リライトのレビュー・感想・評価
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タイムループのルールが破綻
尾道のタイムループもの!
見終わってから気が付きました。
ショートカットの制服池田エライザは可愛いね。
初めの30分はかなり厳しい。
配信ならこの時点で観てないかも。
その後、いろいろと展開しますが、予告バレしてるのでそんなものかと。
予告の評価でハードルが上がってしまったのか。このタイムループのルールでどんな展開になるのかと期待してしまいましたが、そりゃ、そんか有名女優さんがいたらそうなるのでしょう。
最後はタイムループ自体のルール崩し。
密室殺人事件、犯人予想ながら観てたら、犯人は超能力者みたいなガッカリ感。
見終わっても、なんだろう、、、感情があまり動かないかな。
J事務所の見たことの無い男子。いくらなんでも大根過ぎるかな。ファン投票かな、、、
唯一の救いはエライザの旦那さんですね。デブで髭でもエライザと結婚できるんか。
というか、ヨーロッパ企画か。これはコメディなのか、見方間違えたかも。
リライト
尾道映画の新たな秀作
尾道を舞台にして、未来から来た転校生とタイムリープ、当然のようにラベンダーの香り、と「時かけ」をガッツリ素材にしながらさぁどうするのか。
原作は未読ながら脚本がタイムトラベルものの名手、ヨーロッパ企画の上田誠だけに期待は高まる。
観てみれば…うーん、ネタバレにならないように語るのは難しいが、「時かけ」やりながらセッティングする第1幕、上田誠み全開の第2幕、ツイスト加えながら松居大悟監督らしく切なさを滲ませる第3幕、ってところか。
特に中盤めちゃくちゃ楽しいんだけど、ちょっと食い足りないところを終盤回収してくる感じ?がとても居心地良い。
尾道人としては、尾道なのか瀬戸田なのか行ったり来たり忙しいこっちゃ、と思ってしまったけど、映画的には大正解。尾道映画の新たな秀作誕生で、聖地巡礼は瀬戸田も入れるべき時だな。
時間の因果が………
アニメ「まどかマギカ」の中で時間を操る少女ほむらが、まどかとの時間軸を何度も繰り返すことで、まどかにとてつもない因果を編み込んでしまった。そんな話がありました。
さてさて、1クラス分のタイムリープを繰り返し、どれだけの因果を編み込んだのでしょうか。
茂が同窓会で明かした真実は、笑えたし、茂の頭の良さに感動した。そういう意味では、タイムリープを重ねてできた因果は茂に表れたのかもしれない。正直、茂のつけたノートをちゃんと見てみたくなりました。
物語の中でも言われたけれど、あの狭い神社の中で全員が会わないのは本当に快挙、スゴ技としか言えない。
しかし、最終的には、茂の想い(片想い)は届かなかったのだなと思うと、少し悲しくなりました。
未来に残り、園田くんのタイムリープの動機ともなった小説「エンドレスサマー」は、たしかにタイトルの通り、20日間の夏の思い出が、園田くんに取ってすれば2年近くも続く日々でした。
園田くんがそんな日々を送ることも、運命であり時間を繰り返す因果だったのではないでしょうか。
大林宣彦監督の尾道シリーズをリスペクトしているらしいのですが、それならば、それぞれ(新旧尾道三部作)の作品のオマージュをもっと組み込んでほしかったなと思います。
未来人との夏‼️
ある日突然未来から来た保彦。保彦はある小説に憧れてこの時代に来た。そんな彼の秘密を知った美雪。問題の小説は保彦と美雪の出会いの物語だった・・・‼️今作は純粋なタイムリープものの秀作ですね‼️舞台は尾道で、前半の展開はまるで大林宣彦監督作みたいなみずみずしい魅力に溢れてる‼️大林宣彦監督作の常連だった尾美としのりさんや、「はるか、ノスタルジィ」の石田ひかりさんも出演してらっしゃるし‼️ホントに尾道ってイイところだなぁ‼️夏祭りの夜、地震による旧校舎の崩壊など、様々な思い出の後、保彦は未来へ帰っていくが、10年後の美雪のもとに過去の自分が来なかったシーンあたりから、ミステリーっぽいとは言え、物語のテンポが若干ダレてくる‼️しかしクラスメイトだった茂がすべてを明らかにするカラオケのシーンあたりから、ガゼン面白くなってはきます‼️橋本愛扮する友恵の存在が物語のアクセントになっていて、ヒロインの美雪の主観で観ているとかなりドンデン返しと言うか、ひねった展開になっています‼️「私だけの物語」のはずが実は「33の物語」であり、友恵の掟破りの行動と、それを許容した美雪の決断が、見事に小説「エンドレス・サマー」を完成させ、300年に及ぶタイムリープを完成させる‼️今作は美雪と友恵のWヒロインの物語であり、保彦の顛末を思うと、美雪の悲恋の物語でしたね‼️ホントに尾道にふさわしい切ない物語でした‼️ただ本作の物語を語る上で必要不可欠かつ最重要キャラである茂‼️茂の幼なじみである友恵への想いがストーリーを形作っていることを考えると、茂の想いが成就されて欲しかった‼️
