おいしくて泣くときのレビュー・感想・評価
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互いの境遇に共感を覚えた高校生男女がゆっくりと距離を縮めていったわずかな時間。三十年の歳月を経た先に再び交叉するまでの軌跡を描いたお話です。
直近の映画館で鑑賞した作品が、単純には共感が難いもの
だったり哲学的思考が必要な難解作品だったりしたので…。
もっとシンプルに楽しめる作品は無いか と探していて
気になったのがこの作品でした。 ・_・ハイ
鑑賞開始。さて。
鑑賞終了。…。
うーん…。何と言ったら良いものか。
画像は綺麗でした。ですが
ドラマとしては…。いま一つ…としか言いようが…。
恐らく なのですが、
主人公たちに関する「描きたいエピソード」がいくつもあって
こんなシーン入れたいね というのも沢山あって
それらを繋げた際の全体を通してのウェイトやバランスを考慮せず
にただ並べてみました。…と
そんな感じが拭えませんでした。 @△@;;
そのため
主人公たちに対するイジメの場面がやたら強調されてしまい
そのイジメの原因が何なのか、とか
そこまでの事をされる背景も説明不足で、
ただ陰湿なイジメシーンが強調されてしまう前半の展開には、正直辟易
してしまいました。@_@;; ウーン
※「あんのこと」で杏が母から受けた虐待の場面などを思い浮かべて
しまいました…
加えて、主人公たちの行動の動機や、選んだ選択肢も「何故?」となる
ものが多かったという印象です。@△@;;
その結果
画像は綺麗でした。ですが
ドラマとしては…。
という前述の感想になってしまいます。(ました)
ヒロインを演じた當真あみの演技は光ってました。・o・
海の場面など、PVのような映像は綺麗でした。
全体的に、カメラワークには落ち着きがありました。
上記のような点に満足感が見つけられる人ならば、楽しめる作品なの
かもしれません。
ただし、納得感のあるストーリーのドラマを期待すると…
うーん
という結果になるかもしれません。(なった人 はーい)
◆
と、ここまで書いて5日経過。 (最近多いパターン…)
この作品に何を期待したかによって、評価がすっぱり分かれるので
はないかと思うようになりました。
# 出演者に推しキャラがいる ⇒ ★満点に近い高評価
# ヒューマンドラマに期待 ⇒ ★の数かなり控えめ
私は後者の立場で鑑賞しましたので、どうしても…。@_@;;
というわけで、私にとっては残念な作品になってしまいました。
原作の小説があるようなのですが、原作の筋立てはどうなのか
がとても気になっています。(どうしようか悩み中)
◇あれこれ (疑問や納得し難かったコト)
■リアリティを感じなかった場面(一例です)
・冒頭で食堂に車が突っ込む場面
⇒車が引っくり返る程の勢いで店に突っ込んだのに、心也
は全くの無傷。
この場面を始めに「?」な場面が増えていきました。
・四つ葉のクローバーを探す場面
⇒ やたらと草むらをかき分ける動作をしていたが
クローバーの一本一本をちゃんと確認しなければ
四つ葉かどうかは分からないのではないかと。
草むらに落とした何かを探す動作に見えました。
・大事な日記の傍らで焼きうどんを食べる場面
⇒ あんなに近くに形見の日記帳を置いたままで、うどんを
食べるかな? と。(父もなぜ注意しない?)
” あっ ほら 汁が跳ねるっ ”(と観ててハラハラしました)
・取引の条件を示さないまま店の修繕工事を請け負う業者
⇒ が本当に居たら、これはうさん臭くないですか?。
この申し出を、良く受ける気になったものだと感心。
タダほど怖いものは無い。…と思うのですが。@△@
工務店の担当の女性、娘にしては若すぎて気も…
■ 登場しないけど気になった人物のこと
・夕花の母。
高校生パートの時点で生きていたのでしょうか?
・30年後の夕花の結婚相手。
どういう経緯で知り合った相手と結婚したのやら。
それ以前に、頭を打って記憶喪失の夕花はどうやって
生き存えたのかも気になります。
自分の名前も覚えていなかったようなので…
■途中で居なくなった人のその後
・夕花の父
高校生パートの最後では夕花を突き飛ばして転倒させ
記憶喪失の原因を引き起こした。その後は逃げたのか?
