新幹線大爆破のレビュー・感想・評価
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新幹線を見る映画
鉄オタの息子と大興奮で見終わりました。
私は思ったよりもボリュームがありましたが、最後まで楽しめました。
ただ、新幹線が出てこなくなるとつまらなくなる。私はこれに物語を求めていないと、観ながら気づきました。
あと、なぜ、森達也さん???本当になんで?インタビューなどでは謎が解明されているのでしょうか????この人やくしゃじゃないよね?と、息子も気付きました。ピエール瀧さんのあの役にも少し違和感…
ただ、田村健太郎さん、岩谷健司さんあたりの仕事ぶりに、皆さんの他のお仕事もぜひ見てみたいので、もっと出て来て欲しい人たち!!!!と思いました。岩谷さんは岡部たかしさんがこんなに跳ねた今、次来て欲しい俳優さんだと改めて。
田村健太郎さんは恥ずかしながら存じ上げなかったのですが、ものすごい色気で素晴らしかった。素晴らしかったです!!!斎藤工さんに色気負けてなかった。すごい。ぜひ、作品追いたいと思います!!!
もう全然映画の感想じゃないのは、この映画には特に内容が無いということであります。ただJR東日本の心意気と新幹線e5系を楽しむには最高の2時間となると思います。
令和ならではを楽しむ
ヘタクソな脚本と演出に失笑…
いやあ近年稀に見るしょうもない映画だったな。のんのクローズアップしかほぼ見るところのない作品。実際にはそんなわけはなく俳優陣もカメラも不足はないのに、それをアホな脚本とへたっぴな演出がことごとく潰している。
映画はMVじゃないから、いくらカネをかけてカッコいいショットを撮ろうがドラマ部分を精密に撮れなければどこにも行けないんだよね。そのことを再確認させてくれる作品でもあり、この監督はモンスターとか特撮が出てこないとこんなにも無力なのかということを世界に知らしめた作品でもあった。『新感染 ファイナル・エクスプレス』を撮った韓国のスタッフなんか、これを見てハナで笑っているのでは?
そしてこれはNetflixの眼力のなさもあらわにした映画。Netflixって、マーケットで高い値段のついてる画家の作品ばっか脈絡なく並べた、成金の別荘のコレクションを見せられてるような気になる。そういうとNetflixの人は怒るんだけどさ、実際そうとしか言いようがないよね?自分たちで価値を作れないもんな? 監督も監督だけど、Netflixももっと地道に映画づくりを勉強しなさいよね、ってことですな。
オリジナル作品に謝罪してほしい
配信の特権としてイッキ見ではなく2日間に分けて鑑賞した。とにかく前篇(おおよそ救援列車のくだりあたり)を見た翌日は早く後半を見たいと本当に仕事も手につかなかった。
結果:ひどくがっかりした。
役者さんたちはみんな頑張った。胸糞悪い役回りもあったのだが、それでもみな評価したい。◎は草薙くんとのん。△は今野くんと要くん。×は子役以外にいなかったんじゃないかな。
問題は脚本と演出にある。何故日本人の映画監督には特撮は並外れて撮れるかわりに人間ドラマは疎かにする連中が多いのだろうという結論だ。樋口しかり庵野某しかり山崎某しかり…。
中盤の「最初の犠牲者」が出るシーンなどは肉親〇しではないか。多くの乗客を危険に晒し、新幹線も結局爆破したわけであるから、あの犯人への刑罰は極刑しかありえないだろう。そこに気がつくともはや娯楽作品として見られない。
オリジナル作品はどうだったか?結局ひかり号は爆発したのか? 罪もない乗客に〇者が出たのか? 最終的には犯人側の人間しか〇んでいないのではないか。そこにオリジナル作品の矜持を感じ、今作の安っぽく浅ましいストーリー展開が哀れに思えてきた。
胸が高鳴るのは業界内チラ見せのシーンと、絶対に撮影を協力しないJR東海との軋轢がうかがえるシーンくらい。現実にはあり得ない「線路つなげるぞ」もオチを知れば乾いた笑いしか浮かばない。
一体何を見せたかったのか本当にわからない。せっかくのスコープ画角ではあったが、劇場公開はしないで正解だった。オリジナル作品を撮った面々一人一人に謝れと言いたい。「オレたちはコンピューターでこんな場面も作れるのですよ。すごいでしょ」と言わんばかりの、過去のスタッフの流した汗と労苦を嘲笑するような作品なら、リメイクもリブートもしないでほしい。
「シン・新幹線大爆破」
昭和があっての作品
配信なので、何度も見る機会があり
結局、5回くらい視聴しました。
何度見返しても
初見でみる人に伝えることは「高倉健版をまず、見よう」です。
技術力もあがり、コンプライアンスもあがり
世界が簡単につながる今、現代を舞台にしたリアルのこんなに手に汗握る作品は久しぶりです。
アニメでもないのも本当にすごい!!
