「34人のクラスメートとエンドレスサマー」リライト Mr.C.B.2さんの映画レビュー(感想・評価)
34人のクラスメートとエンドレスサマー
大好きな「サマータイムマシン・ブルース」や「リバー、流れないでよ」の脚本家上田誠のタイムリープものなら、これは観なくては。
6月26日(木)
「リライト」を昼間の時間帯で上映しているTOHOシネマズ錦糸町で。
高校3年の7月、「転校生」保彦は300年後からタイムリープして来た。その秘密を知った美雪(池田エライザ)は、尾道を案内し、彼に惹かれる。20日後、300年後の世界に帰ると言う保彦に自分と保彦の物語を書いて出版すると約束する。
作家になった美雪は本を3冊出版し、名前も売れてくるようになる。4冊目に10年前の保彦と自分の物語を書いた「少女は時を翔けた」を出版するが、出版直前にそっくりな内容の小説が登場し、盗作騒ぎで出版されなくなってしまう。
故郷・尾道で同窓会に参加した美雪は、同級生の酒井茂(倉悠貴)から同級生全員が知らなかった驚愕の新事実を知らされる。
原作は未読、続編もあるらしい。
なかなか斬新な設定だった。薬飲んで?クラス全員?そうくるか。
舞台が尾道だから、美雪の母が石田ひかり、高校の先生が尾美としのり、マキタスポーツまで登場する。
実験室にラベンダーの香り、これで原田知世が学校にいたら大ウケだな。
水道の蛇口か。でも、このラストでは「史上最悪のパラドックス」は解消してないよね。
原作は中学生らしいが、池田エライザと橋本愛では高校生がギリか。
ミステリーの要素もあって面白かったけど、ちょっとご都合主義もあったね。完全伏線回収なら得点アップだったのに。
おまけ
酒井茂のマネージメント能力は満点でしたね。
最後のエライザのセリフで酒井の想いは橋本愛に届いたのかな。
おまけ2
「少女は時を翔けた」を出版したのは早春書房
原作ではクラスメイトと出くわして記憶を消すことすらないので、茂の優秀さが更に異常だったりします。笑
茂の恋心も(確か)オリジナルですし、原作とは半ば別物ではありますが上手くアレンジしたなぁ、という印象でした。
ただ仰るとおり、この内容で「史上最悪のパラドックス」は違いますよね。
共感ありがとうございます!
原田知世の時かけの時の未来人は、薬の材料としてラベンダーを採取しに来たっていう大事な伏線があったのに、本作はどこかの家のトイレの消臭剤の匂いが漏れた程度の扱いなのが残念です。本家時かけは原田知世にドはまりして8回も観に行きましたが、今回は1回でお腹いっぱいです。
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