劇場公開日 2025年1月31日

映画を愛する君へのレビュー・感想・評価

全28件中、21~28件目を表示

3.5次はどんな映画と出会うだろう

2025年2月1日
iPhoneアプリから投稿

ドラマとインタビューが半々で、どちらもメッセージ性が強い。作中で語られる映画論はフランス映画よろしく簡単には理解できないが、大学での講義の話は腑に落ちる。
過去の名作に触れて新作を楽しみにする、そんな映画を愛する者でありたい。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ななな

3.5ドラマとドキュメンタリーを融合させた詩的な自叙伝

2025年1月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

難しい

映画に関した小品や名画の断片がずらりと並べられて、一つの作品になっていました。ドラマもドキュメンタリーもかなり興味深い内容だったし、ドラマに至ってはかなりユーモアも含まれていたので、小難しい哲学的なところが多分にあったものの、終わりまでしっかりと堪能できました。とはいえ、短い作品ながら少々長い印象でしたが・・・思わず、仏の哲学者ドゥルーズとロラン・バルトの映画評論を読んだときは全く理解できなかったなぁ、と個人的で余計な記憶が蘇りました。
この作品を見て、長大な映画「ショア」になかなか手を出す勇気がなかったけれど、しっかりと対峙してみようかと思ったりしました。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
SH

5.0文句なし!より映画・洋画を観ていきたいと決意した作品

2025年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

文句なし❗️素晴らしかった。
監督の自伝的映画だが、ドラマとドキュメントの融合作品。
むしろ自分は今までいろんな映画を観てきたが、これで良かったのか見つめ直す事ができた作品でもある。
自分の映画ライフと比較しながら観るとこの作品の価値が更に増す。
早くも年間ベスト級の作品登場。
リピートも確定。もう一度観たい。
おすすめします。自分の映画ライフを振り返る意味でも。
この作品に出会えて良かった。
映画が好きで良かった。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ナベウーロンティー

3.5面白い作り

2025年1月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

寝られる

フィクションとドキュメンタリーが合わさった構成で初めは戸惑ったが監督自身がインタビューするシーンがよかった。特にランズマン監督による映画「ショアー」について記事を書いた女性へのインタビュー。「ショアー」は、ホロコーストから生還した被害者、関わった加害者を訪ねて粘り強く証言を聞き映す映画。上映時間は9時間以上だが、一日か二日間か忘れたが大学で仲間と見た。長さは気にならなかった。当時「ショアー」で最も印象的だったのはトレブリンカ強制収容所へ続く真っ直ぐの鉄道線路の映像だ。「ショアー」では全部、現在形で語られる、という指摘を聞くことができただけでこの映画を見た価値があった。ランズマン監督が亡くなったこともこの映画で知った。

実際の映画からのシーンが沢山挟まれていて、冒頭でいきなり来たのが「エイジ・オブ・イノセンス」!ダニエル・デイ=ルイスをスクリーンで見ることができたのは望外の喜びだった。

コメントする 3件)
共感した! 4件)
talisman

5.0映画とリアリズム(超私的)

2025年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

2024年。アルノー・デプレシャン監督。幼いころに映画に魅了され、次第に映画漬けとなっていき、青年期に映画監督になろうと決意するまでの自伝的と思われる過程を、それぞれの時代の映画作品とともに描く。同時に、リアリズムをめぐる映画史的な議論を追いかけて、リュミエール兄弟からアンドレ・バザン、トリュフォー、ランズマンを取り上げて考察する。
個人的に偏愛する作品の魅力を詳細に解説し、その意義を裏付けてくれる理論(リアリズム)を追いかけて自分なりに解釈し、その道筋をフィクションとインタビューを交えて作品化するなどということは、多くの映画ファンが夢見ながらも現実には決してできないことであり、それをやっているのは映画好きとしてはうらやましい限り。ずるい。
もちろん、ここに挙がってないすばらしい作品は無数にあるし(「エイジ・オブ・イノセンス」への評価が高すぎないかとか日本映画は黒澤明「乱」のみでいいのかとか言いたいことはたくさんある)、リアリズムだけが映画理論ではないし、フィクション化するには無数の方法があるから、ダメだしすれば切りがない。しかし一つの作品として結実してしまうのはやはり「うらやましい」が先に立つ。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
文字読み

3.0名曲Ruby's Armsで締められたら…

2025年1月31日
PCから投稿

タイトル通り、映画監督のアルノー・デプルシャンの映画へ愛を沢山込めたエッセイのような作品。
映画の始まりの解説から始まり、映画に魅せられた少年が映画監督を目指すまでを、数々の名画の1シーンと共に切り取った、ちょっと変わった作品。
数々の作品が登場し、知っている作品が出てくると、思わずニヤリとしてしまう。

~映画を好きな人の数だけ、それぞれに思い出深い作品がある~

ラスト、郷愁と憧憬が入り混じった名曲トム・ウェイツの「Ruby's Arms」で締められていて、先人たちに対する感謝と憧れ、そして、これから現れるであろうまだ見ぬ映像への想いがずしっときた。
トム・ウェイツの曲で締めるなんて気が利きすぎてる。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
kinako-cat

3.5映画を愛するようになった頃を懐かしく思い出す

2025年1月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

映画は子供の頃は親に連れて行ってもらい、
小学生高学年くらいになると夜中にやってる名画を録画して見たり
少ないお小遣いで映画館に見に行ったりした。
誰もがいろんな映画に出会い映画を好きになった頃を懐かしく思い出せる映画。
引用してる映画は公式サイトやチラシに書いてあると思うけど全部見てなくても大丈夫。

シネヌーヴォの外観(行ったことない)とエスパスイマージュ(日仏)がチラッと映った
日仏先行上映で見ていたので、嬉しかった
あの後ろ姿は安美さんかな?

コメントする (0件)
共感した! 3件)
m m

3.5誰もが共感できる作品

Kさん
2025年1月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

マチュー・アマルリックさんの
ナレーションで映画の誕生を辿る。

アートから始まるのが
すごく良かったです。

50本以上の名作が登場し、
作品の引用〜繋げ方まで
見せ方がとにかく面白くて
終始、楽しい時間でした。

主人公ポール役に4人の俳優を
起用したところが開放的。

映画館で観る魅力を伝えている
授業のシーンは特にお気に入り。

鑑賞後は映画愛がより一層強くなりました。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
K