おいしくて泣くときのレビュー・感想・評価
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純粋な思いを感じ取って
原作者の森沢さんの作品は、あらゆる年齢・環境におかれていても、人の持つ優しさが描かれ、そういった人間が身の回りにいることを信じたくなるものが、映画化されたものの中にも多かった 観る前から安心感を感じる、とはいえ今日のとりわけ子どもたちの置かれている問題が描かれ、同じ時代を生きているおとなの一人として、純粋な子どもの思いが描かれると、親目線で2人のやりとりを観ていた 子ども食堂や善意の取組を「偽善者」と考え
られる風潮は確かにあるのだろう 世間にはいろいろな受け止め方をする人もいるわけで、その中で毅然と心也も父の思いを引き継いでいるところも、父親の背中をみて成長をしてきた姿でとても嬉しかった 無力でも純粋な2人のやりとりの清廉さと、言葉にしなくても思いあう親子の姿に心打たれた
夕花の義父役の池田良さんは、エリートあるいはいい父親・上司の役を映画・CMで演じることが多かったのが、今回は虐待をする大人 今までいい役が多かったのに、こういった役にも幅を広げられファンとして嬉しかった(4月17日 イオンシネマ茨木にて鑑賞)
たくさん泣きました
とても暖かい気持ちになれる映画でした。最後の方ですでにめちゃくちゃ泣いていたのですが最後の学生時代の2人の会話で止まらなくなってしまいました。一番欲しかった言葉を最後に聞けてお腹いっぱいです。
もっと直球で攻める冪映画でした。
原作は未読、「市子(2023年)」を連想させるサスペンス映画だと推測し、本作を観ました。
しかし"ヒューマン映画"でした。
主人公ふたりの"若き恋"に初々しさが無く、大人脚本まるだし作品
ふたりが、安易にいじめを受けてしまう高校は、「愛と誠」レベルの超低層高校であり、そこを映画の舞台にするのは、ちょっと場違い的な無理感が有った。
更に その学校で、学級新聞をむりくり つくらせるくだりは、まるで"中学生日記"以下
水沢林太郎さん演じた金髪高校生のくだりは、無用な風呂敷でした。
クローバーは、本筋には不要
當真あみそんの"落ち"は、中学生レベルの筋書き
もっと ご都合主義な映画ではなく、シンプルな映画作りをする冪でした。
似たような映画なら、「こどもしょくどう(2019年)」を観てみては、いかがでしょう
ジャンルはドラマ映画か
学生時代を演じた長尾謙杜さんは、思春期の器用でないごく普通の男子を自然に演技しており共感できた。ラブストーリーということだったが、安田さん(父役)が経営する食堂が夕花との背景を私達に印象でにさせる為に必要だったのだろう。映画の中盤辺りまで、安田さんに持っていかれてる。
幸薄い役柄の為か、夕花に恋してしまいそうな感覚にはならないです。虐待の印象が強くて、離れ離れになった後の父からの暴力。悲しすぎる、後半は所々に涙腺が潤みます。
他の方も書かれてますが、最後30年後の結末が明らかになる。夕花役が尾野さんか、、、。骨格違いすぎだろ、って思いましたがキャストを見ても主役とヒロイン以外は堅めてる感じ。
ストーリーが悲しすぎる、まるでNHKのドラマみたいでした。
當真さんの魅力は役柄が悲しすぎたので、次回作に期待します。
守られた約束
今時珍しいと言っても良いピュアな青春ストーリー。
あまりにピュアで甘ったるくてもどかしくて、あ、俺、途中でリタイアするかもと思いましたが15歳の頃の時間の流れってこんな感じだったかもなー。四葉のクローバー探したよなー。些細なことがすごく大切に感じられたり、ちょっとしたことが凄く嬉しかったり。時間の流れがゆっくりなのはスマホがないからかな。今思うと懐かしい30年前。良くも悪くもスマホで世の中変わりましたね。
海での別れの後、無力感に打ちひしがれる心也の元に届いた夕花からの手紙に涙。どんなに嬉しかったことだろう。
そしてラストで再び涙腺崩壊。
30年後の夕花、イメージ的には中村ゆりか桜井ユキさんあたりかなと思ったら尾野真千子さんでした。でも短い時間なのに素晴らしい演技で良かったです。
ところで弟はどうなったのかな?
※ 家に帰ってすぐバターしょうゆ焼きうどん作って食べました。そういう人多かったんじゃないかな。俺だけ?
味は記憶の覚醒
泣きました。ラスト、涙が溢れました。DV、子供や女性に対する暴力の酷さ、映画とは言え身が震えました。ヒロインの芯の強さ、凄いです。ACJAPANの一番好きな(子供食堂)、この作品観て改めて意義感じました。善意で有ろうと偽善で有ろうと、その行為で人が恩恵に預かってれば良いと思います。弟さん、気になりますが。
無題
気がついたら泣いてた
どこかへ消える。記憶無くなる。
よくある設定だし、説明も足りないところもある。それが気にならないほどテンポ良い。先が読める展開で、来るぞ来るぞと分かってはいるけど涙がぼろぼろこぼれてしまった。ここまで泣かされちゃうと星も5になるよ!
