ノーベンバー フランス警察最悪の5日間のレビュー・感想・評価
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日本は地下鉄サリン事件の映画を作らないのでしょうか?
2015年に発生した「パリ同時多発テロ事件」を、捜査員達の視点で描いた物語。
死者130名、負傷者300名以上を出したテロ事件。テロ組織は新たなテロ事件を企てていたことも含めて歴史に残るテロ事件だと思います。
日本とヨーロッパとの距離感もあるのでしょうが、日本ではあまり話題にならない事件で、私もあまり記憶していない事件でした。
映画は、捜査本部の主要メンバーの視点のみを映し、テンポを落とすことなく進みます。知人や家族の安否、政府からのプレッシャー、内部の軋轢、証人への共感・・・そして再テロの恐怖。リアルな緊迫感を保ちつつクライマックスに進みます。
クライマックスの迫力も十分あり、映画としても、事件の知識を得るための教材としても、高いレベルの映画だと思います。
私的評価は4。全容を知っている方が、やはり楽しめた作品だったと思います。また、主要メンバーはもう少し掘り下げた方が、キャラへの共感が出来たように感じます。プロローグ的に事件前の私生活を少し映すとか・・・そんなシーンを付け足せば映画の完成度は高まったかもしれません。
私的評価は4にしました。
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