「タイトルなし」ユニバーサル・ランゲージ woodstockさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし
映画 "ユニバーサル・ランゲージ" 鑑賞。
カナダのウィニペグの街の人々、ただし架空の街で、公用語がペルシャ語とフランス語だと。
現実世界では、とりあえず英語ができれば、ある程度どうにかなる、ユニバーサルな共通認識がありますね。
その英語の部分をペルシャ語に置き換えたような設定。
ペルシャというだけあって、イラン的な要素も強く。
絨毯とか、男性のヒゲとか、習い事がサントゥールとか、etc.
イラン的な、詩的かつ歴史的なもの、
カナダ的な、極寒でインダストリアルなところ、
人々は誰もが温和で、まっすぐ親切なのに、クセが強く。
現実味があるのかないのか、理解しきれぬまま。
なんとも不思議なのに、ほっこりする物語でした。
全力で親切、見返りも求めない、目の前の客人,友人をもてなすことしか考えない、
かつて出掛けたテヘランの街の人々、よき思い出が浮かんできます。
カナダは未踏でわからないままですが。
購入したパンフ冊子によると、カナダ人監督、イラン映画への憧れが相当強そうな。
納得しました。
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