リライトのレビュー・感想・評価
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笑える作品とおもいきや、、、タイムリープスリラー😱
池田エライザ主演×松井大悟監督×上田誠脚本とあっては観ないわけにはいかない。
美雪(池田エライザ)と未来人の保彦(阿達慶)によるラブストーリー的な
展開は割とオーソドックだし、退屈といっても過言ではなく、
ただただ池田エライザの美しさに眼福を感じるのみであったが、
10年前から自分(美雪)が現れるはずなのに現れない・・・というところから、
不穏な展開になり、俄然面白くなった。
なぜ10年前の美雪が現れないのか、
その背景のタイムリープ祭り(クラスの33人全員が保彦と秘密を共有していた)だったこと
と友恵(橋本愛)の保彦への想いが強すぎるがゆえの凶悪さには
なるほどな〜と唸らされた。
タイムリープ祭り時の茂(倉悠貴)による鉢合わせにならないように
巧みにクラスメートと保彦が出会う場所をコントロールするのは筆舌ものであり
笑えるレベルで、実際の映像は笑えた。特に男子生徒と保彦の図は笑えたな。
友恵が美雪のタイムリープ薬を盗み、これで美雪が10年後の自分に会いにいけなくなり、
これで保彦がパラドックス化してしまうことで、未来に戻れなくなったに違いない。
そうしておきつつ、10年後からやってきた友恵が保彦が過去に来るきっかけとなった小説を
渡し、10年前の友恵に小説を書かせることとなり(10年後から友恵が持ってきた小説は、
美雪著)保彦を10年前の世界に留めおくことに成功したのではないか。
その後に美雪は10年後の自分に会うことができているのだが、
10年後の美雪がなんと言ったのかはわからずじまいであった。
ラスト近くの本屋で美雪が見たのは、保彦に違いない。
ラストショットの美雪の表情は何を思うのか・・・。
というわけで、なかなかに面白かったが、ちょっとわかりづらさもあったかなと。
あと、ちょっと間延びするショットも多いので、もっとスピード感があるとよかったかも。
【”エンドレス・サマー・・。”今作は眉村卓も、大林宜彦監督もビックリの松井大吾Meetsヨーロッパ企画中心人物の上田誠脚本による見事な構成のミスリードタイムリープ映画である。】
<Caution!内容にチョイ触れています。>
■眉村卓・・ジュブナイルSF小説の傑作「なぞの転校生」で有名。(知ってる?)
大林宜彦監督・・ご存じ、尾道三部作「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」で、超有名。
・今作では、尾美としのりさんがガッチリ出演されているし、序盤で、美雪(池田エライザ)の目の前に、ヤスヒコ(足達慶)がドドーンと300年前から登場するから、そりゃあ観ている側は、どうしても、”ハハーン!今作は、尾道三部作をミックスさせた作品だね!”とミスリードされてしまうよね。
・けれども、ここからが、観る側の予想の左斜め上を行く展開で、ナカナカだったなあ。
・クラスの中心人物のサカイ(倉悠貴)が、文才の或る雨宮(橋本愛)を”最後”に持って来た理由とか、クラス会の時に意地でも全員集めた理由とか、見事に序盤と中盤で、”どういう事?”とチョイ、思った事が見事に回収されて行く脚本は見事だったし、美雪とヤスヒコの「時を駆ける少女」逆バージョンと思いきや、”33人とかい!何回、タイムリープしてんだ!”とクスクス笑った作品。
<今作は、ジャパニーズ青春タイムループヒューマン&コメディ作品としては、秀逸ではないかな、と思った作品である。どうでしょう?
あと、全然関係ないけれど、池田エライザ(チョイ、表情が柔らかくなったかな?)と、篠原篤の夫婦というのも斬新だったなあ。(スマン!篠原篤!)じゃーね!>
前半は退屈だが、後半は面白かった
原作未読。タイトルにあるような感想ですが、「時をかける少女」のような名作には及ばないと思います。
タイムループやタイムリープ物で、過去が何者かによって書き換えられたため、10年後の美雪に過去の美雪が現れない異変が生じてくるものでした。問題は、この異変によって未来人の保彦が手詰まり状態になり、未来に戻れなくなることでしょうか。33人の保彦が同じ時間の同じ場所で行動するのは無理があるかなと思いました。
後半、黒幕や異変の全貌が明らかになり、なかなか面白かったです。終盤、本屋に現れた人物は保彦だったのでしょうか?アニメ映画の方が向いているかなとも感じました。
ついつい手が出る、見逃せばボールの変化球
だって振りますよ。エライザなんだもん、コレがw
尾道リスペクト作品です、先ずは。基本建て付けはタイムループもの。リープしそこねてループに突入しちゃうやつです。
なんで一周目、と言うか一話目が無茶苦茶に雑にすっ飛んで行きます。感情移入出来ようが出来まいが、もうお構い無しに話を進めちゃいまして。からの、ネタバレ・タイムループパートが変化球も変化球。もう、完全にコメディーw
ひとしきり笑いを取ってからの、ラスワンでドッキリ!で締める映画。
タイムループ作品大国、と言ってしまいたくなる、我が国の映画界。SciFカテゴリーの中で、低予算のアイデア一発勝負出来るのは、ループとリープネタってのもありますけどね。アイデアのクオリティが高い作品が、毎年のように出て来てた所だったんで、変化球である、と言う点だけが印象に残りました。
尾道フェチ的には、知った場所&知ってるお店が出て来て、地味に萌え。エライザが地味な役に映えると言うのは、新たな発見。森田想ちゃんのファンとしては、普通女子の想ちゃんが見れて嬉し。
感動も驚きも無かったけれど、タイムループで、こんなパターンは初めてだったので新鮮でした。「33人いる!」と、旧校舎崩落の後のクラスメイト全員ダッシュには、思いっ切り吹きましたw
楽しかった。
そこそこ。
二度と忘れられない初夏になる
美雪と友恵のクライマックスにかけての演技に強く惹かれました。
タイムリープものということで原作、シリーズと読んで公開を楽しみにしていましたが、ある意味裏切られたような感じで、原作通りの展開を望む人は少し物足りなさも感じるかもしれません。
また、脇を固めるクラスメイト、母親、編集部の二方と豪華で飽きません。まさに、私だけの物語だと思っていたのに、いつの間にか視点が変わりこれこれ!となりました。
ここはどうなのだろう?と気になる場面を回収するためもう一度見たくなる。もう一度見るとまた気になる点が出てくる。
未来人にジャニーズの若い子が出ていますが、映画初出演ということ。その“何も分からない”という不安さが現代にやってきて右往左往する未来人に何故かあてはまっていてよかった。
33通りの夏祭りみたいなと思いました。
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