・ワルぶった同級生
心也の父が経営する食堂に来ていたようだが、その事実を
明らかにされるのを嫌がっていた。30年後のパートでは
全く登場しなかったが、どうなったのだろう…。
30年前の「こども食堂」とは、利用している事を知られる
のが恥ずかしい場所だったのだろうか?
インタビュー映像を見て過去の記憶がリンクした(?)理由が不明
■設定や現状の説明が不十分に思えたコト(いろいろ @-@)
・なぜああも執拗に子供食堂 が迫害されているのか不明
・ヒロインが女子の間で苛められている理由が不明
・何故三十年も夕花の行方が分からないのか?
・保護観察者(というのか?)がいたのでは?
・アタマを打って記憶喪失になった若い女性を誰が保護したのか
・そして面倒を見てくれたのか(大学を卒業するまで)
・もっと必死に保護者を探すのではないか?
・普通なら警察経由児童相談所経由で施設行きになるのでは?
・警察は保護しに来たのか?
主人公も一緒に同行し、事情を聴くような気がするのですが…。
・警察が保護した後、ああも簡単に居場所が父にバレている不思議。
うーん
本当に沢山あるなぁ と、自分でもびっくり @△@ デス
◇最後に
冒頭の車が突っ込んでくる事故のシーン。
この食堂の土地を狙った地上げか嫌がらせかと思って観てました。
心也(及び父)への嫌がらせは、立ち退きを迫る脅しなのかと。
実際にはそのような展開は無く、実は社会派ドラマだった という
ワケでもありませんでした。単なる事故の被害者として、インタビュー
を受ける心也の姿をTVで観たことが、再会のきっかけになったとする
伏線(?)のようなイベントだったようです。
夕花が30年後にうどんを食べて涙する場面が描かれますが、高校生
パートで心也の父の作る焼きうどんに喜ぶ場面がもっと描かれていたな
らば、タイトルにしっかりと繋がったのになぁ と。
その点も、とても残念です。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
胸を張っておすすめする映画
観に行ってよかったと思う映画だった。
長尾謙杜くんと當間あみさんの演技がナチュラルで素晴らしく、映画が始まってすぐ物語の世界に感情移入できた。鑑賞中、夕花と心也の幸せを願ってやまなかったので、ラスト2人が笑顔でまた出会えたことに感動。主題歌であるフィラメントも映画とリンクした歌詞で、ラストまた感動。胸をはっておすすめする映画になった。
子供食堂(子供ごはん)をやめないでね。
今の世の中、経済的理由で家に帰って夕御飯のない家庭の小中学生が結構いると云われている。
話は30年前から始まり、当時の子供食堂をやっていた家の息子の高校生の心也が、いつも弟と食べに来る同級生の夕花の悲しい話。
色々な事情があるだろうけど夕花は母親の再婚相手の義父が飲んだくれのギャンブル好きで、母親に働かせて、子供(特に母親の連れ子の夕花)に当たり散らして食べる物のない生活をしていた。そして、子供食堂にたまに子供2人で食べに行くことが何よりの楽しみだった夕花は学校でイジメられる事で心也と心を通わせるようになり〜
最後、30年経って(夕花の記憶障害もあり)交通事故のニュースで夕花の親族が押し花の心也の名前を頼りに、タカナシ建築事務所と言う処から来た女性が夕花の面影のある顔をしているので娘だとピンと来た。
ただ、夕花が昔の記憶がないと言うことが理由で会いに来れなかったのを娘が連れてきて、バター醤油焼きうどんを食べる事で昔の記憶が蘇ると言うラスト。大人の夕花が昔ながらのうどんを食べておいしくて、昔の記憶を思い出して泣くとき、ああこの2人はやっと報われたなと感動させられました。
こんな感動させられる話ばかりでないけど、子供食堂をしていることで、そこで育った子供が将来幸せな人生を送っていって欲しいと願います。だって生きていれば必ずいいことがあると思いたいです。
追記 2回めも見に行ったけど、安田顕さんの演技が良かった。話の中での存在感があり、心也君の父親がこんなにも素晴らしいのを上手く演じている。
原作小説と結末が違うというレビューを見たので本屋で立ち読みしてみたけど、映画としての脚本はこちらの方が映像として見せるので四つ葉のクローバーの件などは良かったのでないかと感じた。(小説は小説としての良さがある。)
これは名作
事前情報なしで飛び込みで鑑賞。回想シーンから始まるが、昭和の再現度が高い。部活、学級新聞、図書室での打ち合わせ、アル中のクソ親父、二人で海など、テンプレの展開が続くが、どれも非常に完成度が高く、その場面の魅力をしっかりと引き出した映像だった。全体的なテーマである子ども食堂は偽善か?というのも考えさせられる。最後のシーンはいろいろなことが頭に浮かんできた。とどめがuruのエンディングで、完璧だった。
がっかり
原作の著者森沢明夫さんが大好きでずいぶん前に原作を読み、映画化されると聞いて喜んで前売りを買って観ました。
が、本当にがっかり。
これまで映画化され、自分が観てきた森沢作品はがっかりすることがなかったから本当に残念。
こんなに薄い内容だったかな?
