「少し頼りないヒーローの古典的活劇」アマチュア ねこたまさんの映画レビュー(感想・評価)
少し頼りないヒーローの古典的活劇
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中々に面白かったですね。
殺しの素人の主人公が、深く愛する妻を殺したテロリスト達を銃器で直接に攻撃する事なく、最後まで頭脳で追い詰めて始末していく、という手法が良かった。
しかし、何故テロが起こされたかについての深い解明は無く(一応、CIAのネオコン幹部による謀略が原因という説明はある)、犯人達も、他のドラマで観たことがあるようなステレオタイプ。
紆余曲折はあるけれど、結局は罠にかかって、モルモットみたいに殺されたり捕まったりしてしまう。
殺しの舞台となったフランス、スペイン、ギリシャ、ルーマニア、ロシアの国内法は完全無視してお咎めなし。
結局、物語の根底にあるのは、少し頼りないヒーローの古典的活劇以上のものではなかったかもしれません。
まあ、そうは言っても面白かったですけれど。
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