70点ぐらい。『時をかける少女』
ここ映画.comの特集記事で絶賛されていて、尾道ロケらしいじゃないですか♪
『時をかける少女』(1983年版)のファンとして、ほっとけないじゃないですか(笑)
超期待して観たけど、思ってたより良くなかった(笑)
ややこしくて、よく分からないし、感情移入しずらい(笑)
ただ『時をかける少女』へのリスペクトやオマージュがハンパなくて、ファンならニヤリとしてしまう(笑)
僕は嬉しかったです(笑)
もはや『時をかける少女』を観てるか観てないかで捉え方が変わってくる作品だと思う。
その『時をかける少女』と同じ、尾道の風景が懐かしい感じで美しくて行きたくなった。
友恵を演じた橋本愛さんが、とても良かった。
初めて知ったけど、演技も雰囲気も容姿も含め、いい役者だと思った。
正直に書かせて頂くが、チョイ役の方々の演技は酷くて減点に響きました。
さあ、分かりずらかったし、もう1回観よ(笑)
シン・時をかける少女
事前の情報をほとんど入れずに見たのだが、どう見ても場所は尾道、未来の少年と現代の少女のボーイミーツガールストーリー、そして“その時” にラベンダーの香りがするとなれば、これはもうほぼ全員が「時をかける少女」を彷彿してしまうだろう。
しかし、きれいな円環が閉じられるはずのループがどうもうまく繋がらない。そこでタイトル「リライト」。
そこからは、どうやら自分と似たような経験をした同級生が現れ、作中にも出てきたが「もしかして二股をかけられた?」と見ながら自分も思ったのだがこれがとんでもない。まさかの三十三股とは😅
33通りの綿密なスケジュールを組む彼の苦労は並大抵ではないのだが、見ている。こちらとしては、思わず吹き出してしまうほどの滑稽さだった。この一連のくだりは本当に素晴らしい。
池田エライザさんも失礼ながら制服がとてもよく似合って、リアルJKと言っても充分に通用する。それに比べると橋本愛さんは(意識してそうしたとは思うが)少しJKにしてはケバい感じで、最初誰だかわからなかった。
PS 最後に出版された本のタイトルは「エンドレスサマー」だったけど、これが「時をかける少女」だったら、たぶん私は泣いた。
未来から来た彼はラベンダーの香り。
高3の夏に転校してきた園田保彦とクラスメイト美雪と保彦が手にしてる小説本の話。
“300年先の未来2311年からタイムリープして来た未来人”という秘密を共有し彼に恋をする美雪、後に貰ったタイムリープする為のカプセルを7月21日使った日、小説書いてねと別れを告げられ未来へ帰る保彦だったが、時は経ち10年後、…実家に来るはずの過去の自分に“伝えるため”待つ美雪だか来る気配はなく、誘われた同窓会で保彦の真実を知る…。
池田エライザさんは好きで気になってた本作、未来から来た彼との年齢差、何か不釣合、未来人の棒読み、エライザのパイが気になり話が何か入ってこない。
タイムリープ出来るカプセルを貰った時は、いざという時、終盤辺りで使うんだなと察しはつくものの…使うの早っ!しかも序盤、序盤で何か終わりへ近づいてる雰囲気?!と思うもののそこから長いし、もう1度書くが美雪演じたパツパツの服を着るエライザのパイパイが気になるしで自分はやはり男だな~と思った。
未来へ戻れなくループを繰り返す度にハート泥棒されちゃうクラスメイト達と共通の記憶、小説は誰が?を絡ませながらも、何かアンバランス?不釣合?なキャスティングが気になっちゃったかも旦那役も含め。
脚本はきれいにまとまっていたが、作品はふわふわ
いろいろなコラボに、期待していた作品。
最終的にはきれいにまとまり、とても面白かった。
前半、ゆるい展開、ゆるいキャラクター、よくある展開で、間延びはするものの、後半にかけてのワクワク感、そのキャラクターが活きてくる展開に目が離せなくなった。
脚本はさすがで、よくできているし、青春要素もよかった。