原作のよさが脚本?で軽減されてると感じました。
また、演出?も荒くて乱暴な気がしました。
主役の二人や、安田顕さん、ディーン・フジオカさん、尾野真千子さんもよかったのですが、脇に出てくる役者さんが残念。
特に、駅で警察が夕花を保護する際の、心也を押さえるシーン。
警察官が、前に行こうとする心也を制止するのですが棒立ち。心也のドアップでその警官役もドアップになるのですが、表情がなくて演技をしてないなーと。
あと、高校生の夕花は左利きなのに、大人になった夕花は右利き。記憶を失うと利き手も変わってしまうのかしら?
冒頭登場した夕花の弟は、最後のシーンには出てこないの?…とか。
それと、心也の子ども時代を演じた子役さんは大人になった心也であるディーン・フジオカさんに面影が似ていてしっくりくるのだけど、高校生時代の長尾謙杜さんは、どうしても別人にしか見えず、脳が受け付けられませんでした。
そんなこんなが気になって、全く泣けずがっかりでした。
バター醤油焼きうどんが食べたい‼️
この作品は甘酸っぱくて、切なくて、ノスタルジックで、エモーショナルな青春映画の名作ですね‼️学級新聞の作成を任された中学三年生の心也と夕花。それぞれに家庭の事情を抱える二人は好意を寄せ合う。しかし夏休み中に引っ越しすることになった夕花は、心也と最後の思い出に海へ遊びに出かけ、再会を約束して別れるが・・・‼️映画は30年後、45歳になった心也の回想という形で始まるのですが、まずこの作品構成がウマいですね‼️心也と夕花のひと夏の思い出がノスタルジックに描かれ、まるで大林信彦作品みたいです‼️舞台の一つとなる心也の父が経営する食堂もミョーに印象に残る‼️子供にはタダで食事を提供するこの食堂の定番は「バター醤油焼きうどん」‼️四ッ葉のクローバーや母の日記みたいな小道具もさりげない演出だけど絶妙に琴線に触れる‼️そして主人公の二人をはじめ、心也の父と母、夕花の義父と弟、同級生達まで、準主役から短い出番のキャラに至るまで、それぞれのキャラ描写が厚いですね‼️特に心也の父と母を演じた安田顕さんと美村里江さんの存在感は素晴らしい‼️でもやはり主役の二人‼️15歳の長尾謙杜と當真あみちゃん、30年後のディーン・フジオカと尾野真千子さん‼️15歳の二人が成長したらこうなるんだろうなぁ、みたいな完璧なキャスティング‼️ラスト、心也の営む食堂で「バター醤油焼きうどん」を食べた夕花が記憶を取り戻して涙するシーン‼️15歳と30年後のキャストをフラッシュバックさせながら描く、この名ラストシーンの尾野真千子さんの涙に、観てるこちらまで涙が出てきました‼️
やらぬ善よりやる偽善(本来の意味はちょっと違うけど)
松竹お得意の青春ラブコメとは一線を画した社会問題を取り上げた作品でした。予告編で得た情報だけで、こんなハードな内容だとは思いもよりませんでした。
物語の始まりは30年前とのことなので、あの頃「こども食堂」などはもちろんどこにもなかったですし、2010年代になって全国に広がりだしましたが、2024年に1万箇所を超えたそうです。
現状では色んなパターンがある(無料や有料、週一や月一)ので、それぞれの地域の特性や活動する個人や団体などによって全く違うのも事実です。 「食育」や子どもの居場所のための「こども食堂」は続けていくことがなかなか困難ですが、この映画の舞台となる30年前ならば「偽善」などという言葉やその利用者に対する差別もあったかもしれません。
現在では「生活保護受給者」に対する差別はネットの上ではまかり通っているようですが。
何も行動を起こさない自称善人よりも、それがたとえ売名行為であり自己満足であったとしても身を削って(もしくはお金を使って)ボランティア活動などを行う方が仮に他人に偽善者と呼ばれたとしても尊いことだと思います。
この作品の真の主人公は安田顕演じる食堂の親父だと思います。
しかし、ここのところ(35年目のラブレターも)安田顕は「ええもん役」が続きますね。
清々しい気持ちになります
『学級新聞』懐かしいですね。模造紙を広げてマジックで描き始めるとレイアウトがよくなくて何枚も無駄にしたものです。全然関係ありませんが名古屋いや愛知岐阜?では模造紙で通じる人はほぼ転校生です。なんせB紙が標準語だと信じて疑わないですから。『ケンミン刑事(高杉亘さん)』ならすぐ出身地を突き止めそうです。
余計な枕はほどほどにしますが。
ストーリーやレビューは全く白紙状態でいつもの土曜日朝イチ観られる作品の中からこの作品を選びました。にもかかわらず純粋な2人の高校生のやりとりに胸を熱くしながら訳もわからず泣きそうになる自分がいました。
『こども食堂』も最近某TV局のおかげで松重豊さんを見る機会が増えその存在は理解していたつもりでしたがなかなか難しいものがありますね。偽善とは思いませんが同級生の悪ガキたちみたいな見方も絶対あるんだよなあ、なんて思ってしまいます。
30年前のヒマ部の2人のやりとりは初々しくてキュンときますよね!男の子は初見でしたが女の子(當真あみさん)は日テレ朝のZIP で藤木直人さんの娘さんを熱演してたのが懐かしいです。『かがみの孤児城』の吹替もよかったですし。
そしていいところには必ず安田顕さん、と言っても過言ではないと最近思います。シリアスものから少しコメディチックなものまで主役たちを喰いかねない素晴らしい俳優さんですよね。尾野真千子さんの食べて泣くところも『駅』での石田あゆみさんの敬礼しながら泣くシーンのでごとくこちらも涙してしまいます。
全くノーマークでしたが一日遅れの私の誕生日祝いとしていい映画観せていただきました。ありがとうございます!
