「ラミ・マレック主演のCIAもので、ちょっとひねった復讐劇。」アマチュア mac-inさんの映画レビュー(感想・評価)
ラミ・マレック主演のCIAもので、ちょっとひねった復讐劇。
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ラストがなんとなく爽やかに終わる。まあ普通に面白かったけれど…。
ラミ・マレック主演のCIAもので、ちょっとひねった復讐劇。下記の3つの要素からできている。
一つ目がテロで妻を殺されて、それで復讐するというお話。2つ目がよくあるCIAの闇的な、一部の人間が、今までの悪事の暴露を恐れて、主人公を始末しようとする話。3つ目、主人公を指導、補佐する人間との話。
それがうまくいったかというと…。微妙。
主人公は、今まで分析官で、殺しなどの実践をしたことがなく復讐に不向きな人間。それで「殺し」の指導をしてもらうためにローレンス・フィッシュバーンが付く。
が、指導もそこそこに、CIAの一部から狙われているため、逃げながら復讐をしてゆく。
復讐の仕方が、屋上のプールの破壊などヴィジュアル的の凝ったものがあるが、なんか面白くない。
ハッキングがお手のものなのだが、その過程がちょっとブラックボックス。絵的によくわからない。ただ結果が出てくるだけ。
特にラストの仕掛けはハラハラドキドキ感がほとんどない。
もう少し丁寧に描いたほうがと思う。
で、ラストに新任のCIA長官が記者会見で「情報の透明性」なんてことを臆面もなく言い切るが、このあたりに映画の弱さがある気がする。
何もCIAを悪として描けということではないが、無自覚に、無批判にCIAを善とする作劇にこの映画の安易さが現れている気がする。
そんな単純さが(考え方が)この映画をつまらなくしている。
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