃が上手い設定が大好きなので🎶だから紺青の拳の小五郎が銃にびっくりするシーンは悲しかったりしますw)。
撃ってくれるかな?と期待していのですが撃ってくれてよかったです😆
3カメもある当たり、ファンの意向を組みました!!って感じでちょっと笑ってしまいました。
きっと小五郎の射撃シーンをこれで見納めだと思うので胸に刻みます🫶
語りたいのでコメントください❣️
反対意見も歓迎です🤣
不死身の長野県警
今年のコナンの出来は、、、などとGWにまるでボジョレーヌーボーの様に楽しめる国民的映画となって久しいです。
そういった意味では、今年は10年に一度の大人な作品、と感じました。
長野県警と毛利小五郎が主役の作品。ストーリーと言い、序盤からの伏線と言い、最後の展開と言い、とても良かった。
コナンは当然なのだが、この作品の毛利小五郎は冴え渡っていました。毛利小五郎が眠らない作品に外れはないように思っている。
不死身の長野県警には笑ってしまったが、とてもドキドキする展開でした。と自分は素直に観たのだが、ネット上の考察班の皆さん、凄すぎますね。
まさかそこまで、とは思いますが。自分はあまり考察せず(考察班の考察を見ず)、今後の展開を楽しみたいと思います。
予習は必須か
今作は大人組がかっこいい!
ストーリーが渋くて個人的にとても好きでした。ゼロの執行人同様に、現実世界の組織や制度に寄せているのが脚本家さんの個性が光っていて良いです。(寄せているからこそ「そうはならんやろ」となることも多いですが)
また、雪山と雪崩は過去作で既に扱ったテーマですが、そこともちゃんと差別化できていたと思います。公安と長野県警のキャラクター好きにはとても楽しめましたし、いつもコナンくんの有能さを際立たせるためにダメダメな扱いを受ける大人たち(特に小五郎)がしっかりしてる点も評価が高いです!長野県警が変に改悪されずちゃんと優秀で安心しました。
気になったのは、長野県警や公安関係(特に諸伏景光の死)に詳しくない人には要素が多くて理解しきれないかもな点。また、今回小五郎がかなり感情的な振る舞いをしていますが、その主要因である鮫谷警部との絆や友情が描写不足に感じて、観客目線では小五郎の感情についていけない感がありました。相棒時代の二人のワンショットでも絵があればもう少し二人の仲の良さや、鮫谷警部を失った悲しみを受け入れやすかった気がします。(終盤で飲んでる写真は出てきましたが)
コナン映画はツッコミながら観るのも醍醐味と思っていますが、今回も人間離れしたアクションを楽しませてもらいました。毎年、被害総額はいくらになるんだろうと余計なことを考えてしまいます。今回のようにストーリーが渋めでリアリティラインが高めなお話だと、荒唐無稽なアクションシーンとの差が際立って、コナンくんは真剣なんでしょうがちょっと笑えてきてしまいます。
他には、映画の新キャラである内調の長谷部さんが、原作に今後逆輸入されないかな?と少し期待しています。登場時は嫌味キャラかなと思ったのですが、こどものコナンくんや一般人の越智館長を逃走する被疑者から遠ざけようとしたり、コナン世界ではかなり希少なまともな大人だなと好感が持てました。
予習は少ししておいたほうが良い
前作未視聴。以前は毎年のようにコナン映画みにいっていたのだが、職場の意地悪な人が、コナンのとあるキャラを愛しておりデスクにグッズを飾っていた。コナンを見るとその人を思い出すためしばらく避けていた。(全くコナンに罪はありません!!)その人ともおさらばし、心機一転観ることにした。前置き長くてごめんなさい🤨
今回はおっちゃんと長野県警が主役といっても過言ではない。
長年観ていなかったブランクのせいにより、長野県警メンツがでてきてもやけに故事引用するやん。誰やったっけ…?その事件なんなん?弟がどうした?かんすけとゆいって人はお互い好きみたいやけどゆい結婚してるから不倫関係なん?(違います!)と基本的なことが分からず。
事件の真相も、えー!彼女のためにそんな国巻き込むようなことやるか!?と釈然とせず。あそこまでやる必要なかったやん…トリック重視というよりはミッションインポッシブル的なありえへんやろ〜!!みたいなアクションを楽しみに観る映画なのかなと思った。
おっちゃんがカッコいい映画
長野県警と小五郎のおっちゃんが好きな人には良い映画だったと思う。
謎解き要素としては昨年のものに少し劣る気がする。ただ意外性?としてはかなりあるかと思った。
私の中では10年以上経っているのにコナンくんの世界では1年経っていない出来事という時間軸のデカすぎるギャップに戸惑いながらスタートした。雪崩が10ヶ月前かよ……
とにかく小五郎のおっちゃん(大)活躍でかっこいい。お決まりの爆発はあれど、見どころはたくさん、盛り上がりポイントもたくさん。
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