追伸
クソ親父、最後まで大水洋介さん(ラバーガール)だと思ってました。
生きていれば、きっと幸せになれる
本作は、生き辛さを抱えた高校生の純愛物語を通して、生きることの意味に迫っている。言語表現(台詞)と映像表現が程良い密度でバランス良く配置されているので、劇中で観客が考察する余白がある。観客の人生経験を重ねて作品世界に没入できる。意味深い台詞の余韻に浸ることができる。最近の、台詞高密度、映像表現高密度作品の対極にあるシンプルな作品である。
本作の主人公は高校生の心也(長尾謙杜)と夕花(當真あみ)。幼い頃、母親を亡くし子供食堂を経営する父親を持つ心也は偽善者の息子と揶揄される。一方、夕花は継父の暴力と貧困に苦悩していた。孤独な二人は、学級新聞編集委員に選出されたのを機にひま部を結成し次第に惹かれ合っていく。しかし夕花は突然姿を消す。夕花との約束を守るため心也は夕花を捜す。30年後、漸く夕花の行方が分かる・・・。
心也が夕花の笑顔で恋に落ちるシーンが出色。表情のみの演技だが、心也役の長尾謙杜の夕花の笑顔に魅入られる表情の演技、夕花役の當真あみの透明感のある瑞々しい笑顔の演技に説得力がある。二人の演技力の高さが分かる。
心也は夕花を亡母と来た海に誘う。逃避行である。海に向かう電車の中で、相席になった二人と同年代の姪を亡くした女性の、“生きていれば、きっと幸せになったのに”という言葉に二人は疑心暗鬼になり食い下がる。今の二人には明るい未来は見えなかった。ここが本作の主題であり観客への提示である。
夕花は継父の暴力で記憶喪失になっていた。夕花は子供食堂に案内される。ここからは、大人になった夕花役の尾野真千子の独壇場である。不安そうに椅子に座り大好物だった料理を食べる。記憶が走馬灯のように蘇ってくる。そして目の前にいるのが30年後の心也(ディーン・フジオカ)だと確信する。尾野真千子の台詞の少ない表情の演技が見事。作品の題名がラストを集約している。
生きていれば、きっと幸せになれる。この言葉は、未来の自分との約束であり生き辛い時代を生きる現代人への熱いメッセージである。
否定的な内容なので読まなくていいです。
この映画で最も感動したのがエンドロールのロケ地表記。印象的なベタ凪の海に、瀬戸内?と思っていたら、わが故郷、愛知県の三河湾だった。海辺は蒲郡市の西浦。更に実家から徒歩圏内の豊川市のカフェが舞台だったので驚いたわけでした。そこで0.5点追加。
映画については複数の友人も誉めてて、オイラもいいお話だとは思う。役者は安田顕もディーンフジオカも良かったし主役二人も良かった。しかし、「良くできた話」好きの身としては途中にボコボコ空いてる穴が気になってしまい、感動的なラストシークエンスも全ノリとはなりませんでした。
例えば正体を明かさず確証もないのに無償で修理を申し出る娘とか、普通なら最初に明かすはずなのを映画の構成として最後に謎解きするために隠している様にしか見えない。描かれるイジメも、高校生が机に落書きとかダルすぎだし、イジメの根拠で「子ども食堂で被害を受ける層」って誰なのか良くわからない。母が描かれないのも意味ありげだが説明なし。あと脳の障害でなどの説明もなく左利きが右利きになってるとか、名前も覚えてないのに頑張って建築士になりほぼ直後に出産してるの?とか。篠原ゆき子はどんな関係?とか、弟は30年も見つけてないけど姉ちゃんを真剣に探したの?とか。いろいろ気になって。
