「俳優さん達の努力の賜物」10DANCE Rubyさんの映画レビュー(感想・評価)
俳優さん達の努力の賜物
まず第一に俳優さん達に敬意を表したい。
ソシアルダンスをここまで見せられるようにするためにどれだけ努力したか。
全く俳優さんという職業は凄い。
町田啓太さんは元々細い印象があったけれど、竹内涼真さんの身体の絞り方たるや。
ウエストほそっ!
筋肉がしっかり見えてこれだけ絞るって大変なことだ。
その肉体にまず説得力が生まれる。
それぞれのパートナーを演じられる石井杏奈さんは元々はダンサー、土居志央梨さんはクラシックバレエを長く踊ってらしたとか。
それでもソシアルダンスは別世界だったろうし、竹内涼真さんに至ってはダンスはほぼやったことがないとか?(記憶が違ったらごめんなさい)。
それでここまで踊るポテンシャルの高さに驚いてしまった。
そちらはもう完璧で素晴らしいのだが。
なにせ脚本が…。
どうした大友監督。
「宝島」の時も感じたのだけれど、この場面とこの場面は撮りたかったんだろうな~というのをただただ繋げました的な脚本で、せっかく俳優さん達が細かい心の襞を表現している場面も全然ストーリーに入り込めない。
とってつけたようなキューバっぽい場面や酒場での場面も「それはないだろう」と思えてしまう(薄っぺらい感じ?)
モノローグで事態を説明させるのもどうなんだろう。
でもまあそれがどうであったとしても俳優さん達の努力とダンス場面の美しさで、十分だと思った。
劇場で観たかった気もするけれど。
特にダンスの場面は。
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