ドライブ・イン・マンハッタンのレビュー・感想・評価
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地味だけど後半に味が出る
ハリウッドらしく無い、脚本が良く出来ている映画。
ダコタ・ジョンソン推しで鑑賞。
金髪でもキレイ、新たな魅力を出していた。
正直、中盤までは少し弛み気味。ショーン・ペンがお節介おじさんに見える。
運転手役がロバート・デ・ニーロならば良いのにと思いながら見てた。
しかし、後半に話が変化。
最後はショーン・ペンが似合うと感じていた。これも良い脚本の効果。
ダコタ・ジョンソンの表情の変化、良い。それがないと退屈な映画になってしまう。
推しなので贔屓目かもだけど、それを割引いても良い。心情が心に刺さる。
しかし、「愛している」は言うだろ。
ダディには言いたいこと沢山あるがここでは控えます。
大人の小洒落た会話を期待していたけど・・
ドライブ・イン・マンハッタン(映画の記憶2025/2/14)
想像してたものより、割と下衆な話ではあったが、内容としてはすばらしい作品。これは映画館で観たほうが作品として没入できる。本題はDaddioだった。もともとはドラマ映画だったみたいね。
下衆な恋愛話をうまく話に引き込んでいくストーリー。
恋愛内容はほとんどの方は共感せんだろうが、マンハッタンには彼女と同じ境遇の方が以外と存在するのだろうか?そんな話でも引き込まれるのは会話の駆け引きがうまいからだろうね。
ダコタ・ジョンソンの演技は映画寄りに自然な雰囲気あったな。タクシーの中でほぼアップみたいなものだから演技が細かくやらんと無言シーンとかで心情を伝えるのが難しかったはず。表情を細かく変えてたのはすごいと思う。
ショーン・ペンは映画映えするわ。あんな感じのドライバーはアメリカにいそう。
(個人的評価6点/10点中)
しっとりとした大人向けの作品
タクシーの車内という密室で、ドライバーと客という見ず知らずの者どうしがずっと話をしているだけの、あたかも舞台の会話劇を観ているかのような作品だ。
他の誰かに知られることがない、ある意味、心理的安全性の担保された環境で知り合いには話しづらい自分の気持ちを吐露していくのは、あたかもカウンセリングを受けているかのようだ。
連絡先が登録された極々限られた相手としかやり取りをしなくなって、話し相手の範囲がどんどん狭くなってしまっている現代だからこそ、知らない人に問わず語りのように話をすることで得られるカタルシスの大きさは計り知れないのかも知れない。
原題の Daddio は、男性に対する呼びかけの、ちょっと時代がかった表現で、現代なら dude とか guy などで表現されるだろう。でも、作品を観終わると、監督・脚本のクリスティ・ホールがなぜこのことばをあえて選んだのか分かるような気がする。また、彼女が昨年公開された『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』の脚本を担当していたことを鑑賞後に知って、なるほど、女性の痛みに寄り添える監督な訳だ、と納得した。
ちなみに、聞き手は立派なシュリンク(精神科医)である必要なんかない。さぁ、もしあなたが自分でダメダメだと思っていても、若い世代に対して(初めはきっとウザがられるだろうけど)その失敗から学んだ人生経験を活かすチャンスだよ!
それにしても、ショーン・ペン、ふけたよなぁ……。でも、いい年齢の重ね方をしているように思える。
生涯に一度限りの会話という「ありえない」体験が二人の「生き方」を変えるーー「人生」さえも
ものすごく素晴らしい作品である。
(ネタバレは敢えて避けておりますので、ご安心ください)
先ず、脚本が秀逸だ。
ワン・シチュエーションでありながら多面的に「人間」を掘り下げるので、観る者はタクシー車内という密封空間に閉じ込めれることにすら気づくことなく、作品に没入していく。
一見、タクシー運転手と客が、こんなに密接かつ親身に話すのは「ありえない」と感じるだろう。
だが、ショーン・ペンの完全に足る完璧の演技で、ごく自然に「ありえない」会話にストーリーの流れの中で違和感を覚えなくなっていく。
ショーン・ペンは凄い。 声とセリフと表情! 更にちょっとした仕草でキャラクターを「人間」として成立させる。
ダコタ・ジョンソンも、女性ならではの控えめな表情(男を警戒)や言葉遣いや表情から、巧みにショーンの会話に惹き込まれていくのを見事に表現していく。
会話ばかりで「演劇」かと見る前は先入観があったが、まさに「映画」だった。「映画」でなければ、あそこまでの繊細な表情や微かな仕草、、、などを観客に見せるのは不可能だ。
見事な「脚本」と傑出した「人間」がコラボレーションを織り成す稀有な作品だ。
恐怖でしかない
驚愕の高額チップ
表情・目の動き・会話だけで魅せる圧倒的なショーン・ペンの演技がすごい!
いやあ、凄かったです!タクシー内の2人だけの会話劇。運転手役のショーン・ペン の目と表情と台詞のみで表現する演技が本当に素晴らしい。回想シーンも挟まず会話だけで魅了します。やっぱり流石のショーン・ペン!
そしてお客役の美しいダコタ・ジョンソン。問題を抱えた女性を上手く演じてました。
2人の演技だけで魅せる(見せる)100分間。
ワンシチュエーション映画で舞台のお芝居を見ているようだと思ったら舞台監督をされてる女性監督さんでした。
ショーン・ペンはアカデミー賞主演男優賞を取った『ミルク』以来17年間いい脚本に巡り会えなくてもうこのまま辞めてもいいかなと思っていたがこの脚本に出会って久々にやる気になったそう。見事な演技を披露しています。是非とも映画館で見て欲しいです
人生経験が物語る
名言の嵐よ。
名言の嵐だった。
謎な美女&千里眼のドライバーの夜のドライブは、密室の中で話が徐々に深まって行く。一期一会、二度と会わない仲だからこそ心の中まで見せられる不思議。
世の中は全て0か1かでできている。
自分の選択に任されているのだ。
名前も年齢も秘密の、賢くて美しい彼女の言葉にも、なかなか胸が締め付けられるものが多かった。
男女に関わらず(大体年齢の問題は女子の方が割に合わない責苦を負うことが多い気もするけど。。)年齢によって立場の理解のされ方が違うというのも本当。
対して良い人なのか下品な奴なのかよくわからない彼。でも言葉に彼の背負ってきた人生が見え隠れして、見た目に反して重みがある感じ。
二人は出会ったばかりなのに、彼女は彼に見せたくない内面をズカズカ踏み込まれて辟易しつつも、心の奥底に隠そうとしていた本当の自分をなんか突かれてる感じもして、嫌悪感もあるけど気がつくとポロリと本音を漏らしてしまう。
わかる。
いる。
こういう人。笑
彼の言葉は、彼女には今この瞬間には完全には届かなかったとしても、いつかふと降りてきて納得がいく結果にもなることだろう。
なぜなら彼の言葉には彼女への優しい思いやりの愛があったもの。
ショーン・ペンの映画にハズレはないなーと思いながら観ました。
人間臭いって言葉が出てきたけど、私にとってのショーン・ペンはまさにそれだわ。
悩める女子たちにおすすめ。
ダコタ・ジョンソン
飛行機の国際線にて鑑賞
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