以上、良かったみなさん、失礼しました。
最後の10分で、すべてすくわれる
沢山のテーマがあって、出し切れないところも
あったような気がしますが、最後の10分で
全てすくわれるような気持ちになりました
離れてしまってから、30年後
心也のつくったうどんをたべる
この時、溢れ出した記憶が
楽しいもので良かった…
幸せな記憶で良かった…
2人とも、幸せなんだね
最後10分で、今までの時間の辛く切ない思いが
ぱっと明るくなりました
嬉しい涙が、あふれました
素敵なお話しでした
あみちゃん、左利きだったんだ
原作未読。お互いにクラスに居場所がなかった心也と夕花が、ひと夏の出来事をメインに心を通わせていく話でした。
あみちゃんは左利きで書いているのに、ラストの小野真千子さんは右手で箸を使っていました。これは致命的なミスではないかと思います。同じ夕花とは思えなくて、感動より違和感が残りました。
警察に連れていかれる夕花も捜索願が出ていたのだろうけど、やや唐突かなと思います。
なかなかいい話だけど、感動は半減でした。
バスタオルの出番はなかったが、ジーンときました
原作未読。会社の若い部下が鑑賞して、「大泣きです😭。ハンカチだけじゃダメです。バスタオル持参して下さい」と言っていたのだが、バスタオルの出番はありませんでした😅。高校生の純愛が良い。長尾君(心也役)も當真さん(夕花役)もうまく役を演じていた。特に當真さん。毒義親父に接する時の辛そうな表情と心也と一緒にいる時の幸せそうな表情が、とても良かった。安田顕(心也の父親役)さんの心也を信頼して温かく見守る役も、申し分なかった。美村さん(心也の亡くなった母役)、相変わらず魅了的でした。心也の30年後役のディーン・フジオカさんも心の奥に秘めた悲しみを出していたと思う。エンドロールで流れるUruさんの主題歌も作品にマッチしていて、ラストシーンとともに胸が熱くなりました。ただ、夕花の空白の30年が全く描かれていないので、いきなり尾野真千子さん(夕花の30年後の役)が登場してきても??という感じになってしまった。夕花が、どのような人生を歩んできたのか?今の幸せを掴んだ経緯を描いて欲しかった。左利きが、右利きになっているし……このあたりが、残念でした。(昭和一桁生まれの私の亡くなった母は、左利きから右利きに直されたと言っていました。包丁などは左手使い、箸使いは右手でした。)
おいしいものがもっと観れると思ってたのよ⋯
ラストの尾野真知子さんの泣きの演技で、すべて丸く収まった感。
点数高めだから期待して観に来たのだが、
公開3日でこの高得点&感想の多さは、素直に信じてはいけないことを学びました 笑
脚本的に過去と現在の繋ぎが、しっくりハマってないような違和感拭えず⋯。
記憶喪失になった部分が、少し雑なような⋯。
えっ?事件だよね??旅先で被害にあったわけではなくて、暮らしていた近所でそんな事件あったら周りの住人の何かしらの動きがあるのでは?
それに、虐待から逃げたんだから記録とか残ってるよね?な違和感。
15歳のキラキラは良いのですが、
