「アマチュアではない」アマチュア Erinaさんの映画レビュー(感想・評価)
アマチュアではない
スパイ映画は好きなので気になっていた作品。
最初ラミ・マレックを見る度に007/NTTDのサフィンから抜けなくて苦しんだ。私の中でマレック=サフィンという印象が強すぎた。(有名なボヘミアンは未鑑賞)
ところが観てる途中から主人公チャーリーと認識して、いつの間にか脳内からサフィンが消えていた。
この方表情管理がうますぎた。
妻への復讐でそこまでやるか?と一瞬思ったが、愛犬の復讐でフルボッコにする奴いたから一緒か…と思った。愛の力って凄いよ。
分析家としてのアマチュアとしての活動の仕方はリアル感あって面白かった。天才って考えること違うなって思ったり。こういう映画を観ると毎回思うのがプロたちって凄いなと思う。結局愛の力で復讐するというストーリーでも自身の内面には勝てない。よくスパイ映画や殺し屋映画で心がないと言うセリフを聞くけどやっと腑に落ちた感じがした。
最初のシーンはアマチュア感ありすぎて、スパイ映画を見慣れてる人にとってはイライラを感じ取ると思う。ただ、次第にアマチュア感が失われていってこの人本当に初心者?と思えてきてしまった。結局他のスパイ映画とやってること変わらないのでは?と思ったり。アマチュアであるならアマチュアなりの緊張感を感じれるかなって思ったけど上手く行きすぎてスンってなってしまった。
特にオチの持っていき方はこれでよかったのか、よくわからないまま終わった。
IMAXでも公開されてますが、この作品もミッキー17同様でIMAXで観る必要はないかなと思った。
私がこの作品を観てIMAXで観たいと思ったシーンは1つだけでした。
音響も普通よりちょっといいぐらいで、アンジェントルメンに比べたら弱いかな。
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