「ラミマレックのキャラがよいだけに…」アマチュア しんさんさんの映画レビュー(感想・評価)
ラミマレックのキャラがよいだけに…
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愛妻をテロリストに殺されたCIA分析官の復讐譚。スパイサスペンスアクションというふれ込みだけど、どれも中途半端で夢中で観る感じにはなれなかった。期待値高めだったので、評価は辛口です。
ラミマレック演ずる主人公は腕っぷしがダメなぶん、ITスキルと知略でテロリストを一人ずつ仕留めるのだけど、敵がわりとあっさりやられ過ぎだしマレックの策略も意外性がない。
追跡の監視カメラの目をあざむくために、他人の動画に自分の顔を当てはめて追っ手を翻弄するのも、手垢つきすぎの手法でしょう。20年前ならすげ〜ってなったけど。しかもそのごまかしに、追ってがしばらく騙されているのもマヌケすぎる。
全体的に何がイマイチだったのか、たどり着いた答えは、敵役が怖くなかったこと。
本作はリベンジ物。
敵が非道で憎らしく残虐なほど、主人公に感情移入するし、目的を果たしたときのカタルシスが大きい。このスカッと感を味わいたかった。
ところが本作は、敵と主人公の絡みがそもそも少なく、絡んだときはあっさりと復讐を果たす。敵にはもっと往生際の悪さを見せて欲しい。
ラスボスと対峙するクライマックスは、アクションがほぼなく、しかも、肩透かしをくらう結末。
愛妻を殺された恨みを晴らすために危険な目に遭ってきたのに、その結末なの…?
好みの問題だろうけど、僕には消化不良でした。
配信でもよかったかな。
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