リライトのレビュー・感想・評価
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爽やか青春SF化
原作既読組です
映画化にあたりだいぶライトな展開になるように、特に終盤を改変しています。
これ自体は話の本筋を変えるようなものではないし、個人的にはアリかなと思います。
なので、「史上最悪のパラドックス」というコピーは、うーんそこまでかな?という感じです。
原作のほうは思いっきり最悪ですが、本作はイヤミス的な展開が得意じゃない方も安心して観られるストーリーになっています。
途中のドタバタ展開、確かに無理がありますが、論理的には矛盾していない。
まぁタイムリープものだしSFだし、都合がいい話だけどあれはああいうものだとして理解するしかないし、多少のご都合主義に過剰に突っ込まないはSFのマナーだと思っているので、仕方ない 笑
しかし、橋本愛さんがキャスティングの中で明らかに異質なので、あーこの人キーパーソンだなー的な感じが序盤から見えてしまうのがちょっと残念でした。
端役で出るはずはないので、主演の池田エライザさんと対をなす存在になるんだろうなという推測ができてしまいます。
予算的な事情もあると思いますが、もう少しキャストのバランスが取れているとモアベターだったのになーと思いました。
広げた大風呂敷をたたむのに懸命の忙しい映画だった
うーーーん
映画自体がリライト
面白かった
「カメ止め」ファンも「ぼく明日」ファンも観て!
けっして共有されることのないはずの思い出
―そのかけがえのない思い出が、わたしだけのものではなくなってしまったら?
とつぜんの転校生の出現から始まる、甘酸っぱくてちょっと不思議な青春の記憶。
やがて、それが誰かによって“書き換えられていた”かもしれないという疑惑と不安に転化する。
映画『リライト』は、あの『カメラを止めるな!』のように伏線が鮮やかに回収されていく快感を知っていたり、
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のように、逆行する時間の中で精一杯愛し合うふたりの健気さに胸を打たれたあなたならきっと気に入るはず。
これは誰の物語なのか?
そして、あなたが今見ているこれは、どこから来て、どこへ行くのか?
初見では物事の成り行きに翻弄され、全体像がわかった上で臨む二回目ではすべての事柄がつながっていることに感嘆することは必至。
そう、“もう一度最初から観たくなる系”の青春SF映画、それがこの作品です。
ミステリ的な部分は面白かった
思いの外、面白い展開
予告編で尾道が舞台と知って、興味を持った。大林宣彦監督の尾道3部作は(ビデオではあるが)観ていることと、聖地巡礼的に2度ほど訪れた思い出の地でもあるからだ。 キャスティング的にはやや物足りなさを感じつつも、それなりの期待を持って鑑賞。
【物語】
尾道の高校に通う美雪(池田エライザ)。3年生の夏、彼女のクラスに保彦(阿達慶)が転入して来る。翌日、図書室に居た美雪の前に突如として保彦が現れ、「300年後の未来からやって来た」と秘密を告白する。彼の秘密を共有したことをきっかけに二人は急速に距離を縮め、恋に落ちる。
ある時、保彦の命が危険に晒される出来事がおこり、以前彼からもらった薬を思い出した美雪は助ける手がかりを求めて10年後の世界にリープし、10年後の自分に会う。美雪はそこで未来の自分から保彦の無事を知らされると同時に「少女、時をかける」という本を見せられる。それは保彦が未来で読み、現代にやって来るきっかけになった小説で、「あなたはこれを書ける」と予言される。
タイムリープから戻った彼女は、「この夏の体験を小説に書き、必ず時間のループを完成させる」と約束して未来へ戻る保彦を見送る。そして10年後、予言どおりに小説家となった美雪はタイムリープして来るはずの高校生の自分に会うために故郷に帰るのだが、・・・
【感想】
尾道3部作の尾美としのりと新尾道3部作の石田ひかりの登場でまず気分が上がった。その他にも「ラベンダーの香り」とか、本の題名とか大林作品のオマージュ、レスペクトがそこかしこに感じられた。大林ファンというわけでもないのだが、そういうところに好感を持てた。
ロケ地尾道の町も「ここ行ったぞ」的に十分楽しむことができた。
以上2点だけで、7割方鑑賞目的は達せられたのだが、ストーリーが期待以上に良く出来ていた。終盤は予想もしていなかった展開で、完全に意表を突かれた。 コメディーにしたらもっと良かったかもと思える面白い真相だった。タイムリープものは数あれど、見たことの無い奇抜な発想だった。
キャスティングが地味なため、予想通り興行成績も地味だが、タイムリープSF好きや、ライトに映画を楽しみたい人には勧められる作品。
これは新しい視点だ!