セリフ無しの映像の長回しが多くて、そこ要らないから脚本に、もう少し心理描写のセリフを入れても良かったのでは?と思ってしまいました。
漁師のおっちゃんの登場も唐突過ぎて、
いい人で、おいしいもの食べさせてくれるのかと思ったよ⋯。
演者の皆さんは良かったのに、なんだか、いろいろと勿体ない感。
でも、やはり尾野真知子さんは、さすがだと思いました。
原作と結構違うかったけど感動した。
ライビュありのおいしくて泣くときを観てきました。
セリフ1つ1つが心に刺さりますね...笑
''絶対守れない約束をしてしまった。''や''俺たち絶対また会える''などのセリフでもうボロ泣きでした。
でも、最終的に記憶喪失になった夕花ちゃんが心也くんの作った''バター醤油焼きうどん''を食べて思い出したのもすごくよく、感動の作品でした。
違うんじゃないのか!?
なんで「30年待ってた!」っていうやつが結婚
しちゃってるんだよ‼️
今まで彼女を守れなかった分、これから守って行って欲しかった。
見守るとかじゃなく、家族になって欲しかった。
じゃなかったら別れの時に叫んだ「ボクが守るから!」はどーすんの??
最初は簡単に約束はできないとか言って、さも約束とは重たいものなんだと思わせて。守らせれよ!!
少年時代の俳優がメインだから、大人になってからのは適当ですか!?
でもあの終わり方では、少年時代の話も薄っぺらになったように感じましたが。
物価高が続く今だからこそ見ておきたい映画
「お金がない、つながりがない、自信がない」状態を貧困であると湯浅誠さんが定義しておられました。
本作も子供の貧困が軸にありますが、手を差し伸べてくれる周囲の存在があります
2021年時点で9人に1人の子どもが貧困状態にあるとされています。
2015年では6人に1人だったのでかなり改善されている数字ではありますが、昨今の物価高から苦しい生活を余儀なくされている家庭も少なくないかと思われます。
そんな状況で自分にできることは何か、考える一助となる作品になっていると思っています。
主演の長尾くんは、砂塵が舞う荒野の室町時代から、約550年の時を経て高校生に。
室町時代では盗賊(風情)に襲われている最中におにぎりを食べるほど食う物に困っていましたが、今作では食堂を営む父とともに子供の食事を守っています。
いつの時代も食べ物は大切だと我々に気づかせてくれますね。
お芝居も前作のキャラクターもりもりの演技から、今作ではシンプルで静かで日常にいそうな演技をされていて幅広さを感じられました。
ストーリーもシンプルで分かりやすくていいお話でした。
「感動のラストにあなたはきっと涙する」みたいなありきたりな宣伝文句が嫌いなんですが、ラスト少し泣いてしまって悔しかったです。
ただ、高校生のいじめの様が幼稚で気になりました。
高校生てもっと知性がある人間だと思うんですが……
先生もクラスの地味な子が役職押し付けられそうになってるんだから守ってあげてほしいし、
生徒がシンナーを借りに来たならしっかり事情を聞いてあげてほしい。
記憶喪失の件は映画オリジナルストーリーでしたが、そのへんの設定があまいのが気になってしまいました
・本名分からないレベルで身元不明になることある?
