おいしくて泣くときのレビュー・感想・評価
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ラブストーリーを越えた様々な愛に感動します
映画で泣かない私でも自然と涙が出るぐらい感動する作品でした。心也と夕花の切ないシーンで涙。最後の映画タイトル伏線回収で涙。ラブストーリーではありますが、それ以上に人を思う気持ちや絆に感動しました。また映画の主題歌Uruさんの「フィラメント」がこの映画のために書き下ろされたということで本当にエンドロールでも涙でした。
いろんな方にぜひ見ていただきたいです。
人生をかけた約束の物語
予告を目にしなかったので内容は全く知りませんでしたが、今週公開の新作ということで、仕事帰りに鑑賞してきました。
ストーリーは、幼い頃に母を亡くして、食堂を営む父と暮らす心也は、貧しい家庭で父の暴力に耐えながら暮らす同級生の夕花とともに、半ば押しつけられるように学級新聞の編集委員を任され、自らを「ひま部」と名付け、授業後に一緒に過ごす時間が増える中で互いの距離は縮まっていくが、ある理由で夕花がいなくなってしまい、それから30年、消息のつかめぬ夕花を待ち続ける心也のもとに、見知らぬ女性が現れるというもの。
全体的には、現在は大人となって子ども食堂を営む心也が30年前を回想する形で、学生時代の夕花との思い出が描かれます。主演の二人の素朴な演技が実に心地よく、二人の淡い恋は観る者の思い出とも重なり、甘酸っぱさが伝わってきます。
と同時に、二人の家庭環境が描かれ、それぞれに寂しさを抱えていたことも伝わってきます。幼い頃に母を亡くし、子どもに無料で食事を振る舞う父を理由に「偽善者のムスコ」と揶揄される心也。クラスに親しい友達はなく、悲惨な家庭で息を潜めるように暮らす夕花。詳細は描かれませんが、子連れの再婚で継父につらくあたられ、義弟と食うや食わずの貧しい生活を送っているようで、あまりに不憫で胸が締め付けられます。
そんな環境にあって、素直な心根を保ち、健気に耐える二人の姿が本当に切ないです。授業後の「ひま部」は、余計なことを思い出さず考えず、心安らぐひと時であり、居場所だったのだと思います。そこで、互いを気になる存在として意識していくのはとても自然なことのように思います。
それでも、果たされなかった母との約束がトラウマとなっている心也が、夕花に対して些細な約束さえもためらってしまう姿が印象的です。ここに本作の大きなテーマがあり、本作は、心也が人生をかけて守り通した約束の物語であると言えると思います。
約束は守れるかどうかではなく、守る覚悟があるかどうかが大切であり、その覚悟は、相手の幸せを心から願う祈りであると訴えているかのようです。亡き母の愛は、心也にしっかりと届き、形を変えて夕花に伝わったように見えます。それは、子ども食堂を営む父の姿にも、夕花の娘の姿にも見ることができます。心から誰かの幸せを願う、大きな愛と優しさに包まれた物語に感動の涙を禁じえません。
余談ですが、かざま食堂の焼きうどんがおいしそうで、食べてみたくなりました。ロケ地が地元なので、もし本当に提供しているお店があるなら、訪れてみたいです。
主演は、長尾謙杜くんと當真あみさんで、思春期の初々しい恋心と複雑な思いが伝わる演技がとてもよかったです。脇を固めるのは、安田顕さん、美村里江さん、ディーン・フジオカさん、篠原ゆき子さん、尾野真千子さん、池田良さんら。中でも、安田顕さんの演技が秀逸で、愛情あふれる父親の姿に目頭が熱くなります。
今回は、舞台挨拶中継があり、長尾くん、當真さん、安田さん、美村さんらが登壇されました。上映前ということで、内容に触れられることはありませんでしたが、話の中で「最初の脚本は3時間半あった」とお聞きしました。原作未読ですが、きっと盛り込みたいエピソードやシーンがたくさんあり、そこから泣く泣く削ぎ落として脚本が完成したのでしょう。そう思うと、本作もとても素敵だったのですが、機会があれば原作にも触れてみたくなります。
自然と涙が出てきました
切なさと温かさが溢れた映画
切ない・辛いが物語りの6〜7割程度を占めている印象でしたが、最後にはそれまでの展開を全部包み込んでくれる特大の温かさが待っています。
ありきたりな展開と言われればそうかもしれませんが、そんな事が気にならないくらいに大切な誰かを想う気持ちに溢れた素敵なお話でした。
お父さん目線で泣けた
人の幸せは芯の有る自分が決める
過去一感動した。是非たくさんの人に観てほしい
心也と夕花の、15歳という、逃げたいけど逃げられない、大人がいないと無力だと感じる年齢の中で、純粋に彼女を守りたい。勇気付けたい。という、ピュアで一途な切ない初恋に感動しました。
また、約束とは何か、守れない約束もあるが、その約束の意味とは何か、約束についてたくさん考えさせられる映画でした。
最後の、「おいしくて泣くとき」のタイトル回収には鳥肌が立ちました。
鑑賞中、劇場のあちこちから鼻を啜る音が聞こえてきて、自分自身、鑑賞後は、余韻に浸ってなかなか席を立つことが出来ませんでした。
主題歌も相まって、最後まで涙を堪えることが出来ない、ハンカチ必須の映画です。
キャストのみなさんもとても素敵で、主演の長尾謙杜さんとヒロインの當真あみさんのお2人が作り出す、純粋で瑞々しいお芝居がとても良く、その周りを囲む安田顕さんやディーン・フジオカさん、小野真千子さん、三村里江さんも素敵でした。安田顕さんの全てを包み込むような演技や、小野真千子さんの涙の演技に泣かされた人は多いと思います。
この作品は物語も素晴らしいけど、キャスト選びが大成功だと思いました。
長尾謙杜さんと當真あみさんの役者としての成長がすごく楽しみになりました!
