リライトのレビュー・感想・評価
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影の立役者がすごい
予告で気になってたので鑑賞しました!
高校3年の夏、転校生の保彦がやってきた。
彼はある小説を読み、憧れて、300年後からタイムリープしてきた未来人だった。
保彦と秘密を共有する美雪。やがて二人は恋に落ちた。
そして、7月21日、運命が大きく動く。保彦からもらった薬で、美雪は10年後にタイムリープする。未来の美雪は1冊の本を見せ、「あなたが書く小説。……絶対書ける。」と告げる。それは保彦が未来で出会う小説―タイムリープから戻った美雪は、未来へ帰っていく彼を見送った。「この夏の彼と私の物語を書き、必ず時間のループを完成させる」という約束を交わし。
10年後、小説家になった美雪は、ようやく出版にこぎつけた保彦との“自分だけの物語”を手に帰省する。―
しかし運命の日、いくら待っても10年前の美雪は来なかった。なぜ来ない!?
あの夏のタイムリープの謎と秘められた感情が、10年の時を翔けて明らかになる―
現在、過去、そして未来、時を翔けめぐり「リライト」される運命の行方は?
というのがあらすじ!
原作があるみたいでそれは未読です!
観てて思ったのがパラレルワールドはなさそうでしたね
同じ時間軸で物語は展開してそうでした…
たぶんですけど笑
最初は二股かなと思ったけど花火のことがあるしな〜と思ってたらまさかの茂以外のクラス全員とは思わなかった…笑
しかも保彦が33人いるのは笑ってしまった!笑
旧校舎が倒壊した時は友恵以外みんな飛び出して未来に行ってるし…
そこまで保彦がみんなと関係性を深めてたのがすごいですね
そして1ヶ月間の茂の役割が大変すぎる…
夏祭りはほんと地獄でしたね笑
会わないように立ち回ってるのすごいし面白すぎた😂
ほんと影の立役者ですよね
彼がいなかったらこの現在はなかったと思います
でも友恵を最後にしたことで拗れた可能性があるけどそれは運命の可能性もある…
そしてこのパラドックスで人生に影響出てる人もいるけどこれも運命なのか…
あと美雪が10年前の美雪に何て言ってたのか気になる
「それと…」って違う言葉をかけてたし🤔
そこから現在が変わってないとするとパラレルワールドができたかも…
そもそも未来の美雪と同じ言葉をかけたのか?
いろいろ気になるし考えるときりがないですね笑
でもいろいろ考えるのは楽しい😊
原作は読んでないですがとても楽しめました!
原作はいろいろどろどろで最悪なパラドックスみたいで…笑
映画とは違う結末みたいなので読んでみたいです!
面白い映画をありがとうございました!
33人いる!
何を隠そう、時間SF好き。だけど残念ながらほとんどの時間SFでは因果律が破綻している。
この物語も10年前の自分との再会がなくなった顛末がよくわからなかった。そもそもタイムトラベル要素は薄く、同じ時間軸内で33人に33回も同じ人物が学校内や祭りで接触して露見しないという無理筋な設定の方が際立つ。いわんや全員に小説を書かせようとするとか、何のことやら。未来人という告白を皆がすんなり受け入れすぎとも思う。
だいたいクラスメイトの誰かに小説を書いてもらわないと元の時代に戻れないとわかっていて、そんな危うい条件で過去にやってきたのだろうか。あまりにも無謀だ。主人公以下彼に言われたから書くことになったので、自発的でない時点でおかしなことになっている。
法条遥の原作は未読だが、尾道とかラベンダーの香りとか尾美としのりとか、おそらくこんなに大林宣彦色が強いはずはなく。ヨーロッパ企画の上田誠の脚色の段階でこうなったのかと推察するが、余分な味付けに感じた(同劇団の時間SFものは好きです)。
池田エライザも橋本愛も29歳とか、ま、10年後も演じるのでかろうじて納得するけれど、高校生?とクエスチョンマークが浮かぶ。年配の役者が若者に扮するのと、若い役者が年長者に扮するのでは…、後者の方がハードルは低そうだが。10代の有望株はあまり育っていないのだろうか。
時をかけるオマージュはともかく
本を読んでこちらにやってきた
だから誰か!にその本を書いてもらわないと完結しない
でクラス中に書いてもらう?
