新幹線大爆破のレビュー・感想・評価
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時代がかわればこうも違うのか!
昔、親父に連れられて映画館でみた、高倉健主演の新幹線大爆破のリメイクだとばかり思って、懐かしがりながら寝ころがってのんきに見ていたら、新幹線大爆破のエピソード2 だった。
思わず正座してしまった。
前作は、新幹線の騒音問題が、事件の動機だったと記憶している(たぶんあってると思う)
東京オリンピックに間に合わすための突貫工事で、騒音問題に対するケアが全くできてなかった時代で、そこに一石を投じるという公の正義感が動機だったと思う。
今回の犯人の目的は、動機はなんだろうと考えていたら、随分個人的な動機で、驚いて、ひっくり返ってしまった。
なにそれ!
でも、なんとなく、納得する自分もいたりして、現代に自分も生きている、時代のなかで生きているという実感が湧いてきて、そういう時代だと納得する自分がいたりする(なんか複雑変な気持ち)
欧米ならなんの躊躇もなく、射殺で終わりだろう。
日本ならでは結末になって、よかったようで、どうなのかとも思ってしまう。
死なせてあげたほうがよかったような気がしないでもない。
いやいや、自分の毒親以外は死人がでていないから、これでよかったのだろうと思う。
事件の真相が裁判を通してあきらかになれば、世間はきっと犯人に同情して、あの1000億円は、賠償に使われることになるのかもしれないなぁと妄想に耽るのである。
余談ですが、完全にテレビの時代は終わりましたね。
また時空が歪んどる
JR東日本の懐
疾走感よし、ただし。。。
手に汗握る展開の連続!
めっちゃ面白かった!
2025年のリブート版『新幹線大爆破』は、名作の緊迫感とスリルをしっかり現代に蘇らせた傑作サスペンス。映像のクオリティ、テンポの良さ、音響演出すべてがハイレベルで、終始スクリーンに釘付けになるほど。エンタメ作品として文句なしの完成度だが、もう少しだけ物語の深みに迫ってくれたら満点だった。
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【良かった点】
1. とにかくテンポが最高!
開始早々に事件が発生し、そこからラストまで一気に突っ走る展開。中だるみが一切なく、息をのむシーンが連続。編集と演出が非常に洗練されていて、観ていて手に汗握る展開が続く。
2. 映像と音響の圧倒的クオリティ
新幹線のスピード感やトンネル内の閉塞感、追跡劇の緊張感など、映像と音響の相乗効果が素晴らしい。ドローンカットやデジタル機器を駆使した演出もスタイリッシュで、現代的なアクションサスペンスとして成立していた。
3. 捜査側・司令室側のドラマも熱い
刑事たちや鉄道会社のオペレーターの葛藤や奮闘がしっかり描かれていて、ヒューマン・ドラマとしての見応えもあり。個人だけでなく「組織で危機に立ち向かう」姿勢にリアリティがあった。
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【悪かった点】
1. 犯人の動機がやや弱く感じた
事件のスケールに対して、犯人の動機づけがやや表面的。社会に対する不満や過去のトラウマなども描かれるが、「なぜそこまで追い詰められたのか」がもう一歩掘り下げてあれば、物語にもっと重みが出たと思う。
2. 乗客側の描写が少ない
車内のパニックや人々の恐怖といった心理描写はあまり深掘りされず、物語の視点が主に外側(捜査・対策)に偏っていたのは少し惜しい。
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【まとめ】
2025年のリブート版『新幹線大爆破』は、「面白さ」でいえば間違いなくトップクラスのサスペンス映画。
映像美、スピード感、演技力の三拍子が揃い、リメイク作品としても大成功と言える。ただし、物語の深みや犯人の内面にあと一歩踏み込んでいれば、心に残る一本になったかもしれない。
それでも「とにかく面白い映画が観たい!」という人には、自信を持ってオススメできる作品。
予想外の良作で、見て良かった
予想外に良かったです。何よりも、はやぶさの走行シーンが遠景も近景も、とても綺麗でカッけいです。それだけで十分満足できます。
人物描写については、のんさん、草薙くん、齋藤くん、優乃ちゃん、犯人までの演技は上手く、納得できます。その余の周辺人物の造形や演出は今ひとつのもの、今ふたつのもの、今みっつのもの…といった感じですが、樋口監督作品は人間ドラマの描き方やストーリー展開に難があるのは周知のことです。しかしながら、本作に関しては、意外や意外、概して無難に納めていて、さほど文句を言う気にはなりません。
樋口監督がインタビューで、「嘘をつかない」「盛り上がるかもしれないけど、実際そうならないならやめましょう」と言える環境をつくっていきました。つくるうえでの不自由さも含めて、それがリアルなので、と述べていますが、それが功を奏した結果でしょうか、今回の脚本や演出は、とんでも(なくつまらない)作品になることを免れて、鑑賞に耐えるレベルに仕上がっています。
追伸 本作を見て興味をひかれ、1975年作新幹線大爆破を続けて鑑賞しました。
しかし、ファンには申し訳ないですが、全く面白くなく、見るに堪えなかったです。とりわけ警察の絡みはお粗末というほかありません。
本作は1975年作品をリスペクトしていることは分かりますが、私には換骨奪胎、別物に思われます。
思っている以上に良かった
スリリングな展開が良き
それは…無理筋では?
