松任谷由実 THE JOURNEY 50TH ANNIVERSARY コンサートツアー movie 5.1ch/4Kのレビュー・感想・評価
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坂本龍一さんも喜んでる
グラミー賞エンジニアとして知られるGOH HOTODAさんが、Blu-rayソフトの音声を全く別物に作り変え、まさにMovieの名にふさわしい作品に仕上げました。
コンサート会場の単なる再現ではなく、より映画らしく、映画館でないと表現できない工夫や仕掛けが、興奮と感動をもたらし素晴らしかったです。
海賊船が放つ大砲や炎が燃え上がる音、ダンサーたちの足音、ドラゴンの鳴き声…といった効果音はまさにMovie
映像中のユーミンやコーラス、バンドメンバーの位置にシンクロした音、そして息づかい。
拍手や歓声もリアルになり、コンサート会場の最前列、いやステージに上がったような感覚すら感じました。
この作品の楽しみ方は、皆様のコメントのように没入感にひたったり、応援上映で盛り上がったり、様々かと思います。
このような多様な楽しみ方ができるのも、5.1チャンネルのサラウンド音声あってのものであり、また、非常に手間のかかった調整によるものだといえるでしょう。
上映される映画館は、坂本龍一さんが手がけたサウンドシステムSAIONを備え、GOHさんの技術を十二分に表現できる環境と思います。
このサウンドシステムの能力を発揮して、私たちに最高の音を体験させてくれました。
もしかしたら、この作品をいちばん喜んでるのは、坂本龍一さんかもしれませんね。
没入しました。
ユーミンが仰る通り、コンサートがしっかりと新米船乗りの物語になっています。最初の頃は対立もあったが、最後には協力し合って和やかムードでめでたしめでたし。
以下、私のユーミンに萌えキュンポイントを記しておきます。
①心のまま「こころの」で胸をウホウホ叩く。
②紅雀「高く自由に」の表情。
③さまよいの果て波は寄せる…導入部でのセイレーン像とランタンの対比が大変美しい。
④セイレーン「愛せない」の表情。あー本当にもう誰も愛せないんだねって実感!
⑤Blue planet「光のナイフで」「垂直にすべろう」の空手チョップ!
⑥「埠頭を渡る風」イントロで観客の熱狂をシャワーのように浴びるユーミン。
⑦「真夏の夜の夢」イントロのパーカッション「トゥロロロロ〜」で右手人差し指を挙げた時のクゥーッとした表情。
⑧航海日誌…2番目の「悲しみは〜♪」でマイクを飲み込みそうな口の動き。
⑨守ってあげたい「つかまえてね〜」
⑩最後の挨拶…ユーミンがそんなことを言うだなんて!
他にもいろいろありますが、映画館でお確かめください。
松任谷由実という偉人と同じ時代に生きる幸せを実感しました。もちろん他のメンバー一人一人も素晴らしい。心技体が整ったステージです。今日は武部さんメインに…とか、アクターの動きを注視しようなどの楽しみ方もできると思います。
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