リライトのレビュー・感想・評価
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ストーリーが非常に面白いです
内容が案外軽い・・・いや?けっこう濃い?ファンタジー?サイファイ?ラブロマンス?コメディー?
めちゃくちゃシンプルで想定していた…かもしれないと思わせるぐらい分かりやすい内容─
といっても決して単純でもないし、テキトーというわけでもなく、むしろ入り組んだ感じでかなりしっかり戦略的に作られている雰囲気がにじみ出ていて、めっちゃオモロかったです。
複雑…でもない…というのも、なんか先が全く見えないわけでもなく、少しだけ感じるののがあるんだけど、それを掴ませないぐらいにあらゆる展開や複線回収が怒濤のように押し寄せて、これ本当にちゃんと終わるの?という不安もさらりとかわすように、しっかりと─そんな超長い作品でもないのに、かなりの時間ひとつの作品を楽しんだ感覚で、いろいろと不思議な映画だったという感想です。
尾道が舞台で、時を─とか、尾美としのり・石田ひかりとか、いろいろ縁がある部分が満載でしたが、個人的には特に過去作品を想起するようなことはなく、それらが吹っ飛んでしまうぐらいの内容だったと思います。ちなみに、大林監督、時かけ、さみしんぼう、ふたり、相当好きなんですけど─
演者の方々も素晴らしいパフォーマンスで、期待していたとおりに楽しめて、予想以上に堪能できた映画でした。
そうはならんやろー(笑)
原作はダーク・スリラーだが、映画はジュブナイル。
原作既読。
ひと言で言えば、面白かった。
心配した予告での保彦役の演技は、演出だった。
* * *
ただ、作品の毛色は原作とだいぶ違っていて、
原作がダーク・スリラーSFなのに対し、
映画はジュブナイルだった。
それは意図的なもので、
しかも脚本の上田さんと松居監督が、
同じ「時をかける少女」でも筒井康隆より大林宣彦を強く意識していることは、
原作文庫巻末のインタビューから窺える。
>(上田さん)原作はリライトによって世界線が変わっていきますが、映画では「世界線は一つ」としました。
>(上田さん)大林宣彦監督の『時をかける少女』を踏まえて、尾道で映画を撮ろうと松居さんから出た案なのですけど。あの名作に対して、まさにリライトを仕掛ける事になるので、映画版では後味の悪さを残して終わるのは嫌だなと。
>(松居さん)やっぱり映画だから役者が演じるとなった時に、どんなに痛みを伴っても、愛せない人を作りたくなくて。
そして映画は、目論見どおりの作品に仕上がっていて、
それは脚本家と監督の腕のなせるわざだろう。
* * *
でも、
原作より物足りなくなっちゃった部分もあって、
その一つは、
「世界線」が一つになっちゃって、分かりやすくなりすぎたこと。
「なんじゃこりゃあ」という面白さがなくなってしまった。
とはいえ映画は、
本と違って「その場でもう一度」というわけにはいかないから、
分かりやすくしないといけないんだろう。
もう一つ。
これは「厳禁」のネタバレなしには語れませぬ。
* * *
友恵が美雪の薬を「調合」して
タイムリープの到着日時を遅くして
「美雪もリライトできるんじゃない?」
と言った台詞の意味が、
どう考えても分からない。
友恵にとって、何もいいことはないのだから。
そして美雪もまた、さらなるリライトはしないことを選んだ。
「愛せない人を作りたくなくて」という監督の言葉からすると、
友恵も美雪も悪役にしたくない、
という配慮しか思いつかない。
だとしたら、つまらんなぁ。
* * *
原作では、
友恵がリライトしてしまったから、
クラスの誰も10年後にリープして来ないんである。
映画では、
友恵がリライトしたというより、
友恵がその小説を書くのが本線で、
美雪が「リライトしかけた」、
それを友恵が「さらにリライトして本線に戻した」
という話になっていて、これが
「世界線が一つ」ということなんだろう。
収まりはいいけど、
ゾクゾク感・クラクラ感は、原作の方が上だった。
それでも実は、
友恵は保彦を「手に入れている」
という点は、映画も原作と同じだ(ろう)けど。
気持ちの良いほどまんまとやられた!タイムリープジャンルにまたまた新たな傑作誕生!