面白かった
文句無しに面白かったです。
高速運行で決して止めることのできない密室の新幹線。その内と外で、限られた制限時間の中で多くの関係者が奔走するハラハラドキドキの展開。見始めて、一気に時間が進みました。
印象に残ったのは、各現場で働くプロフェッショナルの人達(特にJRの運行管理システム)に対する思い入れ。リメイクならではの旧作へのリスペクト(作品内で過去の事件として重要な伏線となる。)。スピーディで緊迫感のある映像。1人1人の命を大事にする日本映画の矜持のようなもの(アメリカ映画なら早い段階で何人か犠牲になって、最後は早々と犯人を射殺していたように思う。)。政治の役割も含め、穏当だけどベタさを感じさせない結末。
主演の草なぎ剛は、台詞よりも、表情や目線、醸し出す雰囲気で魅せる演者だなと改めて思った。個人的ハイライトは、やはり犯人の首を絞めるのではなく、力いっぱい抱きしめたあのシーンかな。
他の登場人物の個々のキャラクターも立っていて、皆それぞれに良かった。(ピエール瀧は、個人的に最近観た地面師、サンクチュアリに続いて出てきたので、Netflixに本当に愛されていることがよく伝わってきた。笑)
エンタメ要素多めながら、熱い気持ちにもなり感動もする。本当に良い作品でした。
迷走
山場がはやすぎてパニクるのもはやい。キャラクタが直情的で良い人と悪い人が単純化されている。時事事案を反映させ、鉄道マニアや電車でGOファンに媚びつつJR職員おつかれ広報になっている脚本が白々しい。のんさんは緊張感を削ぐし、豊嶋花さんの役はこどもを棚に上げすぎだし、かのじょが真犯人てのも飛躍しすぎでポカン化をまぬがれなかった。密室群像の代表として政治家(尾野真千子)とインフルエンサー(要潤)が対立構図をつくり、司令室では酷薄な政府高官(田村健太郎)と正義の斎藤工が対立構図をつくるのが想定内。とりわけママ活で失脚歴がある政治家と、クラファンで金集めをするインフルエンサーは時事に寄せた安直さがあった。キャラクタの極端さが不自然で松尾諭と今野浩喜が悪役なのも気に食わない。善が美男で悪が醜男であるという設定に日本映画の古さと多様性のなさがあらわれ、やたら愁嘆にもっていって泣かそうとするところにも日本映画らしい悪癖があらわれた。誠実まっすぐな車掌高市(草なぎ剛)が逡巡する描写が続いてアクション・パニック映画のスピード感をことごとく削ぎ、感動ポルノとアクションをどっちも取ろうとしてどっちつかずになった。VFXについては何とも思わないが海外評に安物のノートパソコンでレンダリングしたみたいだ──というのがあった。
シン~は監督より脚本家庵野秀明の映画であることがわかる映画だった。総じて日本映画の脚本には実生活感と同時代性がなく、日本(実写)映画は日本のアニメ映画に比べ、映画をあまり見たことがない人向けにつくられている。という印象を再認識させる映画だった。
imdbはBullet Train Explosionという英題で6半ばだがまだ分母が少ないから分母が増えたら6.1あたりに落ち着くと思う。
リブート版って?〜ウソの普通を楽しもう
2025年、Netflix。
【監督】:樋口真嗣
【脚本】:中川和博、大庭功睦
【原案】:1975年公開『新幹線大爆破』
主な配役
【高市車掌】:草彅剛
【松本運転士】:のん
【小野寺柚月】:豊嶋花
1.リブート版ってなに?
