リライトのレビュー・感想・評価
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未来から来た彼はラベンダーの香り。
高3の夏に転校してきた園田保彦とクラスメイト美雪と保彦が手にしてる小説本の話。
“300年先の未来2311年からタイムリープして来た未来人”という秘密を共有し彼に恋をする美雪、後に貰ったタイムリープする為のカプセルを7月21日使った日、小説書いてねと別れを告げられ未来へ帰る保彦だったが、時は経ち10年後、…実家に来るはずの過去の自分に“伝えるため”待つ美雪だか来る気配はなく、誘われた同窓会で保彦の真実を知る…。
池田エライザさんは好きで気になってた本作、未来から来た彼との年齢差、何か不釣合、未来人の棒読み、エライザのパイが気になり話が何か入ってこない。
タイムリープ出来るカプセルを貰った時は、いざという時、終盤辺りで使うんだなと察しはつくものの…使うの早っ!しかも序盤、序盤で何か終わりへ近づいてる雰囲気?!と思うもののそこから長いし、もう1度書くが美雪演じたパツパツの服を着るエライザのパイパイが気になるしで自分はやはり男だな~と思った。
未来へ戻れなくループを繰り返す度にハート泥棒されちゃうクラスメイト達と共通の記憶、小説は誰が?を絡ませながらも、何かアンバランス?不釣合?なキャスティングが気になっちゃったかも旦那役も含め。
事の真相には驚かされるが、モヤモヤとしたフラストレーションも残る
尾道、未来から来た転校生、ラベンダーの香り、尾美としのりと来れば、否が応でも大林宣彦の「時をかける少女」を想起してしまう。
序盤の物語も、「時をかける少女」そのもので、大きく違うのは、主人公が、10年後の自分に会いに行き、その10年後に、過去からタイムリープしてくる自分を待つという展開だろう。
ここで、過去の自分が現れなかったことと、主人公の書いた本が、盗作疑惑のために出版できなくなったことから、主人公だけでなく、観ているこちらも混乱するのだが、「どうして?」という疑問と「どうなるの?」という興味で、その後のミステリアスな展開に引き込まれていく。
これは、もしかして、パラレルワールドものなのかもしれないと予想したのだが、クラスメートの33人が、全員同じ経験をしていたというタネ明かしと、主人公が、最重要人物ではなかったという真相には、さすがに驚かされた。
ここに至って、ようやく、これが、「もしも、ケン・ソゴルが、タイムリープではなく、タイムループにはまってしまったら?」という物語だったということが分かるのだが、それは、それで面白いものの、33組もの人々が、狭い校内で、顔を合わせずに20日間を過ごすのは、いくらなんでも無理だろうとも思ってしまう。
何よりも、10年後の主人公は、高校生の自分に、10年間使い古した試作版ではなく、新品の試作版を見せても良かったはずで、どうして主人公だけが、10年後にタイムリープする時期をずらされたのかがよく分からない。
もし、主人公が、真相のすべてを理解した上で、高校生の自分に会う必要があったのだとしたら、小説を出版した友人が「過去を変えてみれば?」と促した内容が重要になるのだが、結局、主人公が高校生の自分に何を告げたのかは分からずじまいで、モヤモヤとしたフラストレーションが残った。
その友人にしても、最後まで自分を選ばなかったのは、転校生ではなく、彼女に思いを寄せていたクラスメートだったというサプライズが明らかになったはずなのに、それが、10年前の自分に小説の試作版を渡す時に、どのように作用したのかが明確に描かれることはなく、消化不良の感が否めない。