大林宣彦監督の不朽の名作『時をかける少女』(1983)を想起させるキービジュアルや『ラベンダーの香り…』などの口上、『新・尾道三部作』のミューズであった石田ひかり氏や監督自身の分身、アントワーヌ・ドワルネともいえる尾美としのり氏の配役、そして風光明媚なオール尾道ロケ。
誰もがあの名作の令和のリメイク版、未来人との甘酸っぱい青春SFラブストーリーとイメージしながら劇場に足を運ぶと思いますが、実際はさにあらず。
20年前にSFタイムリープの傑作『サマータイムマシン・ブルース』(2005)を発表、その後も『四畳半タイムマシンブルース』、タイムリープの2分のズレを描いた『ドロステのはてで僕ら』(2020)、さらに2分間の繰り返しを描いた『リバー、流れないでよ』(2023)など常にタイムリープジャンルに新境地を開いたヨーロッパ企画・上田誠氏だけあって、単なるタイムリープラブストーリーで終わるはずはないと思っていましたが、まんまとミスリード、後半以降の想像の斜め上を行く驚きの展開に爆笑と拍手喝采、男の友情譚、青春群像劇としても出色です。
ロケ地・尾道も小津安二郎監督『東京物語』(1953)の石造五輪塔、もちろん大林監督『転校生』(1982)や『時をかける少女』の商店街、坂道やお寺、さらに『さびしんぼう』(1985)の桟橋など心にくいロケーションでばかり、改めて尾道の良さを実感しますね。
早く誰かにネタバレしたい作品、ネタバレを聴く前にぜひお早目の鑑賞をおススメします。
リライト
超絶技巧な本歌取りの名作
舞台は尾道の学校。主人公は女子生徒で、物語はタイムリープを軸に展開していきます。さらに、ラベンダーの香りをきっかけに異変が起こったり、地震が発生したりと、あらゆる点において、筒井康隆先生の原作と大林宣彦監督による映画『時をかける少女』へのオマージュが随所に散りばめられていました。いや、単なるオマージュというよりも、むしろ本作のタイトル通り、“リライト”された作品と言ったほうがふさわしいかもしれません。
特に印象的だったのは、『時をかける少女』を“リライト”することで本作『リライト』が生まれたという構造だけでなく、劇中で池田エライザ演じる美雪が書いた小説が“リライト”されるという展開が物語の鍵になっていたこと。このように、「リライト」というモチーフが物語の構造と内容の両面に二重三重に織り込まれており、まさに見事な“本歌取り”だと感じました。
正直、鑑賞前はそれほど期待していなかったのですが、思いがけず超絶技巧に満ちた作品で、深く感激しました。
俳優陣の演技も非常にレベルが高く、池田エライザをはじめ、高校時代と10年後の姿を自然に演じ分けていたのは見事でした。最近出演作をよく観に行く橋本愛も、謎めいた雰囲気を纏った雨宮友恵役を好演。彼女はこういったキャラクターを演じると、ゾクゾクするほどに本当に巧みです。
また、『時をかける少女』をはじめ尾道三部作でおなじみの尾美としのり、そして新・尾道三部作『ふたり』で主演を務めた石田ひかりの二人が登場することで、松居監督が徹底的に大林作品へオマージュを捧げていることが伝わってきました。
そんなわけで、思いがけず見つけた掘り出し物に出会えた喜びも加わり、本作への評価は★4.6とします。
タイムリープもの
男の子の頑張りって得てして空回りするよね
1番頑張ったのは茂って落ち…
これ観て思ったのは『時をかける少女』の原田知世は凄いなと言う事でした。
もちろんちゃんと高校生だった訳なんだけど流れる空気自体が自然でした。
池田イライザは素敵すぎる。(奇跡的に学校にひとりくらいはダンチのべっぴんさん居るかも知れないけど…)
クラス全体が年齢的にかなり行ってる(笑)
しかも物語半分くらい経過したところでこれは…⁉︎って見えて来ちゃう。
登場人物それぞれのドラマを描いてしまうよりより深い物語描いた方がって。
ラス落ちもこうなるんじゃ?って通りに落として来た(爆)
尾道は時間がゆっくりなんだなと尾美としのり見てしみじみ。