1975年オリジナル版は、『スピード』にも応用された、速度が一定値を下回ると爆発するクライムパニックものの元祖的作品。
リブート版、という名を冠した2025年版は、1975年版の続編的要素もある。
リブートって、再起動ですよね?
なにを再起動したのかな。
ま、いいか。
2.八方塞がり状態を形づくる日本政府
偉い人たちは、あまり乗客を助ける気はなさそう。
そこで、
車掌さんや、現場に近いところで働く若手や中堅が必死で解決策を考える。
3.まとめ
あまり深く考えてはいけない。
ウソの普通を楽しみましょう。
ピエール瀧、草彅剛、のん、要潤、斎藤工、尾野真千子などの皆さんが元気に頑張っている姿を観ることができて嬉しい。
と喜ぶべき。
☆2.0
細かい「?」はあるけど面白かった!!
元祖に負けないくらい面白かった
乗客に過剰なキャラ付け必要ない
私の嫌いなパターン。物語を面白くしようと思ってやっているのだろうが、登場人物に変なキャラ付けはやめてもらいたい。粛々と犯人と対峙していけばいいだけだと思うのだけど。私だけ・・・・・?
もちろんある程度のドラマ性は必要かと思うのですが。
労働映画の感動ポイント高し
面白かった。リメイクというより続編、シン新幹線大爆破か。前の映画での事件が事実として存在している世界。今や世界で最も速いとかではない新幹線を、また、新幹線の中でゾンビが暴れ回る映画の後で爆破と言ってもインパクトは70年代より薄れてるだろうからどうかと思ったが、単純に『ダイハード』『スピード』の絶体絶命エンターテイメント×労働映画としてととても手抜かりなく作られていた。
中でもJRの全面協力を得られたのはファンプレーというか、見事にその労働者映画としての魅力が本作の感動ポイントでもあって、車掌や運転手や新幹線を動かすあらゆる労働者が危機に際して一致団結してるその様が感動であることは前作より全然上、というか前作にはない感動ポイント。
作劇的にも「爆弾が!」→「それはマジものだ!」→「なんとかするぞ!」までがえらくスピーディーで失踪する新幹線の空撮、客を乗せずに駅を突き抜ける非日常なスピード描写や接触、爆破など、日本的光景の中の非日常を徹底的に作り上げているのが快感。この辺は『シンゴジラ』の方法論なので手慣れたものだったのだろうか。うまく進化している。特に爆発危機回避作戦を示してそれを実行するあたりもおそらく『シンゴジラ』的というか、わくわくするものになっている。
そしてどう改変しているか、と思った「犯人」はなるほどそうきたか、というところでこの設定が樋口真嗣『ローレライ』を思い出し、そこに至って、樋口真嗣の集大成感をすごく感じた。そういえばキャスト陣もそんな感じあるものな、と。豊嶋花がよかった。
手に汗握る大作!劇場で観たかった
最近ハリウッドも日本も、面白い作品話題作の多くはネトフリやアマプラ。劇場の大スクリーンで没頭できる方が映画ファンとしては良いのに。
草彅剛や斎藤工の熱演が光る。JR東日本の熱い鉄道屋魂を感じて鉄っちゃんの端くれのこちらも熱くなりました。のんが運転士という設定も現代的で良かった。中央指令室のクリック一つでレールの連結切り替えが行われる技術に驚き、新幹線の運行は高い技術力と多くの人達の力によって保たれているのだということを改めて理解しました。スピード感によるスリルと、事件を取り巻く人達の描き方が上手く散りばめられていて、素晴らしいエンターテイメント作品でした。
日本の鉄道の精緻さを知ることができる
日本の鉄道の正確さは、素晴らしいと思っている。
世界には、同じようなことはできない、日本の素晴らしい発明であり、サービスだと思うほど、いつもの鉄道の裏側がわかるような映画
そして、各役者の演技も上手くて、とても良かった!
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