「個人的にはよく分かりませんでした」名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック) フジさんの映画レビュー(感想・評価)
個人的にはよく分かりませんでした
まず小五郎が鮫谷に対して慟哭するシーンに全く感情移入できず…自分には経験がないので分かりませんがあーいう場面ではあーいう感じになるんですかね。
急に泣き出して急に吠え出して高木刑事に八つ当たりして…とまぁなんともシーンに合わせたようなセリフと演技だなーみたいな感情で見てました。
映画でやるには動機も推理も薄すぎないかなってのもありました。
いかんせん今回限りのゲストキャラで大した掘り下げもなく自殺の原因も犯行の動機も今ひとつ入り込んでこないので泣くこともできず…
他の方のコメントを見て気付きましたが犯人が直接真希に手を下していてそれが原因で引退となり…となっていたら共感する気持ちを持てたかもしれません。
今回はきっかけとはなっても直接の原因としては薄かったのでそれが自分の中にすっと入ってこない要因となっていたのでしょうね。
ただ父親が娘を自殺に追い込んだ元凶に感情を吐露し、それでも許そうと努力するシーンはグッときました。
あとは各キャラの見せ場が少ない、というか見せ場にしては地味すぎて面白みがない。
今回アクションに派手さはなくそれで終わり?という感じでした。
ド派手なアクションで犯人を追い詰めるわけでもなく緊迫感のある戦闘シーンで窮地を脱するでもなく華麗な閃きで真相を解き明かすでもなく…
終始割と平坦な感じで映画が終わってました。
一番腑に落ちなかったのは大和警部の怪我の理由というか因縁というか…今回その真相が分かったわけですが引っ張った割に…?という感想。
どうなんですかね、原作もっと読み込んでたらすごく面白かったんでしょうか。
なんか、本筋にあまり関係なさそうというか、思ったより深くもない因縁だなーと思ってしまいました。
今後内閣うんたらや司法取引の改正、証人保護プログラムなんかが本編に絡んでくるんでしょうかね。
事件のきっかけとはなりつつも今作本筋にはあまり関係がなく今後の伏線なのかなって感じでしたが難しくてその辺はよく分からなかったです。他の方の考察なんかも参考にしつつ今後本編に繋がるならまたおさらいしてみようかな、程度の作品でした。
コナンをあまり知らない人は特にです。単行本59巻の風林火山の事件は見ておくべきだったと思います。
証人保護プログラムも実は既に原作で登場していて、ジョディ先生が使用していたり、灰原も勧められていたりしているので今後も重要になるかと思います。今回は長野県警関連、公安関連を予習しておかなければ、難しい内容だったかもしれません。予習したのちにまた見てみてください。もしかしたら変わるかもしれませんよ。
最初の小五郎のやつは自分の身近な人(家族、彼女、親友)が理不尽にも
殺害されてしまったらというので考えてみるとわかるかもしれませんね
動機や自殺の理由に関しては、薄くなかったと思います。公安が関わってましたし、自殺の理由に関しても
わかる気がします。ただ、推理が薄いというのは本当にその通りで、他の作品に比べるとあっさりしてる感はありました。コナンの映画はある程度の予習が大体必要になってきます。
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