「おっちょこちょいを治さないと、事件事故に巻き込まれる説」プロジェクト・サイレンス ソビエト蓮舫さんの映画レビュー(感想・評価)
おっちょこちょいを治さないと、事件事故に巻き込まれる説
主人公さんの遺作だそうで。同年代として心苦しい限り。
玉突き事故を発端に、事態がどんどん悪化するパニックスリラー映画。
周りが全部海で、橋の上で事故が発生するのだが、
ずっとトンネルの中で起こった出来事だとなぜか勘違いしてしまった。
それくらい濃霧で視界が悪く、こちらもパニックになっていたというところか。
偶然玉突き事故があって、
不運でヘリが墜落して、
運悪く橋が崩壊しかかって、
たまたま野放しにされたヤバい軍犬が襲いかかる。
パニック要素を、偶然と不運を使い大量投入し、
最悪な状況を作り出しているのが、少し白々しく感じたし、
主人公が政府筋の政治家側近で、無自覚ながら軍犬絡みの人物という設定は、
出来過ぎな印象もあった。
世の中の事件事故なんてのは、大半が偶然の産物なのだろうけれど、
それにしても、てんこ盛り過ぎたなあと「月曜から夜ふかし」のヤラセ並みの盛り具合で、
消化不良で胃がもたれる感じだった。
それにしても、なんでこの手の作品は、忘れ物をして、必ず取りに戻るのでしょうかね。
ひょっとしたらおっちょこちょいほど、生死に関わる不運な事故に、
巻き込まれる確率が上がるのかな。
大事なものは忘れないように、日頃から心掛けようと堅く決心した次第。
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