メインも脇役も全て良かったです。それぞれの役目を全うした感じする。
涙活できました。ありがとう。
深く染み入る作品
涙腺崩壊?良い映画なんだけど哀しい・・・
「片思い世界」に引き続いての鑑賞だったんですが・・・
ホノボノ、ホンワカとした世界観の後で、この作品は辛すぎる。突き付けられる現実の、悲惨な展開に打ちのめされました。
悲しい話だろうなってのは、予想してたんですが、長尾さん、當真さん、若い二人の淡い初恋を思わせる爽やかさに惹き込まれれば惹き込まれるほど、哀しい現実にドップリと落ち込んだ次第です。
【ネタバレ】
心無い大人に踏みにじられる子供たちの純粋にイライラしっぱなし。
人の善意を偽善と言い切る若者(バカ者)たちの思い上がりに、ますますイライラ。例え、偽善であったとしても、何もしないよりは良いだろう。ましてや、それを非難すること自体が最低の行為だと気付けや!
當真さんにすっかり魅せられました。華とは、また違うような存在感の大きさを感じました。
長尾さんも良かったです。まさか「室町無頼」の彼だとは・・・全然気付かなかった。
この二人が、ホンっと素晴らしい。恋愛とも言い切れない、まさに淡い初恋。若者特有の純粋な想いに、こころ洗われた気分です。
だから、尚更、この二人に訪れた出来事にドップリと落ち込んじゃいました。
30年前の突然の失踪、これからが希望に満ちた矢先の記憶喪失・・・
その後の努力で幸せを掴むことができたのかもしれない。夢を叶えたのかもしれない。
でも、もしあそこで記憶を無くしていなければ、初恋の相手との別の幸せがあったのかもしれない・・・
それを考えちゃいました。
記憶を取り戻した涙の中で、淡い初恋の想いの中で、一見ハッピーエンドに思える最後だったんですが・・・自分には、別の未来があったのかもしれないと、悔やまれる想いで哀しくなりました。
良い映画だと思うけど、切なすぎる。
Uruさんの歌も良かったです。
余談ですが、無性にバター醤油焼きうどん食べたくなります。
ピュアな感性だけでできているから心に響く
心也と夕花を取り巻く環境を濾過して、この世の醜い感情や非現実性を取り除き、残ったピュアな感性だけで作り上げた。そんな作品だと思います。
だから、取り除かれた部分についての説明描写はかなりカットされ、説明不足な点もかなりある。例えば、夕花の家族構成についての背景説明も最小限だったし、かざま食堂の子ども食堂がなぜ偽善と思われているか(心無い悪質な噂などを言ってる大人たちがいなければ、15歳のクラスであんなことは起こらない)も映画の中では語られない。転居後の夕花が誰のどのような好意に支えられ、現在の家族を得るに至ったのか、についても、娘の説明だけでは不十分で、冷静に考えたら、いくらなんでもそれは…というところが結構あるのです。
それなのに、なぜか素直に泣かされてしまう。
貧困や虐待だけでなく、頻発する自然災害や痛ましい事件・事故などの報に接するたびに無力感に苛まれている人はたくさんいるはずなのに、「善意」の振る舞い方は意外と難しい。
単発の寄付やボランティア参加等、それなりの方法はあるけれど、困難な状況に置かれている人たちにとっての居場所が提供できるのならそれはなにものにも替えがたい救いでもある。
この作品はそんな善意の在り方を素朴に示してくれるから、直接心に響いてくるのだと思います。
互いの境遇に共感を覚えた高校生男女がゆっくりと距離を縮めていったわずかな時間。三十年の歳月を経た先に再び交叉するまでの軌跡を描いたお話です。
直近の映画館で鑑賞した作品が、単純には共感が難いもの
だったり哲学的思考が必要な難解作品だったりしたので…。
もっとシンプルに楽しめる作品は無いか と探していて
気になったのがこの作品でした。 ・_・ハイ
鑑賞開始。さて。
鑑賞終了。…。
うーん…。何と言ったら良いものか。
画像は綺麗でした。ですが
ドラマとしては…。いま一つ…としか言いようが…。
恐らく なのですが、
主人公たちに関する「描きたいエピソード」がいくつもあって
こんなシーン入れたいね というのも沢山あって
それらを繋げた際の全体を通してのウェイトやバランスを考慮せず
にただ並べてみました。…と
そんな感じが拭えませんでした。 @△@;;
そのため
主人公たちに対するイジメの場面がやたら強調されてしまい
そのイジメの原因が何なのか、とか
そこまでの事をされる背景も説明不足で、
ただ陰湿なイジメシーンが強調されてしまう前半の展開には、正直辟易
してしまいました。@_@;; ウーン
※「あんのこと」で杏が母から受けた虐待の場面などを思い浮かべて
しまいました…
加えて、主人公たちの行動の動機や、選んだ選択肢も「何故?」となる
ものが多かったという印象です。@△@;;
その結果
画像は綺麗でした。ですが
ドラマとしては…。
という前述の感想になってしまいます。(ました)
ヒロインを演じた當真あみの演技は光ってました。・o・
海の場面など、PVのような映像は綺麗でした。
全体的に、カメラワークには落ち着きがありました。
