「作り手側に愛はあるんか?」マッド・マウス ミッキーとミニー 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
作り手側に愛はあるんか?
100エーカーの森の友達が殺戮ホラー化してしまったが、遂にこのスーパースターキャラに手を出してしまった…!
♪︎ぼくらのクラブのリーダーは~ ミッキーマウス ミッキーマウス ミッキーミッキーマウス!
でも、ちょっと事情が違くて…
ミッキーマウスというキャラをじゃなく、著作権が切れたミッキーのデビュー作『蒸気船ウィリー』をホラー化。
だからそれを題材に、とある蒸気船に乗り合わせた人々がパワハラ船長を殺した殺人ネズミの餌食になる…みたいな話かと思ったら、
ミッキーや『蒸気船ウィリー』がフツーに認知されていて、展示されているミッキーのマスクが謎に囁き、マスクを被った事から…みたいな。(←これで合ってるよね? ボケ~ッと見てたから実はほとんど話を把握してないの)
って言うか、それってもはやミッキーじゃないじゃん。
見せ場はグロい殺戮シーンのみ。
『スクリーム』みたいな映画うんちくやOPの“アノ会社”へ釈明するSW風やラストシーンの『ダークナイト』のジョーカーのパロディーはほんのちょっとだけ面白かったけど、
話はつまんねー! いやそもそも、話なんて無いか。
まさか“あくまのくまさん”を下回ってくるとは…。
プーさんもだけど、誰も殺人ミッキーなんて見たくない。
日本で言ったら、ドラえもん。大人になったのび太に用済みにされたドラえもんが暴走。ひみつ殺人道具を使って…なんてプロット見ながら思い付いちゃったけど、そんなの見たい…?
この後、『バンビ』や『ピノキオ』のホラー化も目論み、行く行くはアベンジャーズするとか言ってるけど…
作り手側はディズニーやオリジナルに愛はあるんか?
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