「時をかける少女」を大胆に「リライト」した物語として、十分に楽しむことができただけに、観客の想像に任せるみたいな形で、あやふやな状態のままエンディングを迎えてしまったのは残念で、タイムリープの結果としての伏線回収のカタルシスが感じられなかったのも、物足りないとしか言いようがない。
10年の年月は異性の趣味を変えるほどに激動だったのかなとか、思ったり思わなかったり
2025.6.14 イオンシネマ久御山
2025年の日本映画(127分、G)
原作は法条遙の同名小説
未来人と関わりを持ったクラスメイトたちを描いた青春SFミステリー映画
監督は松井大悟
脚本は上田誠
物語の舞台は、広島の尾道
作家の石田美雪(池田エライザ)は、ある用事のために東京から帰省していた
それは、高校時代に20日間だけ過ごした転校生・園田保彦(阿達慶)との約束で、「10年前の自分が来るから、ある小説を書くように促してほしい」と言うものだった
高校時代の美雪は、図書委員を務め、クラスメイトの読書好きの友恵(橋本愛)と小説談義をする女の子だった
ある年の夏のこと、美雪たちの元に転校生の園田がやってきて、美雪はひょんなことから学校の案内役をすることになった
そこから秘密の時間が増えていき、いつの間にか恋心を覚えた美雪は、彼が帰ってしまうことを惜しんでいた
園田は、美雪が一人きりの時を選んで突然目の前に現れ、自分が未来人であることを明かす
美雪はそのことに疑問を持つこともなく、未来人っぽい行動や反応をする園田に心を許していった
そして、最後の日、園田は「10年後の今日に過去の自分が来るから」と言って、「小説を書くように促してほしい」と言って去っていくのである
物語は、その言葉を信じた美雪がそのために帰省する様子が描かれていて、さらにクラスメイトの酒井(倉悠貴)は、この機会に同窓会をやろうと声をかけていた
東京に出ていた数人も呼び寄せていて、担任の細田先生(尾美としのり)も含めた全員が同窓会に集うことになった
だが、約束の日を過ぎても過去の自分は現れることもなく、さらに次に出版を予定していたデビュー作の描き直し出版に暗雲が立ち込めていた
編集者の佐野(長田庄平)は、キャラは微妙に違うが話の筋はほとんど同じと言う作品が別の出版社から出版予定されていると言う
このまま出してしまえば盗作問題に発展するため、出版社は差し止めを決断するに至っていた
映画は、美雪の元に過去の自分が来ない時点で「タイトル」が出る仕様になっていて、おそらくは3分の1が過ぎた頃だったと思う
そこからは、自分と同じ小説を書いた人物を探すパートになり、複数人が自分と同じように園田との時間を過ごしていたことがわかる
誰もが小説を書くように促されるものの、実際に作家になったのは美雪だけで、それでも彼女の作品は園田が求めているものでは無かった
彼は、その小説が書かれることで未来へと帰ることできるのだが、園田の目論見を看過し、書き換えを行った人物がいた
それを探るのが、第三幕となっていて、そこに向かう前に「酒井と園田が仕掛けたこと」が暴露されていく
酒井は園田が未来に帰るための手助けをしていて、小説を書きそうな人間から順番に園田との関係性を持たせるように仕向けていた
最大33人が同時期にあの学校にいたことになり、それが地震と旧校舎倒壊、花火大会で完結することになっていた
その仕組みは「33股状態」のようなもので、真剣に恋をしていた女子にとってはショックなことだった
それでも、10年前の出来事なのでみんな寛容で、男子も自分の好きな人を取られていたかもしれないのに穏やかな対応を見せていたのは不思議だった
細かなところを突っ込むのは野暮な作品で、あの狭い空間で20日限定とは言え誰とも顔を合わせないように仕組むのは無理があると思う
