「【“多重事故が起きた時に、明らかになったある計画の失敗。”今作は、パニックディザスタームービーであり、自己保身による意図的な隠蔽を描いた作品である。】」プロジェクト・サイレンス NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【“多重事故が起きた時に、明らかになったある計画の失敗。”今作は、パニックディザスタームービーであり、自己保身による意図的な隠蔽を描いた作品である。】
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ー 2023年12月に48歳で他界した名優イ・ソンギュンさんに、哀悼の意を表します。-
■海の上に掛かる空港大橋で、濃霧による多重事故が発生する。国家安保室行政官ジョンウォン(故、イ・ソンギュン)は、留学で出国する娘を空港に送る途中に、事故に巻き込まれる。
多数の人が橋上に取り残される中、政府の極秘実験で生み出された軍事実験体”エコー”と呼ばれる多数の犬を乗せた輸送車も巻き込まれ、犬達は脱走し人々を襲い始める。
◆感想
・”エコー”を生み出した愚かしき研究者に研究の許可を出した者と、国家安保室行政官ジョンウォンとの関係性が明らかになる過程で、ジョンウォンは冷静な仕事人間から情にを持った男になって行く様が、面白い。
・ガソリンスタンドのチャラい店員で、レッカー車に乗って助けに来たチョパク(チュ・ジフン)のユニークなキャラが、作品とアンマッチではあるが、変化球のようでナカナカであった。
<”エコー”が、何故に人間を憎むのかという背景の設定なども、ナカナカだったかな。韓国映画は、政府を”悪”として描くパターンが、ホント、好きだよね。じゃーね。>
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