何度も観に行きたいと思いました。
すごく素敵な映画に出会えて嬉しいです!
年齢性別問わずたくさんの人に観ていただきたい映画です!たくさんの人に届きますように🍀
ありがとうございました!
いろんな形の愛の物語
君が笑ってますように
仕事おわり、映画が見たくて室町無頼の才蔵くんが印象的だったため鑑賞しました。
映画の内容はありきたりと言えばそれまでですが、本来それで良いんです。
それを求めてる。
優しくゆっくり私の今日の夜には沁みました。
長尾くん役に対しての感度が高い様にみえるので、今後ますます活躍していきそう
何よりテレビで拝見するとアイドル!って感じなのにいい意味でキラキラを隠せると言うか…
アイドルキラキラスイッチでもあるのかな。
ミムラさんの息子に思いを綴るところで涙腺崩壊でした。そしてヤスケンさんの愛情深いお父さんがかっこよかったです。
キャスティングが登場人物全員ピッタリで違和感ないのが良かったです。
色んな世代が見れる優しい映画でした。
大人も観て欲しい映画
じんわりと
沁みる映画
定石の感動作
事前情報を知らないようにしていたので、劇場に行って女子高生ばっかりだったのでビックリしました(汗;)。あとで主役がなにわ男子の長尾謙杜と知って、納得でした(といっても、なにわ男子も関西ジャニーズJr.もよく知りませんが…苦笑)。上映後に舞台挨拶(ライブビューイング)もあって、特に安田顕さんや三村里枝さんがとっても話し上手で楽しめたのですが、兎にも角にも、長尾君の好青年ぶりが際立ってました。當真あみさんは始終控えめな感じで、劇中の心也と夕花にかぶりました。物語は、今の中学生が抱えている暗部にフォーカスしたもので、そういう理不尽な現実をニュースでも見聞きしている、とはいえ少々繋がりに唐突感もあってやや物足りなさはありましたが、多くの人に響く作品だと感じました。そこら辺は、中高生の目線で演出した横尾初喜監督の狙いなのかもしれませんし、子供世代と大人世代の橋渡しという点で、心也のお父さんを演じた安田顕さんの存在は大きかったように思いました。
今季1番泣きました。
公開前からずっと楽しみにしていた作品。
映像からの印象を大事にしたかったのであえて原作は読まずに鑑賞しました。
なんてあたたかな110分間だったことか。
叶わぬ”約束”であったとしても、それで救われる人がいて、受け取った側はそのエールを胸に意思を持って生きていけるんだと考えさせられました。
誰かの幸せを思う気持ちが溢れて出た言葉は、嘘偽りない素直な願いであるという情景に涙が止まりませんでした。
長尾さん、當真さんの演技が素晴らしかったです。純粋無垢な世界観に引き込まれました。お2人とも表情(特に目)が魅力的であり、いい意味でお芝居感がなかったです。自然に自分の身体に溶け込むように映画の世界へ引き込まれました。
タイトルの意味を知って涙
様々な愛の形に気づかせてくれる
ただの純愛ラブストーリーでは全くないです。
脆いのに強い、感情の彩度が低いように見えて内に燃えるものは熱い、消えてしまいそうな光だけど光量は強い。
こういった類の矛盾がよく似合う作品でした。
人を思いやる気持ちは、向けられた相手にとって光となるのだなと。
1人でも生きていけるように強くならないとと焦ってしまうような今の世の中に優しく寄り添い、忘れかけていたり当たり前だと思ってしまっている”誰か”からの愛の矢印に気づかせてくれる、そんなふうに感じました。
観ながら自分の頬に流れた涙すら愛おしいと思ってしまうほど、じんわり温かく泣けます。
この作品が多くの人の光となりますように🍀
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