・おそらく父親が逮捕されていないのが胸糞悪い(逮捕されていれば身元不明にならないと思うので)
・身元不明後の生活立て直しめちゃ早い
きっと本名も分からないレベルならそれこそ貧困状態だったと思いますが、子どもの年齢層的に記憶喪失後数年で結婚・出産に至っているのが違和感
・四葉のクローバーのしおりや船の折り紙はどこに保管していたのか
(家に保管していたのなら身元分かるのでは?)
など
細かいことをぐちぐちと言いましたが、お互いの人生を歩む2人の姿に感動しました
これは映画とあまり関係ない情報ですが、
本作に子ども食堂監修として参画しておられる近藤博子さんは「子ども食堂」の名付け親です。
本作の子ども食堂は子供の貧困に直接リーチする「ケア付き食堂」と呼ばれる分類にあるかと思いますが、
近藤さんは、子供も大人もみんな食べに来ていいよ!な交流拠点としての食堂からスタートされており、「子どもだけでも来られる食堂」の意味合いで名付けられたそうです。(「共生食堂」と分類されます。)
子ども食堂といってもいろんな食堂があるんだよ、ということを最後に書いておきます。
(湯浅誠/「なんとかする」子どもの貧困 より)
客層が若い!
評価が良かったので観に行ったが、入場して違和感が
なんか若い人が多いぞ?
最初の車がひっくり返った事でげんなり
あの状況でひっくり返るか?
話の内容も軽すぎてツッコミたくなる
映画ならもっと追い込んだ内容でしょう
秘密も継父に襲われた、とかと思いきや
少しイライラ感が積もります
最後のシーンも感動的としてるのでしょうが、会社を起こした社長さんですよね?
なんか認知症の方の様な扱いで違和感でした
結局、アイドル映画?
絶対に観て後悔しない映画
まず予告を見て、あーこれはもう泣くやつなんだろうなって思ってました。
実際観てみたら大当たりで中盤から最後までずっと涙が止まらなくてほんとに感動しました。
所々、いじめや虐待というシーンがあって心が痛くなる部分もありましたが、周りの人たちがほんとにやさしくて温かくて支え合いながら生きてる感じが素敵で胸がうたれました。
心也と夕花は高校生ながら2人とも芯があって大人だなって思うところがたくさんあり、そんな2人がお互い違う悩みを抱えていて助け助けられなのがいい関係で素敵でした。
やっぱり最後の別れのシーンから最後30年後のシーンが私は涙腺やられて大号泣でした。
なんといってもエンドロールのUruさんのフィラメントでより涙腺崩壊で特に映像とかはないんですがこの楽曲で最後の最後まで涙止まらなかったです。
本当に映画でこんなに泣いたの初めてってくらい感動しました。これはたくさんの人におすすめしたいです。
美味しさが蘇らせた初恋
大人になった心也のそばにいる人は、あれは奥様なんですね、原作を読んでいないので。そこがずっと気になりながら。
初恋の物語は、ほんとに瑞々しく、ピュアで、2人の姿がほんとに綺麗と思いました 辛さは想像を絶するのに、あの状況で弟を思いやれる夕花の強い優しさ、自分を汚さずにいられる美しさ そこに同じように優しい魂が寄り添ったのは奇跡です 夕花がどんなに救われたかと思うと涙です
若い2人の美しい初恋物語、そしてバター醤油焼きうどんの美味しさは、初恋の思い出を蘇らせ、温かさと感謝が込み上げたのですね‥
全82件中、21~40件目を表示










