ドライブ・イン・マンハッタンのレビュー・感想・評価
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あの踏み込み方がやや受け付けない
ダコタ・ジョンソンだから観たとも言える本作。少し怒ったり呆れたり微笑んだりする表情が、期待通り美しく憂いがあってよかった。
空港から自宅に向かうタクシーの中で繰り広げられる会話だけの映画。これで映画を作るってなかなか勇気がいる。カットもそうだけど、表情や演技に力がないと飽きてしまうから。若干飽きそうな時もあったけど、それなりに楽しく観ることができたのは2人の俳優の存在感のおかけだ。
脚本の方も、徐々に事実が明らかになる流れは悪くない。彼女の今後を考えると、(たぶんあまり変わらない気がして)切なくもなるがわずかでも希望が生まれたであろうラストは救われる。ただ、あのドライバーの踏み込み方や決めつけなんかが個人的にちょっと受け付けなかった。おじさんが若い女性をあわよくば口説こうとしているように見えてしまうときもあったりしてちょっと気持ち悪い。それに初対面であそこまで踏み込まれて、自分をさらけ出すことなんてできるのかなとも思ってしまうし。もちろんあの短時間でどこまで描けるのかと考えると、あのあたりが限界かもしれない。
一人で鑑賞すべし
核心をついた会話劇に脱帽。
空港からマンハッタンまで向かうタクシーの中で繰り広げられる運転手と若い女性客の100分の会話劇。
ここまで観客を飽きずに観させられるのは至難の業。
そして、最後に大きな玉を持ってます。
男女の恋愛にまつわるエトセトラ、皆分かってるけどホントは知りたくないような核心をついた言葉が痛快で爽快。
彼女が話す、最後の大きな隠し球は日本人にはあまりピンと来ないかもしれないけれど、アメリカは州によって法律が異なるため、オクラハマはあのことが禁止されている。
アメリカの事を知っているほど楽しめる作品だと思う。
あと数年後にはタクシーも自動運転に変わってしまいタクシー運転手も不必要になる。乗客の会話もそのうちなくなってしまうわけで、そういった意味では貴重な作品になるのかも。
とにかくダコタ・ジョンソンが絵になりすぎて可愛すぎて、それだけでも見る価値ありです。
作品に仕上げたのはすごい
言葉はあまりお行儀がよろしくない大人の会話劇
『ナイト・オン・ザ・プラネット』と同じタクシーでの会話劇。こちらはオムニバスではなく基本的なキャストは2人で、車内での会話のみでこれといった動きもない100分。しかしこれが不思議と飽きずに観れる。
JFK空港からマンハッタンまでどれくらいかは分からないけど、事故での渋滞による"尺稼ぎ"は上手くやったなという感じ。
初対面の乗客にそこまで言うか、そんでそこまで話すかという、若干ヒヤヒヤするような会話の中に、意外にも芯をくった言葉もあり、なるほど共感するところも多い。
終盤に堰を切ったように話すシーンは、なかなか切ない。
ショーン・ペンはいい歳の取り方をしてるなぁ、シワの具合もちょうどいい。
今まで思った事なかったけど、やっぱダコタ・ジョンソンってメラニー・グリフィスに似てるなぁ、特に口元や顎のラインとか。
終わり方もスマートで良かった。
強力な引力で引き込まれる会話劇
ニューヨーク・タクシードライバー
ダコタ・ジョンソンを愛でる
ダコタ・ジョンソンは「フィフティ・シェイズ・〜」のえっちなお姉さん、という認識でしたが、いつの間にかショーン・ペンとがっつり組んで芝居をするような演技派になっていたのか…と期待して観ました。
ほぼ上半身(顔)しか映らない会話劇なので下手な俳優がやったら目もあてられない結果になっていたでしょうが、ショーン・ペンのタクシー運転手役はさすがの安定感で、ダコタ・ジョンソンは強さを秘めた危うげな女性を魅力的に演じていました。
世代も立場も違う男女がお互いの人生を打ち明け合って、最後はほっこり…みたいなストーリーを勝手に予想していたんですが、予想外に18禁のネタが散りばめられていたので要注意。
(※付き合いたてのカップルは見に行かない方が良さそう)
現実に、あんな風にタクシー運転手にプライベートを根掘り葉掘りきかれて、会話につきあってあげる心の広い女性がNYにいるんだろうか?という疑問は浮かびましたが。
映画が進むにつれ、ダコタ・ジョンソンのようなたたずまいの女性って、実は存在そのものがアメリカ人男にとってのファンタジーなんだろうなと。
美人だけど親しみやすくて、声が低めで、あんまりガツガツしてなくてどこか品があって、スタイルがえっち(←重要)
メールで言葉攻めされてるシーンは正直、かなり不快でしたが、聖母のような現実離れしたキャラクターと考えたらいいんでしょうね。
美しいダコタ・ジョンソンが羞恥に耐えるのを見るのを楽しむ映画。
あれ、フィフティ・シェイズと同じ構図…
さすが、ご自身の魅せ方を良くわかってらっしゃるところは、やはりハリウッド2世俳優ですね。
タクシー車内の二人だけの会話劇
この二人だから
私に雨を降らせて
タクシーといえば
タクシー運転手が主人公の映画といえば古くはロバートデニーロの「タクシードライバー」タクシーといえばマルセイユの街を舞台のスピード感たっぷりの「TAX i」シリーズ、韓国ではキムマンソプの「タクシー運転手」最近では「パリタクシー」など名作も多いですが、本作はショーン・ペンとダコタ・ジョンソン2人だけの会話劇です。事前にさすがに2人だけでタクシーの中だけで100分持つかなーと不安で鑑賞しましたが最高でした。とにかくダコタ・ジョンソンが素晴らしい!そして美しい!ずっと見てられます。いい人とセクハラ運転手ギリギリのショーン・ペンも良い。昔はタクシー乗ってイヤな思いした事たくさんあります。タクシー運転手イヤなジジィが多かったですよね。今は本当に勝手に話しかけてこないし最高になりました。海外でもUberでチップや無駄な会話なくなり本当に良い世の中になった代表例です。
タクシー
上級な大人のドラマ
ずっと見送るショーンペンの物欲しそうな姿に自戒の念沸きまくり。
会話だけだけどダコタ・ジョンソンずっと見てられる。
絶対に見てほしいからネタバレ無し!最高傑作!今すぐ劇場へ、チン入でおま!
