「すすり泣きで溢れる映画館」おいしくて泣くとき はにわさんの映画レビュー(感想・評価)
すすり泣きで溢れる映画館
3/4の完成披露試写会に参加してきました。子ども食堂や今の日本が抱えている家庭環境の問題など色んなことを考えさせられ、そしてたくさん涙する素敵な映画でした。特にクライマックスは周りからすすり泣きがたくさん聞こえてきて、劇中の音楽と主題歌Uruさんのフィラメントも最高にマッチしていて終わった後の余韻もたまらなかったです。
Uruさんは主題歌を作成されるにあたって原作小説を読み込んでくれたと原作者の森沢明夫さんがおっしゃっていましたが、歌詞に注目しながら聞いてみると主人公心也が贈った優しさを大切に受け止める夕花の気持ちが込められていてさらに感動しました。
まだまだ子供で未熟で色んなことに必死な部分とか純粋でもどかしい青さが主演の長尾さん、ヒロインの當真さん二人の演技からたまらないほど伝わってきて、二人とも包み込んで守ってあげたくなるような、応援したくなるピュアで切ないラブストーリーでした。
主演の長尾さんは本業アイドルですが俳優としてのスキルも高く等身大の自然な演技で目や表情の使い方が上手だなと思います。声もいいです。當真さんはまだお若いのに存在感があり、また感情的な演技もとても上手で彼女の涙には惹きつけられるものがありました。今後がとても楽しみな女優さんでした。
本公開されたらまた必ず観たいです。楽しみにしています!
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