「七ヶ岳登頂!…いえ、遭難中です。」名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック) かるーあさんの映画レビュー(感想・評価)
七ヶ岳登頂!…いえ、遭難中です。
様々な上映形態で7回鑑賞しました。
(5月6日現在:通常2回、4DX2回、ドルビー、IMAX、轟音各1回)
今年のコナン映画は長野県警がメインということで、諸伏高明が好きなわたしにとっては嬉しくもあり、(サブキャラだけど大丈夫かな…)という昨今のキャラ人気の中でも派手さが欠けるキャラたちなので一抹の不安も抱えていましたが実際に観てみるとそんな不安は吹き飛びました。…はい、最高でした…!!
昔から相棒や古畑任三郎といった刑事ドラマを好んで観ていたので、今回の警察に焦点をあてた刑事ドラマ系アクションアニメは個人的にはドンピシャでした。(勿論現実離れした描写は多々ありますが…みんなフィジカル強すぎません?笑)
○警察ならではの要素あり
警察組織に属する者たちの誇りと使命感にグッときました。職務倫理の基本やPⅢなど、警察ならではの要素があり結構凝っていたのも良かったです。
○緩急ありで飽きないつくり
雪崩や銃撃戦、追走劇など要所要所で迫力あるアクションを挟めているので、大人向けで少し難しくても視覚的に楽しめるので飽きることはありませんでした。
△眠らなかっただけの小五郎…?
毛利小五郎の活躍が思ったのと違ったのは少し残念でした。もっと自力で推理して犯人に辿り着く描写がみたかったし、小五郎と長野県警が上手く絡んでほしかったです。
あくまで民間人として事件に関わっていたので、推理よりも銃の腕前を前面に出したのは仕方ないかもしれませんが。
推理力が高い長野県警をあっと驚かせる推理をする小五郎もみてみたかった…。
?景光が死神のように…
今回の映画で景光が出てきたのは意外でしたが、それよりも兄を連れていこうとするのが普通に怖かったです。
そこは「兄さんはまだこちらに来てはいけない」と言うのかなと思っていたので…。
ただそれがむしろ現実ではないという描写の一部なのかもしれませんが…。
あそこの諸伏警部の表情が切ない。
◎長野県警トリオの活躍
長野県警トリオの活躍は大満足でした。
大和警部と由衣さんのラブコメも良い味を出しています。エンドロール後のあれ、あの後どうなったのですか…?もっと教えて…
終盤のメインテーマがかかるシーンは何度みても胸が熱くなる良いクライマックスでした。
○肘掛けを思わず掴んだ4DX
今作も勿論4DXでも鑑賞しましたがめちゃくちゃ揺られて楽しかったです。特に終盤はもうガックガク揺らされるし体幹を鍛えていないと振り落とされる激しさでした。
諸伏警部の車に乗っている感覚を味わえたのも最高でした。
?次回作はさらにコア向けに
アニメでもここ最近取り上げられたキャラが恐らくメインなのでしょうか。
「え…誰?」と困惑する声もあり、今作よりも更に予習が必須になるのかもしれません。それでも来年もきっと面白い作品になると思うので期待してお待ちしています!
★さいごに
ありがとう、製作陣の皆さま…!
諸伏高明をこんなに活躍させてくれてとてもとても感謝しています…!!
そして彼の沼が深すぎて登頂どころか遭難してしまいました。あと何回遭難するのでしょうか。故事成語…勉強してきます。
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