「緊迫感と意外性を兼ね備えた傑作リブート」新幹線大爆破 LittleTitanさんの映画レビュー(感想・評価)
緊迫感と意外性を兼ね備えた傑作リブート
リブート?続編?リメイク? 立ち位置こそ微妙な作品ですが、前作と繋がりを巧く絡めながら、パニック映画の緊迫感とサスペンス映画の意外性を兼ね備えた快作でした。
1975年の高倉健・主演作は、幼少の頃TVで観た記憶が朧気に残る程度。2025年版のリブートにも然程熱量はなく、序盤もよくあるパニックムービーと油断してました。しかし中盤で、犯人の目的や動きが明確になってから、緊迫感が加速。丁度、前作ほどは犯人に焦点が当たらなぁと思っていたタイミングで、演出家に心を読まれたかと思いました。中盤以降、希望と絶望を行ったり来たりする揺さぶりは見事。前作を覚えてなくても、強い因縁を感じさせる設定も秀逸。大スクリーンならより迫力があったかもですが、お家でネトフリ視聴できちゃうなんてメチャお得。
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