それでも、その歪さに気づいたのが友恵だけとなっていて、そのあたりは物語上の都合と言う感じに思えた
映画は、そういうところを寛容に思えるかどうかと言う作品なのだが、そもそも結婚相手の章介(篠原篤)と園田が別人種くらいに違うので、そっちの方が気になってしまった
いずれにせよ、設定自体が面白い話で、細かな辻褄合わせを傍に置いておけるくらいには完成度が高い
問題は、クラス全員の女子が恋愛状態になるほどの男子がいるのかと言うところで、一人ぐらいは最後まで友情から出ないと言う人がいても良かったように思う
逆に決め台詞で男子生徒が色めき立つと言う何のためにあるのかわからないシーンを挿入することを思えば、書かせようとしても全く意に介することなく玉砕というのもあったほうがバランスが取れるのだろう
映画は尺の都合で全員は描けないと思うが、バリエーションが多いほどに物語は集約されていくと思うので、ざっくりと「告白シーン」をダイジェストで列挙しても良かったのかな、と感じた
原作はダーク・スリラーだが、映画はジュブナイル。
原作既読。
ひと言で言えば、面白かった。
心配した予告での保彦役の演技は、演出だった。
* * *
ただ、作品の毛色は原作とだいぶ違っていて、
原作がダーク・スリラーSFなのに対し、
映画はジュブナイルだった。
それは意図的なもので、
しかも脚本の上田さんと松居監督が、
同じ「時をかける少女」でも筒井康隆より大林宣彦を強く意識していることは、
原作文庫巻末のインタビューから窺える。
>(上田さん)原作はリライトによって世界線が変わっていきますが、映画では「世界線は一つ」としました。
>(上田さん)大林宣彦監督の『時をかける少女』を踏まえて、尾道で映画を撮ろうと松居さんから出た案なのですけど。あの名作に対して、まさにリライトを仕掛ける事になるので、映画版では後味の悪さを残して終わるのは嫌だなと。
>(松居さん)やっぱり映画だから役者が演じるとなった時に、どんなに痛みを伴っても、愛せない人を作りたくなくて。
そして映画は、目論見どおりの作品に仕上がっていて、
それは脚本家と監督の腕のなせるわざだろう。
* * *
でも、
原作より物足りなくなっちゃった部分もあって、
その一つは、
「世界線」が一つになっちゃって、分かりやすくなりすぎたこと。
「なんじゃこりゃあ」という面白さがなくなってしまった。
とはいえ映画は、
本と違って「その場でもう一度」というわけにはいかないから、
分かりやすくしないといけないんだろう。
もう一つ。
これは「厳禁」のネタバレなしには語れませぬ。
* * *
友恵が美雪の薬を「調合」して
タイムリープの到着日時を遅くして
「美雪もリライトできるんじゃない?」
と言った台詞の意味が、
どう考えても分からない。
友恵にとって、何もいいことはないのだから。
そして美雪もまた、さらなるリライトはしないことを選んだ。
「愛せない人を作りたくなくて」という監督の言葉からすると、
友恵も美雪も悪役にしたくない、
という配慮しか思いつかない。
だとしたら、つまらんなぁ。
* * *
原作では、
友恵がリライトしてしまったから、
クラスの誰も10年後にリープして来ないんである。
映画では、
友恵がリライトしたというより、
友恵がその小説を書くのが本線で、
美雪が「リライトしかけた」、
それを友恵が「さらにリライトして本線に戻した」
という話になっていて、これが
「世界線が一つ」ということなんだろう。
収まりはいいけど、
ゾクゾク感・クラクラ感は、原作の方が上だった。
それでも実は、
友恵は保彦を「手に入れている」
という点は、映画も原作と同じだ(ろう)けど。
気持ちの良いほどまんまとやられた!タイムリープジャンルにまたまた新たな傑作誕生!