でもこの作品は、昭和版と令和版の両方を
行ったり来たりするからこそ
面白さが滲み出てくるのですよ……。
女医の秋山とか、みたいじゃん。
新幹線といえば、東海道じゃん。
1番すごいのは、運転士ののんちゃんの最後の最後のお願いかな。
草彅くんの演技って、棒っぽいんだけどめっちゃいいんだよね。
あれなんだろね。すごくいいよ。
う〜ん、新幹線の迫力ある映像以外見所なし。
新幹線好きはどう見るのか
A295 まさかのゾクっ へん
2025年配信
乗客が脱出するサマは樋口真嗣らしく緻密。
ヤシオリ作戦を彷彿させ
シンゴジ終盤ほどCGにも粗さがなく
先頭車両のない新幹線が走行って見た目に面白く
なかなか理にかなった方法。
あーそれと109案件として世界観を繋いだのは
素晴らしいと思う。
ま、50年前の出来事なので世代を超えないと
作れないわけで、当時の方たちは回想で登場するのも
よかった。
解決方法も東北新幹線ならではの地理的条件がマッチし
違和感はない。
ただこれだけの大事を起こすには
少々犯人の動機が弱い。
さらに犯人だけで当日この状況を作れるのか疑問。
ツヨポンは樋口版日本沈没でもそうだったが
ヒーローと見るにはこちらが辛い。
あわせて乗客が変に正義の味方づらしたり
必要以上に車掌に喰ってかかるのは
あまり気持ちのよいものではないですね。
でも新幹線といえば東海道新幹線でしょうし
ロケの制約とか前作の因縁とか乗り越えてほしかったね。
のんちゃん、可愛らしい運転手素敵です。
60点
配信 Netflix
良くも悪くも樋口真嗣
新幹線車内で観たら最高でした
よかったです!が…
これは、日本映画がまだ本気を出せるという証明だ。
これは、日本映画がまだ本気を出せるという証明だ。
そして、前作を観ていなくても、心を掴んで離さない作品だった。
1975年の傑作『新幹線大爆破』から50年。
その名を継ぎつつ、単なるリメイクにとどまらず、
今この時代だからこそ描ける“新しい物語”がここにあった。
爆弾が仕掛けられた新幹線。
絶望的な状況下でも、草彅剛演じる車掌が静かに放った
「皆様は、私たちのお客様です」
という一言。
落ち着かせようとするその姿に、車掌という職業の誇りと誠実さがにじんでいた。
のん演じる運転士も素晴らしい。
緊張の極限状態の中、「アップルパイ食べたい」とふと漏らす言葉に、
張りつめた空気がほぐれ、“人間らしさ”と“現場で戦う人のリアル”が滲み出ていた。
物語の核を握るのは、爆弾を仕掛けた女子高生・柚月。
「そう言ってないとやってられないんじゃないんですか?」という彼女の一言には、
痛みの中でしか自分を肯定できない、揺らぐ心の弱さがにじんでいた。
そして忘れてはならないのが、
ピエール瀧が演じた爆弾作成者・古賀。
彼は、1975年に“ひかり109号”への爆破テロを起こした古賀勝の息子という設定で登場する。
かつて父が果たせなかった復讐と理念を、今度は少女の手を使って遂げようとする第二世代のテロリスト。
爆弾は彼が製造し、実行は柚月に託す――
自らの手を汚さず、他人の怒りを利用して目的を果たそうとするその姿は、あまりに冷酷で恐ろしい。
激情を抑え、淡々と語る口調の中に宿るのは、
確信に満ちた冷酷さと、歪んだ正義への執着。
柚月に「自分と同じだ」と語りかけるその言葉は、
共感ではなく、自分の正義を正当化するための独善にすぎなかった。
ピエール瀧の演技は、ただ“怖い”だけではない。
過去の亡霊のようにじわじわと近づいてくる、重たく静かな恐怖を刻みつけていた。
登場人物すべてが「どちらか一方に寄りすぎない」バランスで描かれている。
善悪ではなく、“その時その人に何ができたのか”というリアリズムで構成されているのが素晴らしい。
YouTuber、無職、政治家、JR職員、乗客――
それぞれの立場の人間たちが、“自分にできること”を模索し、やがて動き出す。
その姿が、今の社会に必要な“人としての責任”を描いていた。
前作を観ていなくても安心して楽しめるのは、
劇中で自然に挿入される旧事件(109号事案)の映像や台詞があるから。
過去を知る人にも、知らない人にも優しい構成で、
「ただのリブート」ではなく、きちんと“続編”として成立している誠実な脚本だった。
そしてやっぱり、JR職員たちがヒーローに見えた。
爆弾を恐れながらも、乗客を守るために立ち向かう姿は、
どんな映画のスーパーヒーローよりも現実的で、強くて、美しかった。
彼らの行動は、政府や官僚たちも動かしていく。
現場の力、プロフェッショナルの力が世界を動かすという描写に、胸が熱くなった。
監督・樋口真嗣。
“現場”と“誇り”を描かせたら、今の日本映画界で彼の右に出る者はいない。
シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバースで磨かれた視点と演出が、
この映画で極限まで生きていた。
誰かが本気で作った映画を、
私たちが本気で観る――
その瞬間こそが、邦画の底力。
これは骨のある邦画だった。
そして、私が久しぶりに見入った、間違いなく“観るべき一本”だった。
救出作戦
粗もあるがエンターテイメントとして秀逸
すべてが紙1枚の薄さ
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