上記のような点に満足感が見つけられる人ならば、楽しめる作品なの
かもしれません。
ただし、納得感のあるストーリーのドラマを期待すると…
うーん
という結果になるかもしれません。(なった人 はーい)
◆
と、ここまで書いて5日経過。 (最近多いパターン…)
この作品に何を期待したかによって、評価がすっぱり分かれるので
はないかと思うようになりました。
# 出演者に推しキャラがいる ⇒ ★満点に近い高評価
# ヒューマンドラマに期待 ⇒ ★の数かなり控えめ
私は後者の立場で鑑賞しましたので、どうしても…。@_@;;
というわけで、私にとっては残念な作品になってしまいました。
原作の小説があるようなのですが、原作の筋立てはどうなのか
がとても気になっています。(どうしようか悩み中)
◇あれこれ (疑問や納得し難かったコト)
■リアリティを感じなかった場面(一例です)
・冒頭で食堂に車が突っ込む場面
⇒車が引っくり返る程の勢いで店に突っ込んだのに、心也
は全くの無傷。
この場面を始めに「?」な場面が増えていきました。
・四つ葉のクローバーを探す場面
⇒ やたらと草むらをかき分ける動作をしていたが
クローバーの一本一本をちゃんと確認しなければ
四つ葉かどうかは分からないのではないかと。
草むらに落とした何かを探す動作に見えました。
・大事な日記の傍らで焼きうどんを食べる場面
⇒ あんなに近くに形見の日記帳を置いたままで、うどんを
食べるかな? と。(父もなぜ注意しない?)
” あっ ほら 汁が跳ねるっ ”(と観ててハラハラしました)
・取引の条件を示さないまま店の修繕工事を請け負う業者
⇒ が本当に居たら、これはうさん臭くないですか?。
この申し出を、良く受ける気になったものだと感心。
タダほど怖いものは無い。…と思うのですが。@△@
工務店の担当の女性、娘にしては若すぎて気も…
■ 登場しないけど気になった人物のこと
・夕花の母。
高校生パートの時点で生きていたのでしょうか?
・30年後の夕花の結婚相手。
どういう経緯で知り合った相手と結婚したのやら。
それ以前に、頭を打って記憶喪失の夕花はどうやって
生き存えたのかも気になります。
自分の名前も覚えていなかったようなので…
■途中で居なくなった人のその後
・夕花の父
高校生パートの最後では夕花を突き飛ばして転倒させ
記憶喪失の原因を引き起こした。その後は逃げたのか?
・ワルぶった同級生
心也の父が経営する食堂に来ていたようだが、その事実を
明らかにされるのを嫌がっていた。30年後のパートでは
全く登場しなかったが、どうなったのだろう…。
30年前の「こども食堂」とは、利用している事を知られる
のが恥ずかしい場所だったのだろうか?
インタビュー映像を見て過去の記憶がリンクした(?)理由が不明
■設定や現状の説明が不十分に思えたコト(いろいろ @-@)
・なぜああも執拗に子供食堂 が迫害されているのか不明
・ヒロインが女子の間で苛められている理由が不明
・何故三十年も夕花の行方が分からないのか?
・保護観察者(というのか?)がいたのでは?
・アタマを打って記憶喪失になった若い女性を誰が保護したのか
・そして面倒を見てくれたのか(大学を卒業するまで)
・もっと必死に保護者を探すのではないか?
・普通なら警察経由児童相談所経由で施設行きになるのでは?
・警察は保護しに来たのか?
主人公も一緒に同行し、事情を聴くような気がするのですが…。
・警察が保護した後、ああも簡単に居場所が父にバレている不思議。
うーん
本当に沢山あるなぁ と、自分でもびっくり @△@ デス
◇最後に
冒頭の車が突っ込んでくる事故のシーン。
この食堂の土地を狙った地上げか嫌がらせかと思って観てました。
心也(及び父)への嫌がらせは、立ち退きを迫る脅しなのかと。
実際にはそのような展開は無く、実は社会派ドラマだった という
ワケでもありませんでした。単なる事故の被害者として、インタビュー
を受ける心也の姿をTVで観たことが、再会のきっかけになったとする
伏線(?)のようなイベントだったようです。
夕花が30年後にうどんを食べて涙する場面が描かれますが、高校生
パートで心也の父の作る焼きうどんに喜ぶ場面がもっと描かれていたな
らば、タイトルにしっかりと繋がったのになぁ と。
その点も、とても残念です。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
期待はずれ
胸を張っておすすめする映画
観に行ってよかったと思う映画だった。
長尾謙杜くんと當間あみさんの演技がナチュラルで素晴らしく、映画が始まってすぐ物語の世界に感情移入できた。鑑賞中、夕花と心也の幸せを願ってやまなかったので、ラスト2人が笑顔でまた出会えたことに感動。主題歌であるフィラメントも映画とリンクした歌詞で、ラストまた感動。胸をはっておすすめする映画になった。
全344件中、41~60件目を表示
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