[60代男です]
SFが大好きで、タイムトラベルものは映画でも小説でも、おそらく全部見ている。
しかし本作のアイディアは前例がない。
笑えるほどユーモラスなことになる。
あきらかに「時をかける少女」をなぞったような話が展開し、甘酸っぱい青春ファンタジーとして、主人公自身が言っていたように、きれいな時間のループを描いて完結する話に見え、きれいにまとまってはいるものの、新鮮さがまったくないので、池田エライザを鑑賞するだけの価値しか感じられないSF短編が完結しようとする、その瞬間から、あれれ? と時間のループが破綻して、長編ミステリーと化す。
何がどうなっているのか主人公にも観客にも分からない。
面白い。
年寄りにしか分からないだろうが、これは大林信彦・原田知世の「時をかける少女」より原作小説寄り、さらにそれ以上に懐かしきNHK少年ドラマシリーズ「タイムトラベラー」にそっくりな雰囲気だ。
未来人の少年のセリフ回しのおぼつかなさも、好意的に見れば「タイムトラベラー」的だ。
でも、本作には嫌いなところがある。
終盤、主人公が決意をして言う重要なセリフを、観客に教えないのだ。
考えさせたかったと? または言わなくても分かるだろ、か? または考察で盛り上がってくれよ、と?
僕はハッキリさせずにあやふやにしておく描き方が大嫌いなので、この部分のために、かなり楽しめたのに、観終わったときの満足感が2割減だった。
だから★も4っつに。
池田エライザは良かったけど。。話は。。
池田エライザ主演。
時をかける少女ネタの映画という事だけは知っていた。
内容はタイムリープ物。
あとは、どんな仕掛けがあるかが楽しみで見にいってみた。
それに池田エライザは好きな女優さんの一人。
彼女、存在感がありますよね。
「みんな!エスパーだよ!」以来、注目していました。
建築のドラマとか、最近はNHKの辞書のドラマ(NHKオンデマンド)も見ていたし。
彼女を追いかけていろいろ見てたんですよね。
とても魅力的な女優さんです。
派手な外見に対して、おとなしめで控えめな女性を演じさせたら天下一品だと思う。
これが彼女の地の演技なのか、その辺は分かりませんが、外見よりもこの演技こそが彼女の魅力だと思います。
映画を見ての感想は。。
う~ん。。
このネタは無理があると思う。
さすがにクラス全員はね。
ラストに選ばれたクラスメイト、未来人との関係はもっと詳しく描いて欲しかったし。
この仕掛けというか、ネタを受け入れられるかどうかが、この映画を楽しめるかのポイント。
それと、未来人の彼が福士誠治に似ていると感じてしまって、最後に出てくるんじゃないかと思いながら見てたけど結局出てこず。。
好きな役者さんだったんだけど最近見ないので気になってしまった。
そして、時かけと同じく尾道が舞台。
3年前に旅行に行った時の事思い出した。
千光寺ロープウェイ、尾道水道、艮神社など、私が実際に行ったところが出てきたのは見てて楽しかったですね。
この時は、記念にシネマ尾道で映画(異動辞令は音楽隊!)を見たんですよね。
その時の予告で見た『左様なら今晩は』の舞台も尾道で、帰ってからVODで見ましたし。
天気も良くて、記憶に残る思い出の旅行になったんですよね。
映画好きの人には是非一度尾道へ行ってみてほしい。
ただ、市役所近くにある「おのみち映画資料館」に行ったんですが、大林宣彦監督の映画が一本も紹介されていなかった。
不思議に思って、資料館を出てから調べてみると大林宣彦監督と尾道市は仲が悪かったらしい。
とても残念な気持ちになったのを覚えている。
話はそれましたが、この映画の池田エライザも良かったです(^-^)
見てよかった
あくまで小説がキーとなるタイムトラベラー
予想以上に面白かった!池田イライザ演技なかなかやるな!
予告編を観て気になったので、観てきたがそれなりに面白かった。よくあるタイムリープ設定だが、今回は小説のリライトがテーマなので余計に面白い。ハラハラ・ドキドキ感はあった。終盤は学級委員長の告白が波乱を呼ぶ。展開はある程度読めていたが、池田イライザ演じる美雪と橋本愛演じる雨宮の駆け引きも面白かった。満足はできる。学級委員長も同窓会の監事から何から何までお疲れ様でした。それにしてもラストは本当に園田君?園田君のその後も知りたかった。池田イライザは思った以上に演技がうまい。今後、期待したい。橋本愛はさすが。
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