「ムム」新幹線大爆破 またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
ムム
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本作を先に見て、旧作への言及があったため続けて旧作を鑑賞。結果全く異なる種類の映画でした。
本作については、役者や撮影、特撮に実物の駅や施設など、十分な予算が結実していることを確認できた。しかしストーリー主義のおいらにすれば、お金をかけずに解決できたはずの脚本の穴が気になり、草彅剛、のん、斎藤工らの熱演や絵作りの努力がもったいないと感じた結論。
メインストーリーは時間サスペンスを主体にしていたが、主に動機や手段などの犯行面が弱いのと、後半少人数になってからの展開が残念だった。親父は概ね70歳で子供は高校生?なんにせよ私怨の復讐に列車テロは釣り合わない。残されたものたちを救うためにもう一回並走させられない理由や、出血多量の重傷患者をほぼ放置している理由はなんらかを劇中で言及すべきだったと思う。
いずれにしても、本の段階で埋められた穴だと思われ、Netflixなればこそ埋める期待を持ってしまった。
あと前半、当方は先にこれを見たから普通にドキドキしていたが、1975年の事件があった世界線なら故障している先行車輌を反対車線でかわすとかは新発想じゃなかったのね。
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