大林宣彦監督の不朽の名作『時をかける少女』(1983)を想起させるキービジュアルや『ラベンダーの香り…』などの口上、『新・尾道三部作』のミューズであった石田ひかり氏や監督自身の分身、アントワーヌ・ドワルネともいえる尾美としのり氏の配役、そして風光明媚なオール尾道ロケ。
誰もがあの名作の令和のリメイク版、未来人との甘酸っぱい青春SFラブストーリーとイメージしながら劇場に足を運ぶと思いますが、実際はさにあらず。
20年前にSFタイムリープの傑作『サマータイムマシン・ブルース』(2005)を発表、その後も『四畳半タイムマシンブルース』、タイムリープの2分のズレを描いた『ドロステのはてで僕ら』(2020)、さらに2分間の繰り返しを描いた『リバー、流れないでよ』(2023)など常にタイムリープジャンルに新境地を開いたヨーロッパ企画・上田誠氏だけあって、単なるタイムリープラブストーリーで終わるはずはないと思っていましたが、まんまとミスリード、後半以降の想像の斜め上を行く驚きの展開に爆笑と拍手喝采、男の友情譚、青春群像劇としても出色です。
ロケ地・尾道も小津安二郎監督『東京物語』(1953)の石造五輪塔、もちろん大林監督『転校生』(1982)や『時をかける少女』の商店街、坂道やお寺、さらに『さびしんぼう』(1985)の桟橋など心にくいロケーションでばかり、改めて尾道の良さを実感しますね。
早く誰かにネタバレしたい作品、ネタバレを聴く前にぜひお早目の鑑賞をおススメします。
笑える作品とおもいきや、、、タイムリープスリラー😱
池田エライザ主演×松井大悟監督×上田誠脚本とあっては観ないわけにはいかない。
美雪(池田エライザ)と未来人の保彦(阿達慶)によるラブストーリー的な
展開は割とオーソドックだし、退屈といっても過言ではなく、
ただただ池田エライザの美しさに眼福を感じるのみであったが、
10年前から自分(美雪)が現れるはずなのに現れない・・・というところから、
不穏な展開になり、俄然面白くなった。
なぜ10年前の美雪が現れないのか、
その背景のタイムリープ祭り(クラスの33人全員が保彦と秘密を共有していた)だったこと
と友恵(橋本愛)の保彦への想いが強すぎるがゆえの凶悪さには
なるほどな〜と唸らされた。
タイムリープ祭り時の茂(倉悠貴)による鉢合わせにならないように
巧みにクラスメートと保彦が出会う場所をコントロールするのは筆舌ものであり
笑えるレベルで、実際の映像は笑えた。特に男子生徒と保彦の図は笑えたな。
友恵が美雪のタイムリープ薬を盗み、これで美雪が10年後の自分に会いにいけなくなり、
これで保彦がパラドックス化してしまうことで、未来に戻れなくなったに違いない。
そうしておきつつ、10年後からやってきた友恵が保彦が過去に来るきっかけとなった小説を
渡し、10年前の友恵に小説を書かせることとなり(10年後から友恵が持ってきた小説は、
美雪著)保彦を10年前の世界に留めおくことに成功したのではないか。
その後に美雪は10年後の自分に会うことができているのだが、
10年後の美雪がなんと言ったのかはわからずじまいであった。
ラスト近くの本屋で美雪が見たのは、保彦に違いない。
ラストショットの美雪の表情は何を思うのか・・・。
というわけで、なかなかに面白かったが、ちょっとわかりづらさもあったかなと。
あと、ちょっと間延びするショットも多いので、もっとスピード感があるとよかったかも。
【”エンドレス・サマー・・。”今作は眉村卓も、大林宜彦監督もビックリの松井大吾Meetsヨーロッパ企画中心人物の上田誠脚本による見事な構成のミスリードタイムリープ映画である。】
<Caution!内容にチョイ触れています。>
■眉村卓・・ジュブナイルSF小説の傑作「なぞの転校生」で有名。(知ってる?)
大林宜彦監督・・ご存じ、尾道三部作「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」で、超有名。
・今作では、尾美としのりさんがガッチリ出演されているし、序盤で、美雪(池田エライザ)の目の前に、ヤスヒコ(足達慶)がドドーンと300年前から登場するから、そりゃあ観ている側は、どうしても、”ハハーン!今作は、尾道三部作をミックスさせた作品だね!”とミスリードされてしまうよね。
・けれども、ここからが、観る側の予想の左斜め上を行く展開で、ナカナカだったなあ。
・クラスの中心人物のサカイ(倉悠貴)が、文才の或る雨宮(橋本愛)を”最後”に持って来た理由とか、クラス会の時に意地でも全員集めた理由とか、見事に序盤と中盤で、”どういう事?”とチョイ、思った事が見事に回収されて行く脚本は見事だったし、美雪とヤスヒコの「時を駆ける少女」逆バージョンと思いきや、”33人とかい!何回、タイムリープしてんだ!”とクスクス笑った作品。
<今作は、ジャパニーズ青春タイムループヒューマン&コメディ作品としては、秀逸ではないかな、と思った作品である。どうでしょう?
