顔だけじゃ好きになりませんのレビュー・感想・評価
全6件を表示
需要、高っ!
このヒロインは好きだ。
怒涛のドUP攻勢に潔ささえ感じてしまう。
彼のファンには需要が高いのだろうなぁー。ネタがSNS関連の話だし、主観でも見れるとの狙いもあるのかもしれない。そして、その画面を一時停止して眺めるであろうファンの心情をヒロインが声高に叫んでくれる。
テーマとしてはそれなりに興味深い。
ルッキズムの弊害とでも言うのだろうか。超絶美形の外見が故に内面を見てももらえず、その外見とそぐわない内面を持つ主人公。
勝手に落胆される環境が続き、外見へのコンプレックスに不登校にまでなってしまう。
劇中で、彼が変装して顔を隠して登場するカットがある。その仕草というか、佇まいは外見からの影響を受けない状態で…なんだかいい奴なんだろうなと思えてしまう。
人は見た目が100%っいう作品があったけど、外見による補正に俺自身、驚いたシーンだった。
あの顔で言われるから受け入れ難い台詞も、ピントが合わない眼鏡なんかかけて見ると共感も同情もしてやれるんだろうなぁと思う。
そんなキャラを創り上げた宮世氏は天晴れだった。
ただ…
元が少女漫画で、しかも結構甘々な部類の話なので、繰り広げられるシチュエーションに、口元がひくつく。甘すぎて素直に堪能できない感じだ。
球速300キロくらいのド真ん中ド直球が、連チャンで投げられる。捕手として受け止める俺は、その度に10メートル程吹っ飛ばされる感じだ。
落とし所は悪くはないんだけど…ヒロインの前で跪いた時はミットが破れるくらいだった。
多少、強引な設定や展開はあるものの、嫌悪感までは抱かないと思う。
まぁ、とにかく劇場よりは円盤の方が売れるんだろうなぁと思わんでもなく…ドUP攻勢に舵をきった決め打ちとでも言うのだろうか。需要を最大限に意識し活用した作品に思う。
宮世琉弥クンを愛でる作品だが、原作が少女漫画なので、物語はヒロイン·才南(久間田琳加さん)が中心になって展開する。友達の妄想女子·柚里(米倉れいあさん)も笑える。
初対面のときに才南が奏人を分析して、「あーして、こーして、こじれちゃってて、あーなってて、こーなってるのね。うん分かった」とか言って、こじらせ男子カナトを把握し理解する。
ホントはもっと具体的に言ってたけど覚えてない (^^)。
ヒロインの才南が、 ”推し” で、 ”こじらせ男子” の奏人のため、フォロワー 10万目指して奮闘するコメディ部分が面白い。
才南の友達の柚里も、とぼけた感じで面白かった。
フォロワー数10万クリアーを達成したら、あとは両思いのハッピーエンドに向かって収束していくだけだ。
終盤のこのラブPARTはつまらまくて寝てしまった。
とにかく宮世琉弥くんのドアップが、盛りだくさんで、宮世琉弥くんを見に行った人は眼福を得たであろう。良きかな、良きかな♪ヽ(´▽`)/
2025(令7)/3/8 ㈯ A
妄想と現実の狭間。
イケメン好きなオタク女子で先輩の宇郷奏人が推しの知見才南と、学校1のイケメンでホントに存在してる?と噂される宇郷奏人の話。
退学寸前の奏人は学校から学校公式SNSアカのフォロワー数を現在150~10万人まで増やし新入生を…。知らぬまにやり取りしてた推しでもある奏人に頼まれフォロワー数を増やそうと公式アカ運営を任されることになる才南だが奏人と一緒にいることで違った感情が目覚める。
とりあえず本作映像流れる前に音先で流れるオペラ“Nessun dorma”でテンション上がる、別作品でこの曲を知り唯一好きで聴くオペラ。
本作の感想は原作はあるみたいだけど宮世琉弥好きのファンムービーに見えたかな、…カメラワーク、彼のアップ、観てる女子をドキッとさせようとする演出描写みたいなシーンが、男の私からするとヒロインの顔、キャラが可愛くて萌える(笑)
前髪で顔を隠す土井垣君が隠れイケメンなのは察しはついたけれど、イケメンは奏人、…性格イケメンは土井垣君よね!気兼ねなく観れて面白かった。
充電方法は人それぞれだけど、笑顔とぬくもりは鉄板なんだと思う
2025.3.8 イオンシネマ京都桂川
2025年の日本映画(104分、G)
原作は安斎かりんの同名漫画(白泉社)
イケメンのSNSの中の人になってしまう女子高生を描いた恋愛映画
監督は耶雲哉治
脚本は三浦希紗
物語の舞台は、私立美乃和総合高等学校
イケメン好きの才南(久間田琳加)は、学校の公式アカウントの背景に映っていた奏人(宮世琉弥)を見つけて、独自で「本人不在のインフルエンサー」なるものを作っていた
さらに、公式に激励のDMを送ってしまうのだが、それによって、「接点」ができてしまった
それは、この公式アカウントは奏人が退学を免れるために運用されていたもので、10万人のフォロワーを獲得して学校の宣伝をすれば、これまでの欠席などが帳消しになるというものだった
奏人はDMを送ってくれた相手を探し出す
それが才南だったのだが、彼女を選んだ理由があって、それが後半でわかるようになっていた
