「スリル満点、めちゃくちゃ面白い‼️」アマチュア 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
スリル満点、めちゃくちゃ面白い‼️
単なる強いヒーローが勝利するストーリーではないので、逆にスリル満点、めちゃくちゃ面白かったです。肉体的なパワーはないけれど、知能指数170を駆使しての戦いは鮮やかでした。CIAの分析官としてチャーリーは、ごく普通のサラリーマンのような存在。ただし、監視カメラで犯人を特定する技術は天才的です。天才的な能力であるが故に、ロンドンでテロに巻き込まれた愛する妻(これがまた本当に素晴らしい天使のような人。旦那のために軽飛行機をプレゼントしてます)が殺される画像を取得してしまいます。その動画を見ていた時の彼の張り裂けんばかりの嘆きは、激しく観るものに伝わってきました。そこから彼の感情が復讐する執念に変わっていく姿が秀逸でした。そしてハラハラしながらも、ずっとチャーリーの復讐劇に飲み込まれて、そのままついていったというようなイメージです。この作品では、もう一つCIAの内部における悪事も並行して描かれます。いわば獅子身中の虫のような存在のチャーリーの上司ですが、最後は全て白日の元に晒され鉄槌が下される爽快感は半端なかったです。そしてラストの妻を殺害したテロリストとの対峙では、チャーリーは見事な解決策でそのテロリストを断罪しました。いわば普通の人間としてギリギリの解決方法だったと思われます(確かに4人のうち一人だけは自分で殺害していますが?)。
追記 最近CIAの陰謀論が喧伝されていますが、もしその組織に支配されている国(日本?)があったとしたら怖いかもしれませんが、そんなことも考えさせてくれた作品でした。
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チャーリーの最後の振る舞いが芝居がかってて嫌だなぁと思ってましたが、色々考えてたんでしょうね。最後はこうしようと決めてたのかも、でも引き金をためらってる芝居はどうも・・。
アイゼンハワーの時代の50年代からCIAを通して当時の自民党に秘密資金援助などをしていたことがアメリカの外交資料から明らかになってますね。アメリカの都合のいいように左派勢力を弱体化させ保守勢力を育てるために。戦後の日本を形作ったのはアメリカだというのも言い過ぎではないかもですね。他にもチリの社会主義政権をクーデターで転覆させて悪名高きピノチェト独裁政権を誕生させたりと、他にもCIAのしてきた他国への工作活動は枚挙にいとまがありません。
共感ありがとうございます!
最後の一人を殺さなかったのは、妻の「迷子にならないで」というメッセージを「人として道を踏み外さないで」と解釈した上での結果だったのかなぁと思いました。なかなか考えさせられる、深い終わり方でしたね😊