あと、全然関係ないけれど、池田エライザ(チョイ、表情が柔らかくなったかな?)と、篠原篤の夫婦というのも斬新だったなあ。(スマン!篠原篤!)じゃーね!>
前半は退屈だが、後半は面白かった
原作未読。タイトルにあるような感想ですが、「時をかける少女」のような名作には及ばないと思います。
タイムループやタイムリープ物で、過去が何者かによって書き換えられたため、10年後の美雪に過去の美雪が現れない異変が生じてくるものでした。問題は、この異変によって未来人の保彦が手詰まり状態になり、未来に戻れなくなることでしょうか。33人の保彦が同じ時間の同じ場所で行動するのは無理があるかなと思いました。
後半、黒幕や異変の全貌が明らかになり、なかなか面白かったです。終盤、本屋に現れた人物は保彦だったのでしょうか?アニメ映画の方が向いているかなとも感じました。
ついつい手が出る、見逃せばボールの変化球
だって振りますよ。エライザなんだもん、コレがw
尾道リスペクト作品です、先ずは。基本建て付けはタイムループもの。リープしそこねてループに突入しちゃうやつです。
なんで一周目、と言うか一話目が無茶苦茶に雑にすっ飛んで行きます。感情移入出来ようが出来まいが、もうお構い無しに話を進めちゃいまして。からの、ネタバレ・タイムループパートが変化球も変化球。もう、完全にコメディーw
ひとしきり笑いを取ってからの、ラスワンでドッキリ!で締める映画。
タイムループ作品大国、と言ってしまいたくなる、我が国の映画界。SciFカテゴリーの中で、低予算のアイデア一発勝負出来るのは、ループとリープネタってのもありますけどね。アイデアのクオリティが高い作品が、毎年のように出て来てた所だったんで、変化球である、と言う点だけが印象に残りました。
尾道フェチ的には、知った場所&知ってるお店が出て来て、地味に萌え。エライザが地味な役に映えると言うのは、新たな発見。森田想ちゃんのファンとしては、普通女子の想ちゃんが見れて嬉し。
感動も驚きも無かったけれど、タイムループで、こんなパターンは初めてだったので新鮮でした。「33人いる!」と、旧校舎崩落の後のクラスメイト全員ダッシュには、思いっ切り吹きましたw
楽しかった。
そこそこ。
二度と忘れられない初夏になる
美雪と友恵のクライマックスにかけての演技に強く惹かれました。
タイムリープものということで原作、シリーズと読んで公開を楽しみにしていましたが、ある意味裏切られたような感じで、原作通りの展開を望む人は少し物足りなさも感じるかもしれません。
また、脇を固めるクラスメイト、母親、編集部の二方と豪華で飽きません。まさに、私だけの物語だと思っていたのに、いつの間にか視点が変わりこれこれ!となりました。
ここはどうなのだろう?と気になる場面を回収するためもう一度見たくなる。もう一度見るとまた気になる点が出てくる。
未来人にジャニーズの若い子が出ていますが、映画初出演ということ。その“何も分からない”という不安さが現代にやってきて右往左往する未来人に何故かあてはまっていてよかった。
33通りの夏祭りみたいなと思いました。
何だ、時かけの2次創作か?
微妙な脚本と、レベルが高くはない役者達が化学変化をおこして、かなりキツイものがある、この映画。
タイムスリップモノは数あれど、これほどわかりにくいものに仕上がっているのは脚本を書いてから、推敲していなかったからに違いない。おそらく、五稿くらいで決定稿にした筈。
監督の前作、ちょっと思い出しただけは、俺がかつて、タクシー運転手をやっていたので刺さるところあったが、
あの映画って、ED曲のクリープハイプのナイト・オン・プラネット救われているとこあるよね?映画の内容もED曲の歌詞を基にしているから、上手い化学作用だった。
ところが、ぎっちょん! この映画のED曲は俺にはノイズにしか聞こえない曲なので、余韻に浸る事も出来ない。
俺には、2回戦で敗退した高校演劇の演目程度にしか思えない映画でした。この脚本はダメだこりゃ?
全71件中、61~71件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
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