「ピエール瀧の無駄遣い」新幹線大爆破 MSUMOさんの映画レビュー(感想・評価)
ピエール瀧の無駄遣い
「リブート」と言ってるんだからオリジナルと比べちゃダメなんだろうけど、純粋に映像作品として気になる点多数。ま、サブスクじゃなかったらかなり怒りの作品だな。
①役者が下手 草彅は無表情ぶりはもののによっては良いが、余りに感情のないロボットのよう。演技が紋切り型でつまらん。斎藤工もまんまシン・ウルトラマンで感情なし。紋切り型。このふたりが組織のアンドロイドのようでまるで中国人かよ?と。まばたきもなし。
②脚本が最悪 卒業制作並みなので一体誰がやってるのか色々調べちゃいました。事故イベントや撮影、特撮は素晴らしいがプロットと筋立てが学芸会。うすっぺらー!
というか所詮はマンガ、アニメの悪いところが出てる。なんだ?あの犯人の動機と立ち居振る舞いは?マンガの読みすぎだよ。出る人間にリアリティがまったくない。もっと過去の映画見て勉強しろ。
③汗が足りない パニック作品で人間が主人公、決死の判断のときはどうなるか?冷静なわけがない。吹き出す汗と身体の震えは当たり前。ここでも人間がまったく描けないオコチャマアニメノリの悪いところが出た。まぁウルトラマンなら身体もふるえんだろう。
総評価 前半の運行パニックのところは面白いしよく出来ている。楽しめます。しかし肝心の犯人像が、んなアホな?で実は子供がいて復讐とかマンガ並みの発想。心底いただけない。山本圭が泣いてるぜ。まだ沖田こと健さんの息子が、ピエールだったとしたほうがいいし、ピエール瀧を犯人の中心にしないとダメや。
最後のスタッフロールで知り合いが重要なとこに関与してたので文句は言いたくないが、このレベルが今のベスト日本映画界ってのは勘弁。
庵野くさくてちょっとねぇ。なんだかマンガ屋、特撮屋のオタクの席巻がけっか悲惨なことになってるな。