俺は、東京で五年タクシードライバーをやっていたのでタクシーと名のつく映画は必ず見るのだが、今まで見たタクシー映画の中で一番好きな映画です。
シナリオコンクールで上位に入賞した脚本を映画化したもので、この脚本を書いた本作の監督はNETFRIXでも仕事が決まっているそうな。
お話しは単純明快、タクシードライバーのショーン・ペンが、PCオペレーターのダコダ・ジョンソンを空港から自宅に送るだけの映画れす。どっとはらい。
では、終われないが、
ショーン・ペンがダコダ・ジョンソンに運転中に質問責めにするのだが、これがもう!下品で!下品で!
俺はマナーに厳しいタクシー会社だったので、ショーンの下ネタ攻撃はお客さんから訴えられてもしょうがないトークに若干引いてしまった。
下ネタには、下ネタで返さないダコダだが、夜間だというのに下劣極まりないメールには、返信をしゅる。
やっぱ、下ネタって信頼関係を築いてからするべきだよね?
俺のレビューは、俺でも気持ち悪くなるくらい下劣だが、
普段のぼくは英国紳士なので、二か月勤めていた外国人キャバレーの女の子達には自分の孫娘のように紳士的に接していたら、同年代だと思うホステスさんに、
結婚して!明日、婚姻届持ってきて!
と、言われてしまって慌てたものです。
何故かというと、30代であろうヨーロッパ人のホステスさんと裏口で何回か、チュッチュしてたりしてたので、
このままでは重婚になって、諸星あたるのように電気を使った拷問を受けてしまう!やばい!と、思い、やむを得なく退職をし( 以下、略 )
下ネタを諦めたショーンは、ダコダが付き合っている男が父親くらいの年齢であるとコナンくんのように突き止める。
驚くダコダ。うん、これは特殊能力すぎると思う。まぁ、でも台本に書いてあるからしょうがないや?
最初の下ネタはどこに行ったのか。ショーンは説教モードから、男がどれだけ最低かを語る自虐モード、共感モードにトランスフォームする。
ダコダがオナホ代わりに扱われていると言っていたくせに、付き合っている男が、自分の嫁や、双子の子達の写真や動画を見せてくれたという事を聞いて考えを改める。
ごめん、それを見せるという事は信頼されている証拠だよ?
と、ここから共感モードが始まって、今のまま付き合ってもいい事は無いよと、心配モードに進む。
ダコダに色々聞きすぎたので、自分の事も話すショーン。最初に結婚した嫁さんとの馴れ初めについて話すショーンは何か可愛い。
人って、何かトラブルがあった時に、怒るタイプと、笑うタイプがいるだろ?彼女は笑うタイプだったんだ。
という、台詞にはハッとさせられた。そうだよなぁ、俺が今まで出会った中で嫌いな奴って、常に怒っていたよなぁ?としみじみした。あと、劇中の好きな台詞で、
俺の最初の嫁は本当に馬鹿な奴でさー?
違うと思う。頭は良かったと思う。
と、ダコダが言うところが好きだった。嫁さんは、ショーンを喜ばせたくて、お馬鹿を演じていたのが分かるシーンだ。
実は、ダコダには遠くに住む姉しか知らない秘密を抱えていた事が分かるのだが、これが悲しい話しなんだよなー?
と、今回はここまで!後は、劇場でご確認ください!
この映画を見て感動しないと言われたら、悲しくなっちゃうかな?
優しさは最強の武器だという事が分かります。上映している劇場が少ないけれど、遠征しても見る価値はあります。
久しぶりのショーン・ペン主演作だぜ?映画ファンなら見るのが義務です!
君達、生徒たちがこの映画を見終わってからでないと、先生、授業をボイコットします!
マジでお勧めの映画です!
「機器に接続しない人なんだ」
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