「ビジュアルは満点、改変部分は…」リロ&スティッチ 映画で感性磨くMANさんの映画レビュー(感想・評価)
ビジュアルは満点、改変部分は…
スティッチを可愛く実写化してくれただけでディズニーには感謝。あのモフモフのスティッチを劇場で観賞出来ただけで満足のいく仕上がりになっていた。
基本的にアニメ版と同様のシナリオ、メッセージ性で話は進むが、実写リメイクに伴い追加キャラや消去されたキャラがいた。この消去されたキャラが個人的に問題で、そのキャラの立ち位置を他が担わなければならず、その設定がアニメ版好きからしたらあまり納得はいかなかった。あまりというか、かなり...。
家族(オハナ)をテーマにした作品で、アニメ版ではステイッチにとって代わりがいない家族の大切なポジションにいるあのキャラをそんな扱いにして良かったのか?
しかし、リロの方はそのポジションの話をアニメ版以上にシナリオに落とし込んでいたのは良かった。
リロとナニの姉妹愛を前に押し上げていたのは正解。
リロからしてはずっと大好きな姉でいて欲しいナニと、両親が他界して母親の代わりとして振る舞おうとするナ二。両親のトラウマで問題を起こしまくるリロに、姉として寄り添いたいと思いつつも、母として叱らなくてはならないし、何より仕事に出ている為常に一緒にいる事が難しい環境。自分の夢を諦めての面倒をみる姉の絶望と使命感。アニメ版よりとても丁寧に描かれていた。
ラストのスティッチのセリフはアニメ版にもあったが、同様に心にグッとくるものがあり涙腺が刺激された。
あと、スティッチといえばのハワイソングはやっぱり良かった!けど、アロハ・エ・コモ・マイは?
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