長田はすごく良かったので見せ場もう少し欲しかったなぁ。
過去は変えられない、でも未来は変えることができる。人生をリライト。
酷な現実を生きる少女はその現実から逃れるためにその現実を書き換えた。過去はけして書き換えることはできない、しかし自分の未来は書き換えることはできる。
映画ファンなら誰もが知る大林宣彦版「時をかける少女」にオマージュを捧げた本作。いわゆる「時かけ」の内容はサラっとアバンタイトルで消化される。そのあとの展開が思いもよらぬものに。
映画を観る醍醐味の一つに挙げられるのが観客が思いもよらぬところにまで連れて行かれるという感覚。物語が観客の想像の一段上どころか二段、三段上を行き、予想だにしない展開を見せるほど観客は現実世界からひき離れて夢の世界へとトリップすることができる。現実世界での日々の悩みや苦しみなどから解放されてリフレッシュすることが出来るのだ。そんな役割を映画が担っているとするならば本作こそ映画鑑賞のまさに真骨頂と言える作品ではないだろうか。
本作を鑑賞中、私は間違いなくトリップして至福の時を過ごすことができた。現実世界から離れてスクリーンにくぎ付けになるという体験はそうそうできるものではない。
映画を鑑賞中でもどこか冷静な自分がいて現実世界での悩みなどが頭をよぎったりしてしまう。しかしそんなことが起きようもないくらい観客をスクリーンにくぎ付けにすることが出来る映画ならそれはどんな映画よりも優れた映画だと言えるのではないだろうか。本作は間違いなく私にとってそんな映画だった。
もちろん誰が見ても完ぺきな映画というものは存在しない。人によると粗が目立つ場合もある。ご都合主義は映画が持つ宿命のようなもの。しかしそんなご都合主義を圧倒的に凌駕してしまうくらいの面白さが本作にはある。
旧校舎が倒壊してから保彦の生死を確認しないまま薬を飲むのはタイミングがおかしい、なんで十年後の未来にタイムスリップする必要があるのか、じゅん君がいくら面倒見がいい子だとしてもあそこまでやるだろうか、33人の保彦をあんな風にうまくさばけるだろうか、などなど本作は粗を探そうと思えばいくらでも見つけることはできる。しかしそんなことは問題ではない。要は観客が鑑賞中どれだけこの映画に没頭してその間の時間を楽しめるかどうかだ。
その点で本作は非常に優れている。鑑賞中観客は映画に夢中になれるのだ。これこそ映画の醍醐味。現実世界での些末な悩みや気がかりから解放されてリフレッシュしたいという観客の望みを最大限満たしてくれる作品と言えるのではないだろうか。
私は個人的には最近の日本映画を舐めていた。テレビドラマの映画化だったり、テレビアニメの映画化、アイドルを起用したラブコメ作品などなど。予算が限られる中でコスパのいい作品ばかりで見るに値しないと思っていた。しかし昨年の侍タイムトリッパーやラストマイルなどすぐれた作品が世に出されている。良い映画を作りたいという現場の思いは今も生き続けてる。
日本映画もまだまだ捨てたもんではない。本作と同日に鑑賞したジャンクワールド、国宝と、けして海外の映画に引けを取らない日本映画の底力を見せつけてもらった。
ハリウッド映画のように無駄に予算かけた映画ではなく、作り手が本当にいい映画を観客に提供しようという意気込みがいまも日本映画界に生きていることが感じられる素晴らしい作品だった。
ちょっとテンポが悪かったね。
あやふやなまま終わるかと思っていたけど全部辻褄が合ってスッキリ
池田エライザ大好きだから行きました
それ以上も以下もないです
池田エライザさんが大好きです。
とりあえず松居監督は前作の不死身ラヴァーズで痛い目にあってましたが今作は前途の理由で公開日に。
面白く考察余地あれば何回か観るつもりでいたので
ムビチケは3枚買ってありました
それくらい熱量は高かったし
ファン目線というハードルが下がる特権を持って鑑賞しました。
最初の30分は胡散臭い少しわざとらしい演技と演出でこれにもなにか理由があるんだろうなと伏線臭プンプンでこの先になにがあるのか!?
