「哀しくて美しい」おいしくて泣くとき 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
哀しくて美しい
義父の虐待、貧困に怯える同級生の夕花(當真あみ)
夕花と弟の通う子ども食堂を同級生の心也の父親(安田顕)が開いている。
心也役の長尾謙社くんが22〜23歳の実年齢なのに、
15歳の中学3年生に違和感が全くなくて、
その点でも驚きました。
そして冒頭は心也の30年後。
心也はディーン・フジオカでした。
そして30年後の心也は父の食堂を継ぎ、
子ども食堂も引き継いでいる。
淡い初恋、
夕が父親からひどい虐待を受けている現場を見た心也。
咄嗟に夕花と海を見せようと電車に乗る。
亡き母親と家族旅行に来た浜辺、
軒下で雨宿りの逃避行、
幸せのクローバー探し、
あの日も母と心也は四つ葉のクローバーを探したのだ。
四つ葉のクローバーは見つからなかった。
しかし心也は母からもらったお守りのクローバーを
夕花に渡す。
再会を約束するように、
決意した夕花は警察に保護を求める電話を掛ける。
別れ、
しかししばらくしての届いた夕花からの手紙、
夕花は無事だった。
シェルターのようなところで元気に生きていた。
しかし、
探し当てた義父の暴力、
頭を強打して
記憶喪失
そして30年後。
心也の食堂に車が突っ込み営業できなくなる。
そんな時、
テレビニュースを見たという建築士から思いがけない提案が、
「無償で店を修理する」との申し出、
理由は、完成するまで聞かたいでとの約束。
完成。
建築士が母親を連れて店に現れる。
母親は記憶が戻っていない。
【バター醬油焼きうどん】
一口食べた女性は涙が溢れて止まらない。
夕花だった。
おいしくて泣くとき
心温まる善意と記憶の物語り。
共感ありがとうございます。
本作、公開済みなので、動画配信サービス等でご覧になったのですか?
相変わらず、旺盛な映画生活を続けてるいるみたいですね。
端的に作品のポイントを要約したレビュー、流石ですね。
レビュータイトルにした生きていればきっと良いことがあるというセリフが心に刺さる良作でした。生きていれば、辛いこともあるけど良いこともあると思ってこれからも生きていきたいと思わせてくれる作品でした。ラストが作品タイトルを凝縮していてgoodでした。
では、また共感作で
共感ありがとうございます!
早いもので、VODで見られるようになったんですね。ここ数年沖縄出身の女優さん(當真あみ・松田るか・満島ひかりetc)の活躍が顕著なんで、それも含めて期待をして観に行きましたが涙腺崩壊でした。
「少女時代と利き手が違うじゃないか」とかツッコミを入れる人も見かけましたが、それを差し引いても十分に感動できる作品でしたね。