「【ネタバレ】+【推測】犯行の手口」新幹線大爆破 voronoiさんの映画レビュー(感想・評価)
【ネタバレ】+【推測】犯行の手口
前半はパーフェクトと言っていい、原作を超えている
新幹線とJR東日本関係者の絡みが素晴らしい
一方、後半の犯人がわかってからは、他の方々も言っているように犯行の手口や動機の設定が雑?とも思える
そこで、犯行の手口を勝手に推測してみました
以下ネタバレです
1. ずっと気になっていた映画冒頭
高市(草彅剛)修学旅行生に説明直後、「カーン、カーン」という金属音がする
これを爆弾が車体に固定された時の音だと思いました
しかし、犯人は映像に写っていて車体下部にはいません
そこで、爆弾の車体固定は2段階なのでは?と考えました
新幹線が高速走行しても外れない強力な磁石固定方式だと、爆弾を青森まで持っていく途中で、そばの金属にくっついて外れなくなり大変です
装着前は爆弾内部に強力な磁石は隠れていて、表面にはそれほど強力でない(ただし一応車体にはくっつく)磁石があり、遠隔操作で内部の強力磁石が表面に出てきて完全固定します
この遠隔操作で完全固定した際の音が「カーン、カーン」だと思うわけです
犯人は高市の学生への情緒的な説明に(次に示す犯行動機から)イラッとして、説明が終わると同時にスマホで遠隔操作し、爆弾の完全固定を行った!
2. 犯行動機
これは他の多くの方が言われているように、犯人の「オスなら良かった」の発言から、
犯人は性的暴行を父親から受けていたのではと映画をみている際にすぐに思いました
ただ、他の方が指摘されているように父親というより祖父と思える年齢差が問題です
ここで、実の親ではなく養父だと推測しました
その理由の一つは原作の高倉健主役「新幹線大爆破」では、犯人の高倉健が仲間を養子にする?シーンがあります
また、今回の映画での犯人の父親は「国家からヒーローとして祭り上げられた」人物です
養父としての『審査がほぼない手続き』で犯人を養女にできたとおもいます
犯人が「国家や国民全体への敵意」を持つ動機は、養父は「ほぼ審査されず」自分が養子になった、だと思うのです
3.映画の主張点
「たった1人のヒーローを作って祭り上げるな」だと思います
今回の「新幹線大爆破」は群像劇です
たった1人が超人的に頑張ったから解決したではありません
とまあ書きましたが、自分自身のもやもやを勝手な推測で補完して、いい映画だったと思いたいだけです
現実は『映画関係者はそこまで考えてないと思うよ』でしょう
あくまでもエンターテイメント映画なので