週毎に試みに失敗して未来人は増殖するチューリップ
まぁ解決は現在に残ったようにみえたのだが
暖かな想い出が利用されているのは嫌な味
人生を書き直すなんて言えるのは小説家か
タイトルなし(ネタバレ)
「サマータイムマシーン・ブルース」「ドロステの果てで僕ら」「リバー、流れないでよ」と、タイムリープモノに定評のある上田誠さんの脚本ってことで観にいきました。さすがに33周でクラス全員男も女もすべていい感じにカップルになるのは無理がありすぎ(すべては描かれてないけど)とか、花火より学校内の方が鉢合わせないようにするの大変だろとか、ツッコミどころは多かったけどけっこう楽しめた。たぶん読まないけど、原作はどうなってるんだ?
爽やか青春SF化
原作既読組です
映画化にあたりだいぶライトな展開になるように、特に終盤を改変しています。
これ自体は話の本筋を変えるようなものではないし、個人的にはアリかなと思います。
なので、「史上最悪のパラドックス」というコピーは、うーんそこまでかな?という感じです。
原作のほうは思いっきり最悪ですが、本作はイヤミス的な展開が得意じゃない方も安心して観られるストーリーになっています。
途中のドタバタ展開、確かに無理がありますが、論理的には矛盾していない。
まぁタイムリープものだしSFだし、都合がいい話だけどあれはああいうものだとして理解するしかないし、多少のご都合主義に過剰に突っ込まないはSFのマナーだと思っているので、仕方ない 笑
しかし、橋本愛さんがキャスティングの中で明らかに異質なので、あーこの人キーパーソンだなー的な感じが序盤から見えてしまうのがちょっと残念でした。
端役で出るはずはないので、主演の池田エライザさんと対をなす存在になるんだろうなという推測ができてしまいます。
予算的な事情もあると思いますが、もう少しキャストのバランスが取れているとモアベターだったのになーと思いました。
オマージュ
要素がまんまなので、「時をかける少女」等のオマージュなんだろうけど、あまりにも薄すぎないかと感じた。
33人が未来から来た普通の人にコマされ、皆で花火を観る一連の流れも陳腐。
ただ終盤、嫉妬からの独占欲を丸出しにした展開にシフトしたのかと思ったら中途半端。
原作ではこのあたりの描写がどうなっているのか気になるところ。
前半から奇抜な橋本愛を映すのであれば、青春に舵を切るのではなく中後半ドロドロさせても良かったのにな~。
広げた大風呂敷をたたむのに懸命の忙しい映画だった
うーーーん
映画自体がリライト
面白かった
「カメ止め」ファンも「ぼく明日」ファンも観て!
けっして共有されることのないはずの思い出
―そのかけがえのない思い出が、わたしだけのものではなくなってしまったら?
とつぜんの転校生の出現から始まる、甘酸っぱくてちょっと不思議な青春の記憶。
やがて、それが誰かによって“書き換えられていた”かもしれないという疑惑と不安に転化する。
映画『リライト』は、あの『カメラを止めるな!』のように伏線が鮮やかに回収されていく快感を知っていたり、
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のように、逆行する時間の中で精一杯愛し合うふたりの健気さに胸を打たれたあなたならきっと気に入るはず。
これは誰の物語なのか?
そして、あなたが今見ているこれは、どこから来て、どこへ行くのか?
初見では物事の成り行きに翻弄され、全体像がわかった上で臨む二回目ではすべての事柄がつながっていることに感嘆することは必至。
そう、“もう一度最初から観たくなる系”の青春SF映画、それがこの作品です。
何だ、時かけの2次創作か?
微妙な脚本と、レベルが高くはない役者達が化学変化をおこして、かなりキツイものがある、この映画。
タイムスリップモノは数あれど、これほどわかりにくいものに仕上がっているのは脚本を書いてから、推敲していなかったからに違いない。おそらく、五稿くらいで決定稿にした筈。
監督の前作、ちょっと思い出しただけは、俺がかつて、タクシー運転手をやっていたので刺さるところあったが、
あの映画って、ED曲のクリープハイプのナイト・オン・プラネット救われているとこあるよね?映画の内容もED曲の歌詞を基にしているから、上手い化学作用だった。
ところが、ぎっちょん! この映画のED曲は俺にはノイズにしか聞こえない曲なので、余韻に浸る事も出来ない。
俺には、2回戦で敗退した高校演劇の演目程度にしか思えない映画でした。この脚本はダメだこりゃ?
タイムリープはしても、リライトはしない夏
タイムリープ作品が、実はあまり好きじゃない。
何回も同じ場面を繰り返す単調さが往々にしてあるからなのだけれど、この作品はおもしろかった!今までのタイムリープものとはちょっと違う!