ただ、作品としてはラフさ、シリアスさ、尾道の美しさがごちゃごちゃしており、まとまりのない印象はうける。いろんな才能が集まった弊害か。
また、10年またいでの場面が多いために、高校生のシーン俳優の見た目には無理があり、ずっと馴染めない感はあった。
大人になった池田エライザ、橋本愛は美しいし、華があり、それだけでも見応えはある。
あと、リバーの藤谷理子がでてたのがニヤッとした
面白かったがもっとできる印象。
事の真相には驚かされるが、モヤモヤとしたフラストレーションも残る
尾道、未来から来た転校生、ラベンダーの香り、尾美としのりと来れば、否が応でも大林宣彦の「時をかける少女」を想起してしまう。
序盤の物語も、「時をかける少女」そのもので、大きく違うのは、主人公が、10年後の自分に会いに行き、その10年後に、過去からタイムリープしてくる自分を待つという展開だろう。
ここで、過去の自分が現れなかったことと、主人公の書いた本が、盗作疑惑のために出版できなくなったことから、主人公だけでなく、観ているこちらも混乱するのだが、「どうして?」という疑問と「どうなるの?」という興味で、その後のミステリアスな展開に引き込まれていく。
これは、もしかして、パラレルワールドものなのかもしれないと予想したのだが、クラスメートの33人が、全員同じ経験をしていたというタネ明かしと、主人公が、最重要人物ではなかったという真相には、さすがに驚かされた。
ここに至って、ようやく、これが、「もしも、ケン・ソゴルが、タイムリープではなく、タイムループにはまってしまったら?」という物語だったということが分かるのだが、それは、それで面白いものの、33組もの人々が、狭い校内で、顔を合わせずに20日間を過ごすのは、いくらなんでも無理だろうとも思ってしまう。
何よりも、10年後の主人公は、高校生の自分に、10年間使い古した試作版ではなく、新品の試作版を見せても良かったはずで、どうして主人公だけが、10年後にタイムリープする時期をずらされたのかがよく分からない。
もし、主人公が、真相のすべてを理解した上で、高校生の自分に会う必要があったのだとしたら、小説を出版した友人が「過去を変えてみれば?」と促した内容が重要になるのだが、結局、主人公が高校生の自分に何を告げたのかは分からずじまいで、モヤモヤとしたフラストレーションが残った。
その友人にしても、最後まで自分を選ばなかったのは、転校生ではなく、彼女に思いを寄せていたクラスメートだったというサプライズが明らかになったはずなのに、それが、10年前の自分に小説の試作版を渡す時に、どのように作用したのかが明確に描かれることはなく、消化不良の感が否めない。
「時をかける少女」を大胆に「リライト」した物語として、十分に楽しむことができただけに、観客の想像に任せるみたいな形で、あやふやな状態のままエンディングを迎えてしまったのは残念で、タイムリープの結果としての伏線回収のカタルシスが感じられなかったのも、物足りないとしか言いようがない。
同級生全員の物語
円環の理を抜け出すピルの色とは
10年の年月は異性の趣味を変えるほどに激動だったのかなとか、思ったり思わなかったり
2025.6.14 イオンシネマ久御山
2025年の日本映画(127分、G)
原作は法条遙の同名小説
未来人と関わりを持ったクラスメイトたちを描いた青春SFミステリー映画
監督は松井大悟
脚本は上田誠
物語の舞台は、広島の尾道
作家の石田美雪(池田エライザ)は、ある用事のために東京から帰省していた
それは、高校時代に20日間だけ過ごした転校生・園田保彦(阿達慶)との約束で、「10年前の自分が来るから、ある小説を書くように促してほしい」と言うものだった
高校時代の美雪は、図書委員を務め、クラスメイトの読書好きの友恵(橋本愛)と小説談義をする女の子だった
ある年の夏のこと、美雪たちの元に転校生の園田がやってきて、美雪はひょんなことから学校の案内役をすることになった
そこから秘密の時間が増えていき、いつの間にか恋心を覚えた美雪は、彼が帰ってしまうことを惜しんでいた
園田は、美雪が一人きりの時を選んで突然目の前に現れ、自分が未来人であることを明かす
美雪はそのことに疑問を持つこともなく、未来人っぽい行動や反応をする園田に心を許していった
そして、最後の日、園田は「10年後の今日に過去の自分が来るから」と言って、「小説を書くように促してほしい」と言って去っていくのである
