「スリムにしてポイントを押さえて欲しかった」アマチュア ハッセルホフさんの映画レビュー(感想・評価)
スリムにしてポイントを押さえて欲しかった
主人公の暗号分析官ヘラーの奥さんがテロに巻き込まれて亡くなる。そこからヘラーが立ち上がるまでに時間がかかり過ぎている。
我が家を外から眺めてキッチンの窓に奥さんの幻を見たり、階段でうずくまってしょげてたり。出先(潜伏先)のホテルの部屋にも奥さんの幻影(幽霊?)が出てきたのは余計だった。ヘラーが情報提供者との初めて会った時も海辺の家の辺も抒情的で。
この監督は多分女性客を意識して映画を撮ったんだと思う。現に当日自分の後ろの席に中高年女性3人組がいた。
ヘラーとパリの街角の花売りの会話がユーモラスだった。「ヒマワリを全部。百合も全部」「よほど悪いことをしたのね」「これから悪いことをするんだ」
お花をこんなことに使えるとは!と感心した。
蓋を閉じてもそのまま逃げても爆発する爆弾。ビルとビルの屋上にまたがるプールを圧力で破壊する装置。
それを制作してるところや、その装置をプールのいずれかに仕掛けるシーンが無いのが残念。(計算式だけ出されても一般人には???)
殺しのテクニックを教えたCIA教官を他のキャストにして欲しかった。教官が刺客になるといってもローレンスフィッシュバーンがそんなことするわけないと冷めた。
教官が最後にヘラーに「またな」と言うので続編があるんじゃないかな。
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