未来からタイムリープしてきた転校生を、無事に未来へ帰す為に繰り広げられる同級生33人それぞれとの20日間。
しかし、そんな予定調和を壊す者が現れ、未来に変化が訪れる。そんな変化を受けた世界線を歩む主人公の目線で描かれた物語。
ラストに過去をリライトするチャンスを得るけれど、彼女はそれを選択しなかった。今の自分に満足しているから。むしろ、この経験をリライト物語として次なる小説に活かそうとしている。
そして本屋で自分の小説をリライトして書かれた「エンドレス・サマー」を読んでもなお、彼女は今を生き続ける。このポジティブなラストが印象的。
まあ、登場人物が高校生には見えないとか、未来人の彼があまりにも自己中心的で感情移入できないとか、気になる点もあるけれど、過去のタイムリープ作品へのオマージュとリスペクトも込められた青春映画としてこの夏にピッタリ!
ミステリ的な部分は面白かった
ネタバレ全開で考察してみよう
主人公が実は主人公ではなくて1/33の存在でしかなく
主人公が書いた小説もトリガーとなる物ではなかった。
タイムリープも終わったのではなく、止めただけ
つまり保彦は時代か場所を間違えてタイムリープして来たのかも
ひょっとすると、トリガーとなった300年後の小説は
「時をかける少女」だったのかもしれない。知らんけど
思いの外、面白い展開
予告編で尾道が舞台と知って、興味を持った。大林宣彦監督の尾道3部作は(ビデオではあるが)観ていることと、聖地巡礼的に2度ほど訪れた思い出の地でもあるからだ。 キャスティング的にはやや物足りなさを感じつつも、それなりの期待を持って鑑賞。
【物語】
尾道の高校に通う美雪(池田エライザ)。3年生の夏、彼女のクラスに保彦(阿達慶)が転入して来る。翌日、図書室に居た美雪の前に突如として保彦が現れ、「300年後の未来からやって来た」と秘密を告白する。彼の秘密を共有したことをきっかけに二人は急速に距離を縮め、恋に落ちる。
ある時、保彦の命が危険に晒される出来事がおこり、以前彼からもらった薬を思い出した美雪は助ける手がかりを求めて10年後の世界にリープし、10年後の自分に会う。美雪はそこで未来の自分から保彦の無事を知らされると同時に「少女、時をかける」という本を見せられる。それは保彦が未来で読み、現代にやって来るきっかけになった小説で、「あなたはこれを書ける」と予言される。
タイムリープから戻った彼女は、「この夏の体験を小説に書き、必ず時間のループを完成させる」と約束して未来へ戻る保彦を見送る。そして10年後、予言どおりに小説家となった美雪はタイムリープして来るはずの高校生の自分に会うために故郷に帰るのだが、・・・
【感想】
尾道3部作の尾美としのりと新尾道3部作の石田ひかりの登場でまず気分が上がった。その他にも「ラベンダーの香り」とか、本の題名とか大林作品のオマージュ、レスペクトがそこかしこに感じられた。大林ファンというわけでもないのだが、そういうところに好感を持てた。
ロケ地尾道の町も「ここ行ったぞ」的に十分楽しむことができた。
以上2点だけで、7割方鑑賞目的は達せられたのだが、ストーリーが期待以上に良く出来ていた。終盤は予想もしていなかった展開で、完全に意表を突かれた。 コメディーにしたらもっと良かったかもと思える面白い真相だった。タイムリープものは数あれど、見たことの無い奇抜な発想だった。
キャスティングが地味なため、予想通り興行成績も地味だが、タイムリープSF好きや、ライトに映画を楽しみたい人には勧められる作品。
ストーリーに無理があり過ぎ
タイムループの作品は数多くありますが本作のような展開は斬新で面白いと思いました。
ただ、残念ながらストーリーに無理があり過ぎます。一人、二人ならまだしも33人はやり過ぎでしょう。学校内や花火大会で、33組のカップルが全く出会わないなんて不可能です。原作は未読ですが、作者は何でこんなストーリーで読者が納得すると思ったのか理解できません。(まあ、文章だとそれほど不自然に感じないのかも知れませんが…)
それから、未来人に魅力がないためクラス全員が魅かれていくのがとても不自然に思えました。また、未来人は「人を騙すのは心が傷む」と口では言っていても全くそんな素振りはなく、自分が助かりたいが故に33人もの人を騙し続けるなんて人間性を疑います。観ていて不快な気持ちになりました。
あと、申し訳ないですが、池田イライザと橋本愛の女子高生役はイタかったです。
という訳で発想事態は面白かったのですか、ストーリーに無理があり過ぎるのと、未来人を筆頭にキャストに魅力がないため作品の出来としてはイマイチでした。
全126件中、1~20件目を表示
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