物語は、その言葉を信じた美雪がそのために帰省する様子が描かれていて、さらにクラスメイトの酒井(倉悠貴)は、この機会に同窓会をやろうと声をかけていた
東京に出ていた数人も呼び寄せていて、担任の細田先生(尾美としのり)も含めた全員が同窓会に集うことになった
だが、約束の日を過ぎても過去の自分は現れることもなく、さらに次に出版を予定していたデビュー作の描き直し出版に暗雲が立ち込めていた
編集者の佐野(長田庄平)は、キャラは微妙に違うが話の筋はほとんど同じと言う作品が別の出版社から出版予定されていると言う
このまま出してしまえば盗作問題に発展するため、出版社は差し止めを決断するに至っていた
映画は、美雪の元に過去の自分が来ない時点で「タイトル」が出る仕様になっていて、おそらくは3分の1が過ぎた頃だったと思う
そこからは、自分と同じ小説を書いた人物を探すパートになり、複数人が自分と同じように園田との時間を過ごしていたことがわかる
誰もが小説を書くように促されるものの、実際に作家になったのは美雪だけで、それでも彼女の作品は園田が求めているものでは無かった
彼は、その小説が書かれることで未来へと帰ることできるのだが、園田の目論見を看過し、書き換えを行った人物がいた
それを探るのが、第三幕となっていて、そこに向かう前に「酒井と園田が仕掛けたこと」が暴露されていく
酒井は園田が未来に帰るための手助けをしていて、小説を書きそうな人間から順番に園田との関係性を持たせるように仕向けていた
最大33人が同時期にあの学校にいたことになり、それが地震と旧校舎倒壊、花火大会で完結することになっていた
その仕組みは「33股状態」のようなもので、真剣に恋をしていた女子にとってはショックなことだった
それでも、10年前の出来事なのでみんな寛容で、男子も自分の好きな人を取られていたかもしれないのに穏やかな対応を見せていたのは不思議だった
細かなところを突っ込むのは野暮な作品で、あの狭い空間で20日限定とは言え誰とも顔を合わせないように仕組むのは無理があると思う
それでも、その歪さに気づいたのが友恵だけとなっていて、そのあたりは物語上の都合と言う感じに思えた
映画は、そういうところを寛容に思えるかどうかと言う作品なのだが、そもそも結婚相手の章介(篠原篤)と園田が別人種くらいに違うので、そっちの方が気になってしまった
いずれにせよ、設定自体が面白い話で、細かな辻褄合わせを傍に置いておけるくらいには完成度が高い
問題は、クラス全員の女子が恋愛状態になるほどの男子がいるのかと言うところで、一人ぐらいは最後まで友情から出ないと言う人がいても良かったように思う
逆に決め台詞で男子生徒が色めき立つと言う何のためにあるのかわからないシーンを挿入することを思えば、書かせようとしても全く意に介することなく玉砕というのもあったほうがバランスが取れるのだろう
映画は尺の都合で全員は描けないと思うが、バリエーションが多いほどに物語は集約されていくと思うので、ざっくりと「告白シーン」をダイジェストで列挙しても良かったのかな、と感じた
ずっとこのままがいいな→倉悠貴「勘弁してくれ」
2025年劇場鑑賞38本目 優秀作 70点
細かい小道具やセリフの回収は流石ヨーロッパ企画の上田誠節であった
探し求めていた本のタイトルに少女や少年が入っていると筋が通らないなとヒヤヒヤしていたが、ちゃんと安心した
何個か気になるところを挙げると、橋本愛が10年後の自分と出会うシーンのみ薬を服用していなかったり、クラスメイトと彼のツーショットを眺めて気づくも、自分が最後に選ばれたかまでの順番は把握できなくないか?見落としていたら悪しからず
10年後の同窓会後に海辺を眺める若者達のそれは、チワワちゃんのチワワを思い馳せる皆んなのそれに見えて下手に込み上げる
久保田紗友に倉悠貴、山谷花純に大関れいかに森田想徳永朱梨に前田旺志郎とミニシアター出身の近年力をつけてきている若手俳優達の学園物(?)は今しか残せない貴重な配役かもしれない
また、橋本愛の近年の起用法がスーパー戦隊の6人目のブラックやゴールドみたいなポジションの様で、それも板にはまっていて確立されてきているのが凄い
スレンダーで顔の造形が綺麗で声も透き通っていて、これでいて存在感ある演技派だから凄い
取り急ぎなので、また後日
原作読みたくなった
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