おいしくて泣くときのレビュー・感想・評価
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ストーリー展開としては普遍的なものではありますがとても素晴らしい作...
ストーリー展開としては普遍的なものではありますがとても素晴らしい作品でした。
心也と夕花がお互いにとって居場所だった、あまりにも眩しくて脆くて真っ直ぐな姿に自然と涙がこぼれました。長尾さん、あみちゃんの細やかな表情の変化や声の温度感、目で伝わる感情が非常に多くこの2人だからこそこの普遍的なストーリーを美しく、リアルで、繊細なものにできたのかと思います。
う〜んもう一つ
バーン!どーん!にビクビク注意報…
おいしくて 泣くとき
悪い映画じゃありませんでした。
ただ、フジオカさんの少年時代を演じた彼。
残念でした。
室町無頼同様、1人の演技が作品の質を。
これから、頑張って、見返して下さい。
応援してます。
尾上さん、あの短い時間であの演技、感心しました。
安田さん、悪役よりも、やっぱりこっちが良いですね。
号泣しちゃいました💦
舞台挨拶ライブビューイング付上映回を鑑賞
安田顕さん目当てで原作未読のまま観に行きました。
ぐずぐず鼻を啜るレベルで泣きながら観終えてから、原作も電子書籍を購入して読了。
以下、映画と原作小説見比べての感想です。
・安田さん演じる町のちいさな食堂を営みながらまだそんな言葉がなかったころの子ども食堂に取り組んでいるお父さんが、ほんと包容力に満ちててかっこよくって…!
映画では出てこないんですけど、原作小説で夕夏が言ってる「ヒーロー」そのものでした。
息子の心也の話を聴くのに、あえて背中向けてビール呷ったり、調理場で調理台に凭れてたりして、正対するのでなくあえて距離を置いてでも聴く姿勢なことをちゃんと伝えてくる場面での佇まいとか表情とか、夕夏と逃避行中の心也と電話で話すときの声色とか。
映画初見でも優しさにあふれていて素晴らしいと感じたんですけど、後から原作読んでみたら本から抜け出してきたみたいにそのものな存在感で、改めて感動してしまいました。
・原作の改変については、上映時間2時間の縛りの中で、年若い視聴者の納得を得ようという努力なのはよくわかるんですが…義父の暴力を受けて記憶喪失になってました、はさすがに飛躍が過ぎて、現代パートの流れがピンボケになる感じで残念だな、と。
夕夏が自分で警察を呼ぶというくだりは、現代的で悪くないと思いましたが。
・夕夏役の當間さんは、プロモーションの画像とかではあまりぴんときてなかったんですけど、映画館で見るとすごくかわいくってびっくりしました。
どこにも寄る辺がない、中学生のままならなさがよく出ていて、むしろ夕夏が主人公なのでは?と思ってたので、原作読んで、複数者視点で納得しました。
ラブストーリーを越えた様々な愛に感動します
映画で泣かない私でも自然と涙が出るぐらい感動する作品でした。心也と夕花の切ないシーンで涙。最後の映画タイトル伏線回収で涙。ラブストーリーではありますが、それ以上に人を思う気持ちや絆に感動しました。また映画の主題歌Uruさんの「フィラメント」がこの映画のために書き下ろされたということで本当にエンドロールでも涙でした。
いろんな方にぜひ見ていただきたいです。
長尾謙杜くん當間あみさんの演技に泣きました。
主演長尾謙杜くん、ヒロインの當間あみさんをはじめキャストの皆さんの演技が素晴らしく物語にすっと惹き込まれました。特に長尾謙杜くんは、"演じている"感がなく、彼らしい自然体な演技でつい見入ってしまうほど素敵なお芝居でした。ただ、原作のクライマックスの部分が、映画では夕花が記憶喪失になり…と映画やドラマで在り来りな流れに変わっており、原作とのギャップが惜しいなと思った。原作の締め部分は他の物語にはないような流れでとても印象的であったため、映画も原作のままであれば、こういう終わり方なの!?と他の作品との差をより生むことができ、この作品の締めにもっとハマっていたと思う。
