「叙情的アポカリプス」エム 絶望の世界 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
叙情的アポカリプス
前半は、観客が少年の心情とシンクロできるように、あえてスローな展開にしているように感じる。
色々あって、マルコは森で仲良くなったダウン症の少年ニコと一緒に希望の都市へ向かう。マルコが口にする白い妖精とは、母親の面影だと思っていたが、ラストでその意味が明かされる。
パンデミックに乗じて極右政権が移民を強制的に排除したために内戦が発生したのか、それとも移民を排除するための生物兵器がブーメランとして全土に広がってしまったのかはわからないが、ゾンビウイルスによるパンデミックと内戦で人が住める場所はほとんどなくなってしまった。
少年2人の演技力で極めて叙情的な物語に仕上がっている。わりと自分の好みでございます。
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