劇場公開日 2025年6月13日

「タイムリープ×青春ミステリーというキャッチコピーだけで片付けるには惜しい作品」リライト Toruさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5タイムリープ×青春ミステリーというキャッチコピーだけで片付けるには惜しい作品

2025年6月21日
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鑑賞方法:映画館

観たいと思っている映画「国宝」はかなり混んでいるので、平日に回して「リライト」を鑑賞。

松居大悟監督、上田誠脚本のタイムリープ系映画。

池田エライザ演じる主人公美雪と、ある本をきっかけに300年後の世界からやって来たという転校生保彦、夏を迎え2人は秘密を持ちながら恋に堕ちる。

そしてあるきっかけで、ほんの短い刹那に10年後の自分と出会い、作家となりこの出来事を本にするよう告げられる。

未来へと帰ると告げ、美雪の前から消える保彦。時は経ち10年後、作家となり小説としてその夏の自らの経験を書き上げた美雪は、タイムリープを完結させるべく故郷である尾道を訪ねる。

そこで同級生と再会を重ねる中、話は思わぬ方向に展開して行くところから、少しずつこれまでのタイムリープ系映画を超える奇想天外なストーリーに発展していく。

尾道の心地よい夏の空気をスクリーン全面から感じ、テンポのよいストーリー展開に127分片時も飽きる事なく集中できる作品。

「地面師たち」(Netflix)や「海に眠るダイヤモンド」(TBS系)で好演した池田エライザの演技が光る、やさしく沁みる映画。

タイムリープ×青春ミステリーというキャッチコピーだけで片付けるには惜しい作品だった。

Toru
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