「ピュアな映画って、こ~ゆ~ことですね!」おいしくて泣くとき おやぶんさんの映画レビュー(感想・評価)
ピュアな映画って、こ~ゆ~ことですね!
ヒロインの當真あみさんの事務所懸賞で当選して、試写会で観覧しました。
善の人々は爽快なまでに善人であり、悪は悪に徹して、そこに複雑さは何もないストーリーではあります。
ピュアな高1の同級生どうしが、少女の不幸と少年の純粋さがゆえ、惹かれあったとき、家も学校も世間も味方になれずに、そこから逃げるほか選択肢がなく、それでも二人は純粋であり続けます。
まるで半世紀前の「小さな恋のメロディ」のような幼い愛の展開を予想しながら、二人の交流の未来に、期待してのめりこみます。
でもその期待は、ファンの視線にしかすぎませんでした、幼き愛と思い出はもっと深く強いものだったのです。
超常現象もタイムリープも何もないのに、30年の世界線を伝わって、奇跡は起きて、幼かった思いは納まるべきところに帰っていきます。
その豊かなラストを味わったとき、若い二人の純情が、再び鮮やかに浮かび上がるのを見る事ができます。
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