とわくわくさせてもらいました。
ストーリー進む度に常に???がまとわりつき
それは後ほど理由がわかるんですが
いいんですけどーいいんだけどー
なーんかだからなに?っていうのが結局ついてきてしまう
そして純粋に物語の種がつまらない
未来人の世界で何が起きてるか描写した方が面白いんではないか?と思うレベル
んーなんとも言い難い
結局未来人にも見えない未来があったということで。
おすすめはしない!なぁざんねん
笑える作品とおもいきや、、、タイムリープスリラー😱
池田エライザ主演×松井大悟監督×上田誠脚本とあっては観ないわけにはいかない。
美雪(池田エライザ)と未来人の保彦(阿達慶)によるラブストーリー的な
展開は割とオーソドックだし、退屈といっても過言ではなく、
ただただ池田エライザの美しさに眼福を感じるのみであったが、
10年前から自分(美雪)が現れるはずなのに現れない・・・というところから、
不穏な展開になり、俄然面白くなった。
なぜ10年前の美雪が現れないのか、
その背景のタイムリープ祭り(クラスの33人全員が保彦と秘密を共有していた)だったこと
と友恵(橋本愛)の保彦への想いが強すぎるがゆえの凶悪さには
なるほどな〜と唸らされた。
タイムリープ祭り時の茂(倉悠貴)による鉢合わせにならないように
巧みにクラスメートと保彦が出会う場所をコントロールするのは筆舌ものであり
笑えるレベルで、実際の映像は笑えた。特に男子生徒と保彦の図は笑えたな。
友恵が美雪のタイムリープ薬を盗み、これで美雪が10年後の自分に会いにいけなくなり、
これで保彦がパラドックス化してしまうことで、未来に戻れなくなったに違いない。
そうしておきつつ、10年後からやってきた友恵が保彦が過去に来るきっかけとなった小説を
渡し、10年前の友恵に小説を書かせることとなり(10年後から友恵が持ってきた小説は、
美雪著)保彦を10年前の世界に留めおくことに成功したのではないか。
その後に美雪は10年後の自分に会うことができているのだが、
10年後の美雪がなんと言ったのかはわからずじまいであった。
ラスト近くの本屋で美雪が見たのは、保彦に違いない。
ラストショットの美雪の表情は何を思うのか・・・。
というわけで、なかなかに面白かったが、ちょっとわかりづらさもあったかなと。
あと、ちょっと間延びするショットも多いので、もっとスピード感があるとよかったかも。
【”エンドレス・サマー・・。”今作は眉村卓も、大林宜彦監督もビックリの松井大吾Meetsヨーロッパ企画中心人物の上田誠脚本による見事な構成のミスリードタイムリープ映画である。】
<Caution!内容にチョイ触れています。>
■眉村卓・・ジュブナイルSF小説の傑作「なぞの転校生」で有名。(知ってる?)
大林宜彦監督・・ご存じ、尾道三部作「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」で、超有名。
・今作では、尾美としのりさんがガッチリ出演されているし、序盤で、美雪(池田エライザ)の目の前に、ヤスヒコ(足達慶)がドドーンと300年前から登場するから、そりゃあ観ている側は、どうしても、”ハハーン!今作は、尾道三部作をミックスさせた作品だね!”とミスリードされてしまうよね。
・けれども、ここからが、観る側の予想の左斜め上を行く展開で、ナカナカだったなあ。
・クラスの中心人物のサカイ(倉悠貴)が、文才の或る雨宮(橋本愛)を”最後”に持って来た理由とか、クラス会の時に意地でも全員集めた理由とか、見事に序盤と中盤で、”どういう事?”とチョイ、思った事が見事に回収されて行く脚本は見事だったし、美雪とヤスヒコの「時を駆ける少女」逆バージョンと思いきや、”33人とかい!何回、タイムリープしてんだ!”とクスクス笑った作品。
<今作は、ジャパニーズ青春タイムループヒューマン&コメディ作品としては、秀逸ではないかな、と思った作品である。どうでしょう?
