「あざとくて引くとき」おいしくて泣くとき uzさんの映画レビュー(感想・評価)
あざとくて引くとき
何かとスロー、光、雨、ピアノとストリングスのBGM。
何度かあった顔が近づくシチュエーションの不自然さや、取ってつけたようなイジメ描写。
特に序盤がずっとこれなので、一気に気持ちが冷めた。
クラスの役割を押し付けられるのは定番だけど、あんな胸クソ悪い流れにしなくてもいいのでは。
ヒザの手術とかテニス辞めたとかも必要ある?
学級新聞だってまともに作ってる様子がないし、絡んでくる連中も大袈裟すぎて腹が立つより先に笑ってしまう。
海に逃げるのはいいけど、弟や赤Tシャツを心配する様子がゼロなのは薄情すぎないか。
安藤玉恵は何のために出てきたんだ。
暴力オヤジを見てるだけだったのに「俺が守る」。笑
夕花の顔のケガはひと晩で完治。
児相でもなく警察が、電話一本であの対応して、その後どういう流れでどうなったのかもよく分からん。
状況を把握してない心也が「絶対大丈夫だから」とか「また会えるから」とか叫ぶのも変。
警察から聴取されたなら事情も知らされるだろ。
今の交流も過去の繋がりも描写不足のため、「わたしの居場所だったよ」に説得力が皆無。
夕花が搬送された経緯は不明だが、居所の近くに倒れてて、その後30年間名前すら分からないなんてある?
30年後に箸袋の舟を持ってたなら家に戻ったでしょ。
大人の心也が“交換条件”の中身も知らされぬまま補修を頼むのもあり得ん。
夕花の娘側も事後確認で、親の会社とはいえ「もしかしたら」レベルでやることか。
安田顕の察しのよさは超能力レベルだし…
當真あみもまだ雰囲気頼りな面が否めないが、主役の演技には目を覆った。(本当に『室町無頼』と同じ人?)
台詞回しもそうだが、フライパンを洗う時や四葉のクローバーを探す時の手の動きが違和感抜群。
達者な人達もビミョーだったので、演出も悪いのかな。
記憶喪失を「彼女の秘密」とするのは無理があるし、30年後の夕花役がいるのを明かすのは完全にネタバレ。
宣伝まで含めて、本当に色々ヒドかった…
uzさん、コメントありがとうございます。・_・
>30年後で夕花が40代半ばとすると、20代半ばの娘がいるなら
>20代前半で産んでいなければなりません。
そうなんですよ。
30年経過した設定ですから、夕花も45歳のはずです。
娘の年齢が25歳位とすると、二十歳で産んだのか? となるし
25歳で産んだのだとすれば、この娘は二十歳ということ。
どっちにしても、不自然な感じが拭えなくて…。@-@ ウーン
やはり、そういうのを気にせず観ないとダメな作品なのかも です。
返答ありがとうございました。ホント、フォローさせていただいている方々など、推し活以外でちゃんと評価されている方々がいらっしゃるので自分は少数派かと思いましたが、気になる方もそこそこいらっしゃって安心しました笑
共感とコメントいただきまして有難うございました!
おっしゃる通り終始違和感あるストーリー、描写、演出だったと思います。思うに監督は、おそらく原作にある「耳障りの良い感動的なフレーズ」を散りばめることに固執しすぎて、他はどうでも良くなっちゃったのでは(笑)
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