人生をかけた約束の物語
予告を目にしなかったので内容は全く知りませんでしたが、今週公開の新作ということで、仕事帰りに鑑賞してきました。
ストーリーは、幼い頃に母を亡くして、食堂を営む父と暮らす心也は、貧しい家庭で父の暴力に耐えながら暮らす同級生の夕花とともに、半ば押しつけられるように学級新聞の編集委員を任され、自らを「ひま部」と名付け、授業後に一緒に過ごす時間が増える中で互いの距離は縮まっていくが、ある理由で夕花がいなくなってしまい、それから30年、消息のつかめぬ夕花を待ち続ける心也のもとに、見知らぬ女性が現れるというもの。
全体的には、現在は大人となって子ども食堂を営む心也が30年前を回想する形で、学生時代の夕花との思い出が描かれます。主演の二人の素朴な演技が実に心地よく、二人の淡い恋は観る者の思い出とも重なり、甘酸っぱさが伝わってきます。
と同時に、二人の家庭環境が描かれ、それぞれに寂しさを抱えていたことも伝わってきます。幼い頃に母を亡くし、子どもに無料で食事を振る舞う父を理由に「偽善者のムスコ」と揶揄される心也。クラスに親しい友達はなく、悲惨な家庭で息を潜めるように暮らす夕花。詳細は描かれませんが、子連れの再婚で継父につらくあたられ、義弟と食うや食わずの貧しい生活を送っているようで、あまりに不憫で胸が締め付けられます。
そんな環境にあって、素直な心根を保ち、健気に耐える二人の姿が本当に切ないです。授業後の「ひま部」は、余計なことを思い出さず考えず、心安らぐひと時であり、居場所だったのだと思います。そこで、互いを気になる存在として意識していくのはとても自然なことのように思います。
それでも、果たされなかった母との約束がトラウマとなっている心也が、夕花に対して些細な約束さえもためらってしまう姿が印象的です。ここに本作の大きなテーマがあり、本作は、心也が人生をかけて守り通した約束の物語であると言えると思います。
約束は守れるかどうかではなく、守る覚悟があるかどうかが大切であり、その覚悟は、相手の幸せを心から願う祈りであると訴えているかのようです。亡き母の愛は、心也にしっかりと届き、形を変えて夕花に伝わったように見えます。それは、子ども食堂を営む父の姿にも、夕花の娘の姿にも見ることができます。心から誰かの幸せを願う、大きな愛と優しさに包まれた物語に感動の涙を禁じえません。
余談ですが、かざま食堂の焼きうどんがおいしそうで、食べてみたくなりました。ロケ地が地元なので、もし本当に提供しているお店があるなら、訪れてみたいです。
主演は、長尾謙杜くんと當真あみさんで、思春期の初々しい恋心と複雑な思いが伝わる演技がとてもよかったです。脇を固めるのは、安田顕さん、美村里江さん、ディーン・フジオカさん、篠原ゆき子さん、尾野真千子さん、池田良さんら。中でも、安田顕さんの演技が秀逸で、愛情あふれる父親の姿に目頭が熱くなります。
今回は、舞台挨拶中継があり、長尾くん、當真さん、安田さん、美村さんらが登壇されました。上映前ということで、内容に触れられることはありませんでしたが、話の中で「最初の脚本は3時間半あった」とお聞きしました。原作未読ですが、きっと盛り込みたいエピソードやシーンがたくさんあり、そこから泣く泣く削ぎ落として脚本が完成したのでしょう。そう思うと、本作もとても素敵だったのですが、機会があれば原作にも触れてみたくなります。
自然と涙が出てきました
切なさと温かさが溢れた映画
切ない・辛いが物語りの6〜7割程度を占めている印象でしたが、最後にはそれまでの展開を全部包み込んでくれる特大の温かさが待っています。
ありきたりな展開と言われればそうかもしれませんが、そんな事が気にならないくらいに大切な誰かを想う気持ちに溢れた素敵なお話でした。
お父さん目線で泣けた
人の幸せは芯の有る自分が決める
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