あと、全然関係ないけれど、池田エライザ(チョイ、表情が柔らかくなったかな?)と、篠原篤の夫婦というのも斬新だったなあ。(スマン!篠原篤!)じゃーね!>
前半は退屈だが、後半は面白かった
原作未読。タイトルにあるような感想ですが、「時をかける少女」のような名作には及ばないと思います。
タイムループやタイムリープ物で、過去が何者かによって書き換えられたため、10年後の美雪に過去の美雪が現れない異変が生じてくるものでした。問題は、この異変によって未来人の保彦が手詰まり状態になり、未来に戻れなくなることでしょうか。33人の保彦が同じ時間の同じ場所で行動するのは無理があるかなと思いました。
後半、黒幕や異変の全貌が明らかになり、なかなか面白かったです。終盤、本屋に現れた人物は保彦だったのでしょうか?アニメ映画の方が向いているかなとも感じました。
ついつい手が出る、見逃せばボールの変化球
だって振りますよ。エライザなんだもん、コレがw
尾道リスペクト作品です、先ずは。基本建て付けはタイムループもの。リープしそこねてループに突入しちゃうやつです。
なんで一周目、と言うか一話目が無茶苦茶に雑にすっ飛んで行きます。感情移入出来ようが出来まいが、もうお構い無しに話を進めちゃいまして。からの、ネタバレ・タイムループパートが変化球も変化球。もう、完全にコメディーw
ひとしきり笑いを取ってからの、ラスワンでドッキリ!で締める映画。
タイムループ作品大国、と言ってしまいたくなる、我が国の映画界。SciFカテゴリーの中で、低予算のアイデア一発勝負出来るのは、ループとリープネタってのもありますけどね。アイデアのクオリティが高い作品が、毎年のように出て来てた所だったんで、変化球である、と言う点だけが印象に残りました。
尾道フェチ的には、知った場所&知ってるお店が出て来て、地味に萌え。エライザが地味な役に映えると言うのは、新たな発見。森田想ちゃんのファンとしては、普通女子の想ちゃんが見れて嬉し。
感動も驚きも無かったけれど、タイムループで、こんなパターンは初めてだったので新鮮でした。「33人いる!」と、旧校舎崩落の後のクラスメイト全員ダッシュには、思いっ切り吹きましたw
楽しかった。
そこそこ。
二度と忘れられない初夏になる
美雪と友恵のクライマックスにかけての演技に強く惹かれました。
タイムリープものということで原作、シリーズと読んで公開を楽しみにしていましたが、ある意味裏切られたような感じで、原作通りの展開を望む人は少し物足りなさも感じるかもしれません。
また、脇を固めるクラスメイト、母親、編集部の二方と豪華で飽きません。まさに、私だけの物語だと思っていたのに、いつの間にか視点が変わりこれこれ!となりました。
ここはどうなのだろう?と気になる場面を回収するためもう一度見たくなる。もう一度見るとまた気になる点が出てくる。
未来人にジャニーズの若い子が出ていますが、映画初出演ということ。その“何も分からない”という不安さが現代にやってきて右往左往する未来人に何故かあてはまっていてよかった。
33通りの夏祭りみたいなと思いました。
違和感を覚えれば覚えるほど面白くなる良作
前半30分は使い古されたといってもいい
THE・タイムリープもの。
正直見ていて何も思わないレベルの展開。
しかしタイトルが出てからは様子が一変。
何かがおかしい。
ここにも違和感がある。あそこにも。
出てくるキャラが発するセリフの一つ一つ、
展開の一個一個が矛盾してくる。
話が進むごとに違和感は増し、
壮大な謎へと変貌していく。
『あれはどういうことだ?』という疑問に
ほぼ全て作中で答えを出してくれるので
見ていてとても満足しました。
全てのタイムリープ作品を裏切る予想外の話を作り、
キチンと風呂敷を畳めているのは素晴らしい。
懸念点としては橋本愛さんのキャスティング。
橋本愛さん自体は素晴らしかったが
あの美人にそのキャラ設定は流石に無理がある。
あと倉悠貴さん演じる男の子があまりに有能すぎて震える。
主人公が変わった時は喜んだ
正直、高校生の恋愛を描いた前半の展開に殆ど楽しさを見出せないまま鑑賞していました。
途中退場者も出てました。
ところが、後半になるに連れ徐々に物語に引き込まれ、同窓会の辺りから主人公が変わる展開で夢中になりました。
そのまま後半まで引っ張ってくれたら最高だったんですが、再び主人公がエライザさんに戻ったら普通の展開に逆戻り。
捻りのないままに終わってしまった印象が残ってしまいました。
映像も綺麗だし、ロケーションも最高。
悪い映画ではなかっただけに楽しめないで終わった自分が悔しいです。
余談になりますが、原作未読のせいか、大人になったエライザさんが帰り道の途中でラベンダーの香りを感じたのは何故かという点とエライザさんが飲んだ薬にどんな細工が施されていたのか分からずじまいで終わってしまいました。
全127件中、101~120件目を表示
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