映画は、この二人の関係に割って入るクラスメイト土井垣(中島颯太)を描き、さらに才南の親友・柚里(米倉れいあ)が登場してややこしくなってくる様子が描かれていく
いわゆる三角関係になっていくのだが、それを楽しむのが柚里の立ち位置だった
彼女は奏人との秘密の関係を追いかけることが趣味にもなっていて、双方が好き同士であることも感じている
さらに、そこに土井垣を焚き付けるという悪戯をしていて、一番強かな人間だったと言える
自身の恋愛にはさほど興味がなく、その色恋沙汰を活力にしている節があって、本作では、「自分を充電してくれるもの」というものを巧妙に描いていた
それが一致すれば恋愛へと発展するのだが、そう簡単にいかないところに面白みがある
好きな人の笑顔(土井垣)だったり、燃えるシチュ(柚里)だったり、顔面(才南)だったり、ぬくもり(奏人)だったり
それぞれが生きる活力を追い求めていて、それが重ならないのがイマドキなのかも知れない
一昔前ならばもっと即物的だったものも、今では細分化されていて、もっと複雑化している
容認欲求も進化あるいは鈍化しているところがあって、今の時代に生きる若者は大変だなあと思った
いずれにせよ、癒しの空間に放り込まれる感じなのだが、ある意味で「スクリーンに癒しを求めているファン」に向けてのアンチテーゼのようにも思えてくる
自分が見たいものと見せたいものには差異があって、その特別感というものが何でもアップロードの時代においてとても困難なことになっている
自分や相手が上げなくても誰かに上げられるかも知れず、プライベートがあるのかないのかすらもわからない
そんな時代だからこそ、誰にも知られずにいられる時間というものは貴重で、残らないからこそ価値があるものは多い
そう言ったものに対する価値観が重なる時、お互いの恋愛観というものも重ねっていくのかな、と感じた
【少女コミック実写化映画としては、不思議なテイストの作品。新体感型ハイスピードラブコメディって何だ!と思ったら、監督が耶雲監督かあ!成程なあ、映像作家だもんなあ。】
<Caution!内容に触れています。>
ー 漫画を読んでいる方にとっては、フツーだったのかもしれないが、私は色々と新鮮であった作品。
少女コミック実写化映画あるあるの、授業シーン一切なし、両親登場一切なしは潔いまでに貫かれている。
が、学校一顔が良いカナト先輩(宮世琉弥)と、サナ(久間田淋加)の関係性が、とっても不思議。サナがカナト先輩を好きなのは一目瞭然であるが、カナト先輩がサナに惹かれて行く様が、何だか抑制されたトーンで描かれており、不思議なのである。
又、サナのクラスメイト、ドイガキ(中島颯太)が、サナの事を想い、カナト先輩に対抗するも、何故か途中でフェイドアウトしてしまうのである。
ウーム。と思ったら、監督が耶雲監督かあ!成程なあ、そういうことか!
(この監督の、「百瀬、こっちを向いて。」は好きだったなあ。この映画の主演の早見あかりさんの美しい横顔が、ばばーんと映ったフライヤーやポスターが、アッと言う間に無くなった事は有名である。耶雲監督って、映像作家の側面が強いんだよねえ。)
じゃーね。-
原作ファンでも楽しめましたー!!
漫画原作大ファンです!!!!
初日舞台挨拶&映画鑑賞してきました〜!!
まず知見ちゃん!!!漫画と実写まんますぎる!!!!
もちろん想像してた声はもう少し低めだしもっとヲタク顔なんだけどなんかすごいリスペクト伝わってきて見てるこっちもちゃんと悲しんでちゃんときゅんした笑
親友ちゃんも笑笑笑めっちゃまんま笑1番想像に近いかも笑
奏音先輩と土井垣くんはやっぱり漫画の見過ぎなんだけど顔面が違う(泣)(泣)そして土井垣シーンもっとほしいよぉぉぉ……そりゃ詰め込むとそうなるんだけど土井垣シーンほしさが出ちゃった笑
でもお二方とも芝居でカバーしてて、奏音先輩もっと嫉妬顔くれー!!!ってなった笑
あとは、映画のシーンで「愛の不手際」はさすがに大爆笑しちゃった笑笑笑
愛の不時着の名前パクリじゃねーか!!って笑
土井垣くんの最初のシーンもやっぱり現実に目見えない人いないってのもあってちょっとくすっとしてしまった笑
でもラブコメだから全部面白いってことで笑笑
でも見てる最中隣の人が携帯マナーモードにせず通知ばんばんきてるし途中電話かかってくるわで正直途中途中集中切れてしまった……そりゃ舞台挨拶付きだから満席だし、普段映画観るとき一番うしろの隣に人いない席選んでるからいつもより見入る度は変わってしまうんだけどね。。
でも舞台挨拶みて、土井垣くん演じた俳優さんが結構面白い人で現場でもムードメーカーだったのかなってくらい1人ずっと喋ってたから、なんか面白かった笑
舞台挨拶みれる貴重な機会でほんと楽しめた^^
星4になったのは、見てて少し疲れてきてしまった。
んー、知見ちゃんがもう少しやっぱり声落としてほしかったなーー。キンキンしたというか、私が聴覚過敏なのもあって高い声に拒否反応示してしまうんです、、、
多分普通に原作ファンでも楽しめると思う作品!!!
もちろん、凝縮されてるから深夜あたりでドラマにしてほしいくらいだけど笑
全6件を表示